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美食の宝庫「宮崎」が誇るご当地グルメを堪能したい!飲食店激戦区「宮崎市」周辺のおすすめ6選

九州を代表する農水産物の宝庫「宮崎県」。全国屈指のブランド肉や、各種メディアでも近年注目を集める県民が愛するソウルフードなど、県内屈指の観光スポット青島やプロ野球キャンプ観戦にもおススメの「宮崎市」で人気のグルメスポット6軒を紹介します。

昭和29年創業!開店と同時に行列必死の宮崎市内で4代続く鶏料理専門店「丸万焼鳥 本店」

宮崎県を代表するご当地グルメの1つ「鶏の炭火焼」は炭火で手焼きした鶏肉が滴り落ちた脂によりさらに炎に炙られ、絶妙な火加減の肉の旨み、特徴的な香りとこんがり焼きあがった色見が食欲をそそります。もちろん宮崎焼酎や生ビールとの相性も抜群♪

宮崎県内には専門店含め多くの鶏料理店があり、いまや東京や大阪、福岡などの都市部でも楽しめます。また、宮崎のお土産として、真空パックされた鶏の炭火焼も各道の駅やお土産店にも置かれており、湯煎やレンジで温め、手軽にご自宅でおかずにしたり、晩酌のお供として「宮崎といえば、鶏の炭火焼」をイメージされる方も多いでしょう。

しかし、宮崎を訪れた際には、本場の炭火焼きを味わってみたいですよね・・・そんな方に紹介したいのが「丸万焼鳥 本店」です。
看板メニューでもある「もも焼き」は炭火で焼き上げた際に鶏肉が黒く染まる事から創業当時は「野戦焼き」とも呼ばれ、食べやすい様に切れ目が入った鶏もも肉は噛むほどに滲み出る脂の旨みが絶妙。骨付きと骨から外したバラシの状態と選択できますが、お店の推奨は「骨付きの状態でそのまま被り付く」とか。

実際に食べてみると・・・口の中で丁度よく嚙み切れる柔らかさ、骨から肉が離れやすくなっている為、食べにくい事はありませんでした。そして鶏肉の食感と味付けのバランスがとても良いのです。
他にも、新鮮な鶏肉だから食べれる「鳥タタキ」やお酒のお供に嬉しい「もつ焼き」など逸品揃い。開店と同時に満席になる事が殆どで、スタッフの方々の接客も心地よく、人気店なのも納得。カウンター越しに炎を立ち昇らせながら手際よく鶏肉を焼き上げる4代目の妙技と、香ばしい炭火と肉の脂の香り、もも焼の美味しさを是非堪能して下さい。

丸万焼鳥 本店
電話:0985-22-6068
営業時間:17時~23時
店休日:日曜※日曜が祝日の場合は営業し、翌日が店休日)
https://www.miyazaki-city.tourism.or.jp/gourmet/10141

丸万焼鳥 本店

宮崎県宮崎市橘通西3-6-7

https://www.miyazaki-city.tourism.or.jp/gourmet/10141

知られざる全国トップクラスの餃子消費地「宮崎県」を盛り上げたい!「新・宮崎名物 餃子」を推進する「宮崎市ぎょうざ協議会」と「餃子専門 屋台骨」

餃子といえば、宇都宮と浜松だと言われてきましたが、実は宮崎県も知られざる全国屈指の餃子消費地です。県内各地に餃子の名店があり、全国区のお取り寄せ餃子お取り寄せメーカーがあり、県内各地で餃子に因んだイベントがあり・・・あれ?何で今まで表に出なかったんだろう??となりそうなくらい、宮崎県民の方々にとってのソウルフードが「餃子」なのです。

中でも、「宮崎餃子をもっとアピールしたい」と先頭を切って盛り上げているのが「宮崎市ぎょうざ協議会」であり、毎月統計局から発表されている「家計調査」の「ぎょうざ」購入頻度・支出金額においても、宮崎市が年間の餃⼦⽀出⾦額、購⼊頻度共に2年連続全国1位(2021年・2022年)を達成!2023年は支出金額において2位でしたが、購入頻度は堂々のV4を達成されたとの事。
そんな宮崎餃子ですが、美味しさの秘密は「宮崎産の農畜産物」。宮崎は年間の日照時間や快晴日数が全国トップクラスを誇り、降り注ぐ太陽の恵みにより新鮮な野菜が生産されています。また、ぎょうざの餡となる「豚肉」の生産量も同じく日本有数であり、正にぎょうざ作りの土壌が整ってます。

