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あまおうを食べるならいちご狩り! 久留米の人気いちご農園3選!!

全国第2位のいちご生産量を誇る福岡県。人気のご当地ブランド「あまおう」など、フレッシュないちごを食べたい人にオススメなのが「いちご狩り」です。自然豊かな久留米エリアは昔からフルーツの栽培が盛んで、現在7軒のいちご農園があります。今回は、メディアやネットでも注目の3軒をご紹介。冬からGW頃まで楽しめるので、ぜひ採れたてを味わってみましょう!

どれも絶品!8種類のいちごを食べ比べできる「いちごきらり」

「いちごきらり」代表の田中清悟さん

オープン5年目を迎える「いちごきらり」。代表の田中清悟さんは「安心して食べてほしいから」と、すべてのいちごを有機肥料で丁寧に栽培。減農薬・減化学肥料で栽培する「ふくおかエコ農産物」にも認証されています。ゆったりとしたビニールハウスは、通路の幅が約1メートルとってあるので、ベビーカーや車椅子でも余裕で通れる広さです。しかも高設栽培なので、足元が汚れる心配もなく、腰をかがめずにいちご狩りが楽しめます。

高設栽培のいちご(写真左)。品種ごとの説明も掲示されているので参考にしてお気に入りを見つけましょう!(写真右)。
上段左から、かおりの、恋みのり、紅ほっぺ、よつぼし。下段左から、あまおう、さちのか、さがほのか、淡雪
一番の魅力は、最大8種類のいちごを食べ比べできること。いちごきらりでは、40分間の食べ放題ができます。どれから食べようか迷っていると、「一番奥のいちごから食べ始めると良いですよ」と、田中さんが教えてくれました。ビニールハウスの奥はあっさりとした品種で、入口のほうに進むにつれて香り高く濃い味わいになるそうです。早速、次の順で食べ比べてみました。
①「かおりの」:上品な香りで、酸味が少なくさっぱりとした甘みです。
②「恋みのり」:香りが華やかで、酸味はひかえめ。大粒の新品種です。
③「紅ほっぺ」:甘みと酸味のバランスが抜群!食べごたえもあります。
④「よつぼし」:九州ではまだ少ない品種。ジューシィで風味ゆたか!
⑤「あまおう」:濃厚で甘みたっぷり。手のひら大の大粒もありました。
⑥「さちのか」:スマートな美形いちご。強い香りと濃い味が特徴です。
⑦「さがほのか」:外は紅色、中は白色。酸味がなく甘みたっぷりです。
⑧「淡雪」:希少な品種の“白いちご"。甘みが強く、別格のおいしさです。
これまで、最高100個のいちごを食べたというツワモノも!完熟いちごを狙うなら、午前中がおすすめ。時間帯や生育状況によっては全品種食べられない場合があるので予約時に確認しておきましょう。持ち帰り(計り売り)も可能です。
自家製のいちごジャム
また受付&販売所ではいちご商品が販売されています。自家製の「いちごジャム」は、紅ほっぺをメインにしたブレンド(税込700円)、恋みのり(税込700円)、あまおう(税込800円)の3種類。また2021年春から、いちごにこだわった3種類のジェラートの販売もスタート!旬のいちごやジャム、そしてジェラートはオンラインショップでも購入できるので、おうちで楽しむのも良いですね。
ジェラートのフレーバーは3種類あり、6個入りと12個入りのギフトボックスや単品でも購入可能
いちごきらり

福岡県久留米市北野町中2414

https://ichigokirari.com/

映えるスイーツが大好評!いちご狩りもカフェも楽しめる「フルトリエ」

「フルトリエ中村果樹園」の四代目 中村美沙さん

「フルトリエ」は、もともと100年続く梨の専業農家でした。2017年、四代目のバトンを受け継いだ中村美沙さんが、いちごとぶどうの栽培をスタート。フルーツ狩りができる観光農園として、“フルーツのアトリエ=フルトリエ"と名称も一新。翌年の2018年にはカフェ&直売所をオープンしました。直売所の前を歩いていると、軒先にサンドバッグを発見?!実は中村さん、プロのキックボクサーだったとか(驚)!!抜群の行動力とバイタリティにも納得です。

