繊細なきらめき…薩摩切子の工房で、オンリー1の切子アクセサリー作りを体験
鹿児島
更新日:2018年12月14日
江戸末期の短い期間に薩摩藩でつくられていた、鹿児島の伝統的なガラス工芸品である薩摩切子。
その技は一度途絶えたものの1985年から復刻が試みられ、すぐれた技術とその美しさが高く評価され、今や世界で愛されるブランドとなっています。
今回は、実際にその薩摩切子の伝統技を体験することができる工房を訪ねてみました。
身に付けることができる薩摩切子
早速、薩摩切子の工房である「美の匠 ガラス工房 弟子丸」へ。
伝統技を習得した切子師がトラディショナルなものから、新しい現代的な表現によるものまで、バラエティ豊かな薩摩切子を生み出しています。
なかでも注目したいのがイヤリングやピアス、バングル、帯留など日常使いができるアクセサリーとして展開している新ラインの「eco KIRI」。
製造工程上、必ず出てしまうガラスの廃材を有効に使って生まれ変わらせるというもので、「身に付けることができる薩摩切子」という新たな発想がユニーク!しかも、ガラスの廃材は不揃いなので、同じものは一つとしてないということも逆に魅力的です。
薩摩切子の繊細な輝きに思わず心を奪われます。
ガラスやカットによって表情が変化。
さまざまな薩摩切子アイテムが並びます。
カット体験にチャレンジ!
そして、こちらでは「eco KIRI」のカット体験ができるのです。
以前は日曜のみの開催でしたがリピーターも多く、大変好評とのことで事前予約で毎日受付が可能になったそうです。
ショップで受付をしてから、体験スペースへ。職人さんが教えてくれるので初心者もノープロブレム!自分でカットして好みのアクセサリーを作ってみましょう。
単色6色、2色被せ3色の計9色から好きなガラスを選んで。形もさまざま。
サンプルがあるので、デザインの参考に。
「赤色のこのカットの感じ、ステキ!」
イメージができたら、専用のカット工具でいざ、カット体験!下書きをしてもOKです。
削りたい部分を押し当て、前後に動かしながらカットしていきます。
「緊張する~」!
まず、1回目は練習させてもらえるのでご安心を。
いざ本番!思い切りよく押し当てるのがきれいにカットできるコツだそう。
「なかなかうまくできました!」
ヘアゴムが完成。工房で磨き加工を施し、仕上がった完成品は、約1ヶ月半で発送してもらえる。
身に付ける薩摩切子「eco KIRI」。
自分でつくるとより愛着もわきます。薩摩切子としては手頃な価格で手に入るので、「ファースト薩摩切子」としてもおすすめです。
【カット体験】
体験受付:9時30分~17時※3日前までに要予約
¥6480円~(送料別途)
<お問合せ>
TEL:0995-73-6522 (美の匠 ガラス工房 弟子丸)
美の匠 ガラス工房 弟子丸
鹿児島県霧島市国分市水1-19-27
http://deshimaru.jp/
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