県民の方々も、店舗で食べるだけでなく追いぎょうざとしてご自宅へお持ち帰りされたり、県外で生活される出身者や餃子ファンの方向けのお取り寄せなど、様々な形で提供される宮崎ぎょうざが再び日本一に返り咲く日も近いのではないでしょうか。
また宮崎ぎょうざはバラエティの豊かさが特徴で、宮崎市ぎょうざ協議会に加盟する各店舗がそれぞれ工夫を凝らしたぎょうざを作っています。皮の厚さや具材、餡の練り方やタレにも各店舗のこだわりが詰まっています。

こちらは、宮崎市ぎょうざ協議会の会長が運営される専門店「餃子屋台骨」の一皿(写真は10個入り)。注文してから焼き立てを提供頂けるので、調理を待っている間、カウンター奥から焼き上げられる餃子の良い香りが漂ってきます。焼き目はパリッと、皮はモチっとした食感で、噛んだ際に口に広がる餃子の種はジューシーなブランド豚と野菜の旨みが程よいバランスで、鼻腔内に抜けるニンニクのパンチが溜まりません。大きさも程よく、一皿くらいペロっといけちゃいます。

他にも協議会に加盟する餃子の名店は多く、イートインだけでなくテイクアウトにお取り寄せに・・・日本一奪還を目指すぎょうざ県「宮崎」へ行かれる際には「新・名物」を召し上がってみませんか。

餃子屋台骨
電話:0985-28-2945
https://yataibone.co.jp/

宮崎市ぎょうざ協議会
電話:0985-20-8658
https://miyazakigyoza.com/

餃子屋台骨

宮崎市新別府町雀田1185 宮崎中央市場内

https://yataibone.co.jp/

全国最南端のうどん県?!宮崎県民のソウルフード「うどん」の名店といえば誰もが名前を挙げる「元祖 釜揚げうどん 重乃井」

「うどん県」として全国的な知名度を誇るのは香川県ですが、実はあまり知られていませんが、宮崎県民のソウルフードとして県内各所で、特に宮崎市内の至るところでうどん屋の看板、のぼりが目につきます。特にご当地うどんとして知られる「釜揚げうどん」の名店が、市内中心部を流れる大淀川の河畔、宮崎市民の憩いの場橘公園や老舗ホテルの程近くに店を構える創業60年を超える老舗「釜揚げうどん 重乃井」です。
そのルーツは香川県出身の初代女将が作り上げた創業から変わらぬ伝統の味。やや細めの麺は自家製で、毎日生地から作り上げる手打ち麺。つけ汁は北海道産の昆布を主にカツオ節、サバ節、椎茸から出汁を取り醤油などを合わせたもの。茹で立ての暖かい麺を特製のつけ汁にざぶんとくぐらせ、一気にすすり上げる・・・歯切れの良い食感ながらしっかりとコシを感じられるのは手打ち麺ならでは。食後はうどんの茹で汁をつけ汁に注ぎ、最後の一滴まで楽しむのが正式な食べ方との事。
またうどんと共に是非とも食したいのが、一個からでも注文可能な「魚寿司」と「稲荷寿司」。徹底的に「うどん」との相性を考えて整えられた味付けは、程よい酢加減と口に入れた際にパラっとほどける絶妙なシャリ感が堪りません。サイズ感も丁度良いので、お腹の空き具合に合わせてお好みの個数をご注文されてみては?