赤いいちごが鈴なり!
さて、直売所に隣接するいちごのビニールハウスへ。途中には看板娘のヤギの小春ちゃんもいました。5棟あるハウスでは、「紅ほっぺ」「恋みのり」「あまおう」の3種類のいちご狩り&食べ比べができます。いちごはどれも葉ギリギリまで完熟した大粒ぞろい!中村さんは「誰にでも自分の手でいちごを採ってほしいから」と、子供から大人まで手が届きやすい2段式の高設栽培に。通路は2人並んでも通れるほどゆったりしていて、ベビーカーや車椅子でも動きやすい造りになっています。また、毎週火・土・日曜日は、ワンちゃんと一緒にいちご狩りができるユニークなイベントも。カフェのテラス席はペット同伴OK。敷地内にはワンちゃんの遊び場もありました。ほかにも、バリアフリーのトイレやおむつ替えスペース、大型駐車場完備と至れり尽くせりです。また、7〜10月は梨狩り、8〜9月はぶどうの販売も行われています。
カフェの外観(写真左)と内観(写真右)。カフェ目当てで訪れるお客様も多いとか。
カフェでは、旬のいちごやフルーツを使ったスイーツのほか、フレッシュジュースやフードメニューも揃っています。新鮮ないちごをたっぷり挟んだフルーツサンドやいちご大福など、テイクアウトOKのスイーツも充実。いちごは1パックから購入できます。フルトリエ限定の自家製フルーツ酢など、お土産やギフトにぴったりの商品も揃っています。
いちごの「季節限定パフェ」(写真左)と自家製フルーツ酢(写真右)
今回は、いちごを使った「季節限定パフェ(1400円)」をチョイス。パフェのデザインは毎年変わるそうです。2021年バージョンは、2〜3種類のフレッシュないちごが贅沢にトッピングされています。グラスの上のいちごを食べると、中には爽やかなシャーベット。生クリーム&スポンジ生地と、アイスクリームの間には自家製のいちごジャムがサンド!いちご好きにはたまらないおいしさで、SNS映え間違いナシです。
フルトリエ 中村果樹園

福岡県久留米市藤山町714

https://fruitelier.jp/

九州のいちご狩りグランプリ1位!あまおうを満喫できる「うるう農園」

「うるう農園」の古賀智樹さん・百伽さんご夫妻

県道23号線からのどかな田んぼ道を進んでいくと「うるう農園」の看板が見えてきます。左右にビニールハウスが立ち並ぶレンガの歩道の先で、農園主の古賀さんご夫妻がニコニコと迎えてくれました。およそ1ヘクタールの敷地内の約6割があまおうで、あまおうの栽培面積は福岡県内トップクラス(つまりは日本トップクラス!)。2020年から「紅ほっぺ」と「かおりの」の2品種が加わり、さらにパワーアップしました。
実は、いちごの栽培を始めてわずか3年目とのこと。
「久留米で就農したのが4年前です。夫は地元の柳川で、有明海の海苔漁師をしていました。私は普通の会社員でしたが、結婚して子供ができたのがきっかけで、有機農法に興味を持つようになりました」と、奥様の百伽さん。ご自身もアトピーやアレルギーに悩まされた経験から、子供が安心して口にできる安全な有機栽培の農産物をつくりたいと、ご夫婦で農業を始めたそうです。

土耕栽培は昔から行われている栽培方法でかがんでのいちご狩りになりますが、濃い味のいちごが収穫できるそうです
手間や効率よりも味と質にこだわって、昔ながらの土耕栽培を採用。肥料は海藻や牡蠣殻、なたね粕など、自然由来の有機質肥料を使った減農薬栽培。県の特別栽培の認証も取得されています。安心・安全はもちろん、大きさとおいしさも格別。2019年には、大手旅行サイトの『九州・沖縄エリア いちご狩り人気施設グランプリ』で、みごと1位を獲得!レビューは5ツ星と抜群の評価で、口コミでも大人気のスポットです。
見るからに美味しそうなあまおう(写真左)と大手旅行サイトで1位に輝いた優勝盾(写真右)
ビニールハウスの中は、あま〜いあまおうの香りでいっぱい。貸し出し無料の長靴を履いて、いざ!いちご狩りへ。畑の土はふかふかと柔らかく、受粉するミツバチの姿も。一粒一粒、愛情こめて丁寧に育てられている様子が伝わってきます。“あかい・まるい・おおきい・うまい"の、あまおう。その名の通り、甘くて大きいあまおうが鈴なり!受付&販売所では練乳も販売されていますが、練乳をかけるのがもったいないほどの甘さ!摘んでは食べ、摘んでは食べと、新鮮なあまおうをパクパク食べられるのもいちご狩りならではの醍醐味です。
「デラックス等級」のあまおう苺が使われた人気のあまおう大福
うるう農園では、旬の「いちごの詰め合わせ」や「あまおう大福(大福6個&あまおう1パックセット:税込2750円)」も販売しています。あまおう大福は、山形の老舗「杵屋本店」に、白餡と練乳が入った“いちご大福専用"の特製大福を特注したもの。大福の生地はもちもちと柔らかく、味が濃く酸味と甘みのバランスが良いあまおうと相性抜群です。ほかにも、スムージーやジャムなどにぴったりの「冷凍あまおう」など、いちごを満喫できるオリジナル商品も。オンラインショップでも購入OKなので、お取り寄せにもおすすめです。
うるう農園

福岡県久留米市大善寺町夜明2072

https://uluu-noen.com/

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