


参道を通り、青島と参道をつなぐ「やよい橋」に近づくと…、見えてきました!このコース最大のビューポイント「鬼の洗濯板」です。青島周辺の岩盤は、約1500~3000万年前に海中で出来た水成岩(砂岩と泥岩が交互に重なった地層)が隆起したもの。その隆起岩が長い間に波の侵食を受け、柔らかい砂岩だけがより深く削られたため、こんな凹凸ができたのです。
時間があれば、ぜひ島を一周してみましょう。島をぐるりと取り囲む鬼の洗濯板は、方角によって岩の削られ方が異なるのがわかります。また、島全体を覆うように茂る亜熱帯植物も青島の見どころ。約5千本のビロー樹をはじめ、亜熱帯の植物が約200種も自生する青島は、国の特別天然記念物に指定されています。
宮崎県がかつて新婚旅行のメッカとして名を馳せたことはよく知られていますが、その火付け役となったのが、昭和37年の新婚間もない皇太子ご夫妻(現天皇・皇后)の来県。青島と日南海岸は「プリンセスライン」として全国的に有名になりました。あれから46年、「新婚さんの来島こそは減ったものの、青島の風景は何も変わらないよ」と矢野さんは言います。皇太子と美智子様に「はは~っ」とお辞儀しているみたいだ、と形容されたビロー樹群も、当時のままの頭を垂れた姿で佇んでいます。
もうひとつのハイライトは、「青島神社」です。青島は、日本で初めての天皇『神武天皇』の祖先である「海幸彦・山幸彦」神話の舞台としても知られ、山幸彦とその妻・豊玉姫が祀られている事から、縁結びのご利益があると言われます。神社境内には日本初のロウ人形神話館「日向神話館」があり、日向の地への天孫降臨から海幸・山幸の物語、そして神武天皇による大和平定までを三十体のロウ人形と十二の場面で再現。ガイドさんにお願いすれば、この神話館内も案内してもらえます。また、境内で販売されている「誰にでもよくわかる」と評判の解説書(100円)もオススメ。

神社「奥の院」に足を踏み入れると、なんとビロー樹のジャングルが。ここが神社の境内であることを忘れてしまいそうな景観に圧倒されます。なぜココにだけ亜熱帯の椰子科植物ビロー樹が自生しているのでしょうか。黒潮に乗って南方から種子が漂着したという「漂着帰化説」、第三世紀以前(三千万年前~百万年前)に地球が今より温暖な気候であった時代の生き残りであるとする「遺存説」がありますが、真相は謎に包まれたままです。
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ガイド協会の皆さんイチオシのお食事処がココ「港あおしま食堂」。その名のとおり青島漁港に建ち、窓際のテーブル席からは港と青島が一望できます。定番メニューは「青島どれ海鮮定食」、「港あおしま定食」、「海鮮にぎり定食」、「海鮮ちらし丼」「深海エビ丼」、「浜のかき揚げ丼」の6種類ですが、その日の水揚げされた素材を使うので鮮魚の種類は随時変わります。捕れたて鮮魚のお刺身盛りが、赤字覚悟の超おトク価格で味わえる「青島どれ海鮮定食」(写真:1,100円)がおすすめだと聞き、オーダーしました。
まず、1.5センチはあろうかという刺身の厚さと量の多さに驚き、臭みがなくて甘みのある味に感激。味噌汁や茶碗蒸しの中にも、大きくカットされたタイやエビがゴロッと入っていました。伊勢エビが旬を迎える冬季は、定番のメニューに加え、伊勢エビ天ぷら定食、伊勢エビ・フライ、ボイルなどの単品料理も登場。人気のお店なので、大人数で行く場合は電話で予約を。四季おりおりの新鮮な青島どれの海の幸を、ゆっくりたっぷり味わってみて。
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日南海岸青島温泉、と一口に言っても、源泉はすべて同じではありません。鬼の洗濯板が一望できる岬の突端に位置する「青島サンクマール」。ここの温泉は、地下1,200mから自噴する弱アルカリ天然温泉。肌触りがいいと評判で、3階の大浴場『山幸の湯』と『とよたまの湯』が立ち寄り湯として宿泊客以外にも解放されています(1,000円)。大きな湯船の向こうは一面ガラス張りになっていて、空が褐色に染まる夕刻には露天風呂に負けないぐらいの絶景が楽しめます。

お湯は、少しぬめりがあってトロッと肌にまとわりつく感触。効能は、神経痛、筋肉痛、疲労回復…。さるいた後にぴったりですね!うたせ湯、ジェットバス、サウナも完備されているので、時間をかけてゆっくり堪能してみましょう。温泉入浴と食事がセットになったプランもあるので、昼食や夕食を兼ねて行くのもオススメ。公共交通機関を利用する場合は、青島駅までの送迎サービスを利用しましょう。
「ういろう」つったら、名古屋だがや。と思われがちですが、実はここ青島でも古くから製造・販売されている定番土産でもあり、その歴史は明治初期にまで遡ります。「こどもの国」の前におすすめの【手づくりういろう店】があると聞いて行ってみました。
かつてこどものくに前の国道沿いには、50軒を超すういろう製造・販売店があったのだとか。ところが年々進む製造者の高齢化、後継者不足によって店舗数は減少の一途をたどり、現在このエリアでういろうの「手づくり&販売」を行っているのは、ここ本間商店だけ。

60年前から続く老舗で、写真の千代子おばあちゃんは2代目です。
薄い木の皮にくるまれた「5個入り」が2段入って価格は400円。私は白5個、黒5個で詰めてもらいましたが、「白だけ」「黒だけ」でもOK。注文を聞いてから包んでくれるので融通が利くのです。

一口食べてみると、もっちりと弾力があって独特の歯ごたえ。甘さ控えめで後味も良く、『飽き』のこない美味しさです。添加物が一切入っていないので常温で1~2日しか日持ちしないとのこと。その日のうちに食べない場合は冷蔵庫で保管し3日以内にいただきましょう。固くなった時は焼くか蒸すかすれば大丈夫。体に優しく素朴なスイーツ、ぜひ一度お試しあれ!