うどんの味はもちろん、店を切り盛りする現女将の気さくな人柄、スタッフの方々の細やかな接客から、宮崎を訪れるスポーツ選手や芸能関係者も足繫く店に通い、店内には女将と来店した有名人との写真がずらりと並んでいます。

創業から脈々と繋がる宮崎のうどん史を体現した老舗うどん店の一杯、是非味わってみて下さい。

釜あげうどん 重乃井
電話:0985-24-7367
営業時間:11時~18時(麺が無くなり次第終了)
店休日:金曜日
https://www.instagram.com/shigenoi_udon/?hl=ja

元祖釜あげうどん 重乃井

宮崎県宮崎市川原町8−19

https://www.instagram.com/shigenoi_udon/?hl=ja

太平洋から水揚げされる「青島どれ」の新鮮な魚介を味わえる漁協直営レストラン「港あおしま」

太平洋、日向灘から多種多様な魚介類が水揚げされるの宮崎県は美味しい海産物も豊富です。日本一を誇る一本釣漁業で釣りあげられるカツオやマグロ類、ウルメイワシ、アジ類、サバ類の生産量は全国でも上位を占めます。また、タチウオや、9月の解禁が待ち遠しいイセエビ、ブリやカンパチ、ウナギなどの養殖魚の生産量も全国上位です。

宮崎市でも「青島神社」「鬼の洗濯岩」など全国的な知名度も高い「青島」のそばに漁港があり、確かな品質を誇る「青島どれ」の魚介などを直売店で購入したり、直営のレストランで味わえます。
漁協のレストラン「港あおしま」では、漁港で水揚げされた新鮮な魚介が提供され、季節限定のメニューも揃っています。建物入口から入ると壁に掛けられた大漁旗が、階段を上がり店舗入り口には当日のメニューで提供される魚の種類がキチンと提示され「どのメニューにしようかな・・・」と迷わずに済みそう。

横に広く取られたスペースは解放感があり、海側に座れば目の前に広がる太平洋を眺めながら、美味しい魚を食する事が出来ます。
「青島どれ」を中心に、宮崎県産の新鮮な魚介を使った新鮮なお刺身や海鮮ちらし丼、あら煮や天ぷらなど漁師直伝の豪快且つ様々なメニューが揃います。

今回注文したのが、毎年9~翌3月まで解禁の伊勢海老の汁物や、お刺身の盛り合わせなどボリューム満点の「港あおしま定食」。ぷりっぷりの身と海老の旨みが染み込んだ汁物、地元青島のカネナ醤油と良く合う新鮮なお刺身にどんどん箸が進みそう。春夏秋冬、季節に合わせて旬の魚を求めてリピートしたくなる・・・そんな食堂です。

港あおしま
電話:0985ー65ー1044
営業時間:11時~14時30分(オーダーストップ)
定休日:日曜※日曜が祝日の場合は営業し、翌日が店休日)
http://www.jf-miyazakishi.jp/restaurant/

港あおしま

宮崎県宮崎市青島3丁目5番1号

http://www.jf-miyazakishi.jp/restaurant/

全国に名を轟かすブランド牛「宮崎牛」に携わる全ての人々の熱い想いをメニューに込めて!高品質な牛肉を提供するメーカー直営の名店「橘通りミヤチクAPAS」

宮崎県の畜産は、全国和牛能力共進会(全共)4大会連続で内閣総理大臣賞を受賞した「宮崎牛」を初め、直近では海外向けの輸入も増加するなど、多くの畜産物が国内外で高い評価を得ています。

宮崎牛は

「宮崎県内で生まれ育った最長飼養地が宮崎県の黒毛和種」、「(公社)日本食肉格付協会が定める格付基準の肉質等級5等級及び4等級」、「県内種雄牛、もしくは家畜改良のため指定された種雄牛を一代祖にもつもの」

