


全国でもトップクラスを誇る温泉の湧出量と、泉源数で知られる別府市。平成13年に別府市観光協会がボランティアガイド養成講座を実施し、受講生が中心となって生まれたのが「別府八湯語り部の会ボランティアガイド部会」。湯煙りの町別府のレトロな街並みを歩きながら、下町の温もりと歴史をガイドしてくれるのです。
まずはスタート地点の別府駅を出発。最初は駅の周辺通りを歩きながら、町の話や温泉の話などを聞きながら歩いて行くのですが…。
「えっ、こんな細い所を通って行くの!?」と思うような民家の間の小路を抜けたり、庭先をかすめる様にして歩いて行くので、子供の頃友達の家に行く時に利用した近道を思い出しました。本当に地元の人が知っている裏道を歩くんです。
日常の暮らしの中に何気なくある所が歴史的建造物だったりするのもツアーの面白いところ。レンガホールは子ども達が楽しく過ごせる児童館なのですが、昔は別府郵便電話局電話分室で、モダニズム建築の傑作を数多く手掛けた故・吉田 鉄郎氏が設計したものだそう。
そのお向かいに、美味しいと評判の味噌の老舗があったり、すこし先の小路に入ると行列が出来る評判のパン屋さんがあったり。
水害を鎮める神社として、周辺の人たちに大切にされている中浜地蔵尊も、小さな路地に入った場所にあり、民家と隣接しています。こうして暮らしに近い場所にあると、親しみもいっそう湧いて来ますよね。
身近にあるからこそ、地元の人も気づかないような下町の魅力を知る機会を持つ事が出来るなんて、なんだかとっても得した気分♪

途中、休憩もしながらゆっくりと散策できるので、年配の方や小さなお子様連れでも楽しめるツアーですよ。
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細い路地裏に入り込み、民家が密集した場所にある喫茶「アホロートル」。昭和初期の建物の面影を残す店内はクラシック音楽が流れ、のんびりと落着ける雰囲気です。
テーブルには、お店に来た人たちが自由に書き込めるノートが置いてあり、読んでいると「あ!友達が来てる!!」なんてこともあるそうです。そんな人と人の繋がりを感じられるアホロートルのオススメのメニューはヘルシーな野菜カレー(850円)。
色鮮やかな野菜と、じっくりと炒めた玉葱と10種類のスパイスを使って作られたオリジナルのカレールーは、鶏肉が苦手な方の為に作った特製カレーなんだそうです。
さっそく、いただきます!ぱくっと一口食べた瞬間、玉葱の甘みと、後からジワっとスパイスの程良い刺激が広がります。ライスは安心院の農家から仕入れたお米に、20穀米をブレンドしたもの。モッチリとしたお米の食感とカレー旨みが馴染んで、とっても美味しいんですよ。お肉を一切使っていないので、ベジタリアンの方も安心して食べられます。
ヨーグルトと野菜も付いているので、食事のバランスもバッチリ!是非足を運んで食べてみて欲しいメニューです。
ちなみにお店の名前「アホロートル」とは、メキシコの原地語でウーパールーパーのこと。のんびりしたイメージがぴったり!
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路地裏散策の最終地点でもある竹瓦温泉は、別府温泉のシンボル的な存在でもある木造建ての温泉施設です。明治12(1879年)創設されたもので、当初は竹屋根葺きの浴場だったそう。その後改築されたものが瓦葺きであったため、竹瓦温泉の名称がついたと伝えられています。名前にも歴史があるんですね~。屋内は天井が高く、黒光りする柱や床も歴史を感じさせます。
竹瓦温泉といえば、やっぱり名物の砂湯に入りたい。浴衣を着て砂の上に寝ると、砂掛けさんと呼ばれる係りの人が、温泉で暖まった砂をお腹や足、肩にかけてくれます。じわ~っと温まるその心地良さは、絶対体験してみる価値あり!

普通の温泉は、温度がだいたい42~45度と、ちょっと熱め。常連さんにはぬるいくらい、と言われますので、まずは掛け湯でじっくり体を慣らしてから入ってください。慣れると案外気持ちが良いですよ。寒い日は体の芯まであったまりましょう。
別府温泉のシンボル、竹瓦温泉の目の前にある、開放的な空間のお店TAKEYA。カレーパンや団子汁など、名物メニューが揃っています。どれも美味しそう…迷いに迷って選んだのは大分の郷土料理「やせうま」(250円)。「やせうま」は長く伸ばした手延べ生地に、黄な粉と砂糖をまぶしたシンプルなもの。素朴な味わいが愛されてきたおやつです。

TAKEYAの「やせうま」も家庭的な温もりを感じる一品。その日の塩加減で味が微妙に変わるそうですが、そこは手作りだからこその持ち味。近くに温泉宿も多いことから、観光客の方が立ち寄って、ビールを飲みながら「やせうま」を食べる人もいるのだそう。お酒のおつまみとしても、意外にいけるカモ?!
