「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」世界遺産登録へ

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「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」世界遺産登録へ

鹿児島更新日：2021年05月27日

「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」が、日本で5番目の世界自然遺産として、登録される見通しとなりました。九州の世界自然遺産としては、「屋久島」に次ぎ2番目となっています。
「奄美大島・徳之島」を徹底的に紹介します。

■奄美群島について

奄美大島、徳之島が含まれる奄美群島は、鹿児島県南部の14の島々で構成されています。奄美群島全体で、約11万人。群島最大の奄美大島には約6万4千人、徳之島には約1万人が暮らしています。

国内最大規模の亜熱帯照葉樹林が広がるとともに、アマミノクロウサギなど多種多様な希少動植物が生息。また、マングローブや世界北限のサンゴ礁など、多様な自然環境を有する地域です。奄美大島、徳之島以外にもそれぞれ特色ある島々で、独自の魅力があるため、お気に入りの島がある方も少なくありません。海産物のほかにも、フルーツや肉など美味しいものもたくさんあります。奄美大島へは東京や大阪、福岡などの主要空港を結ぶ飛行機が運行しているため、手軽に行くことができます。
▼詳細はこちら（九州の世界遺産）
https://www.welcomekyushu.jp/world_heritage/spots/amami/

■奄美大島について

奄美群島で一番大きな島が奄美大島です。北部ではサトウキビなどの栽培が盛んで、南部では亜熱帯性多雨林にアマミノクロウサギなどの希少生物が生息。一つの島で様々な景観を楽しめます。金作原原生林やマングローブ、ハートロックやあやまる岬などの観光スポットも豊富で、奄美のダイナミックな自然を体感できます。

西郷隆盛ゆかりの地や、奄美の大自然を描き続けた日本画家・田中一村の魅力に触れられる美術館もあります。島唄や特産品など、独特の豊かな文化も魅力です。

のんびり奄美（一社あまみ大島観光物産連盟）

鹿児島県奄美市名瀬末広町 14-10 AiAiひろば1階

https://www.amami-tourism.org/

奄美の特産品「大島紬」

1300年以上の歴史を持ち、世界三大織物にも数えられている奄美の特産品「大島紬（つむぎ）」は、絹100%の先染めで、手織りで絣（かすり）合わせをして織上げたものです。軽くて暖かく着崩れせず、着込めば着込むほど肌になじむ着心地のよさと、独特の色合いが特徴です。

大島紬の起源は定かではありませんが、養蚕の適地である奄美大島では、古くから絹織物が作られていました。初期の大島紬は、手紬糸を用いて地機で織られ、奄美に自生するテーチ木やその他の草木で染色されたものを、自家用として島民が着用していました。江戸時代になると、薩摩藩より紬着用禁止令が出され、大島紬は薩摩藩への貢物として作られるようになります。明治時代になると、大島紬は市場で大きな人気を博するようになり、この頃から独特の泥染めが定着し始めました。