という厳しい条件をクリアしなければ提供が出来ず、2017年12月には地理的表示(GI)として、特定農林水産物等の名称の保護に関する法律に基づき、登録(農林水産大臣登録第55号)されました。
生産者、関係団体及び行政が一体となり築き上げた「宮崎牛」を提供する店の中でも、「牛肉を食べるならこの店で」と言われる宮崎を代表する名店が「ミヤチク」です。県内最大級の肉牛、肉豚の製造・販売会社が直営するレストランで、厳選した牛肉をステーキや焼肉で味わう事が出来ます。特に人気のコースが「鉄板焼きステーキコース」。サラダビュッフェに旬の野菜を使った前菜スープ、旨みたっぷりの自社製造ベーコンに赤身の質感やサシが美しい上質な牛肉を眼前の鉄板で焼いて頂きます。
宮崎牛の成り立ちや肥育する生産者のこだわりなどをお話しながら、鉄板の上で肉に火が通る心地よい音、鼻腔をくすぐる肉の匂い、目の前で繰り広げられるシェフの肉さばき、テンポよく提供されるメニュー。口にするとじわりと口内に広がる上質な肉の脂、ほとんど噛む事なくほどける柔らかな肉質と食感・・・宮崎牛に関わる方々の情熱を感じながら、正に「五感で楽しむ」至福の時間を味わえます。
コースの最後に提供されるのが、鉄板の上で調理された宮崎牛の脂が染み込んだパン。しっかり火を通し程よい焼き目が付いたら食べやすい大きさにカットされ、旬の果物を使用したソースやチョコレートをトッピング、最後にシュガーパウダーが塗された一皿は驚くなかれ、見た目も美しい食後のデザートに。

「開店当初からずっと提供しているメニューです、生産者が愛情を注いで育てた宮崎牛の脂を、食後のデザートまで余すところなく味わって頂きたいんですよ」と誇らしげに話してくれたシェフの言葉がすっと心に残る〆の一皿でした。

橘通りミヤチクではステーキ以外にも焼肉や食べ放題メニューなど、予算や利用シーンに合わせてこだわりの宮崎牛を楽しめます。宮崎へ訪れた際には是非とも足を運んで頂きたいと声を大にして言いたいお店です。

橘通りミヤチクAPAS
電話:0985-31-8929
営業時間:11時30分~14時30分(ランチ)※L.O.14時( 最終案内13時30分)
     17時~22時(ディナー)※L.O.21時30分( 最終案内20時30分)
店休日:不定休
https://rest.miyachiku.jp/tatibana/#shopinfo

橘通りミヤチクAPAS

宮崎県宮崎市橘通西3-10-36 (株)西村ビル地下1階

https://rest.miyachiku.jp/tatibana/#shopinfo

美食と共に外せないご当地スイーツ!大海原を眼下に望む絶景ポイントで頂く濃厚「マンゴーソフト」ほか多彩な土産品が揃う「道の駅フェニックス」

ご当地肉や海産物など宮崎グルメを楽しみ、青島など観光スポット巡りを行う際に是非立ち寄りたいのが、青島~日南方面を通る国道220号線から県道377号線(ひむか神話街道)へ分岐する交差点から「堀切峠」方面へ向かい、約1㎞ほど海岸線を走った先にあるのが「道の駅フェニックス」です。

標高50m程にある展望台からは「日南海岸」を象徴する宮崎県屈指のビュースポットであり、周辺に植樹されたフェニックスの葉が風に揺れ、眼下には大海原が広がり、海岸線には鬼の洗濯岩が波間に見え隠れし、美しい宮崎の原風景を観る事ができます。
道の駅内の物産館では、宮崎県を代表する食材を使った加工品や各種お土産品など多彩な品が揃い、どれを購入しようか思わず迷いそう。またフェ二ックス名物といえばソフトクリーム!人気の「マンゴーソフト」「プレミアム日向夏ソフト」や健康野菜あしたばの粉末を使用した「明日葉ソフト」が揃い、絶景を眺めながら食べるご当地ソフトは格別です♪

道の駅フェニックス
電話:0985-65-2773
営業時間:9時~17時(ファストフードコーナーは16時45分まで)
定休日:不定休
http://michinoekiphoenix.jp/

おわりに。

宮崎グルメを味わえるおススメ店舗を紹介しましたが、ここに紹介しきれない名店が宮崎市内にはまだまだ沢山あります。ブランド肉に海の幸、県民垂涎のソウルフードや新ご当地グルメなど、皆様が宮崎市へ旅行される際の一皿の参考になれば幸いです。

因みに「ちょっと前日食べ過ぎたかな・・・」という方、早朝の青島神社~青島海岸周辺をウォーキングすると潮風と朝日が心地よく前日のカロリー消費にもおすすめです。

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