冬作ってみよう!
炎のゆらぎに癒される和ろうそく
家族それぞれ、オリジナルの1本を作れる
所在地 | 長崎県島原市有明町大三東丙545 |
---|---|
営業時間 | 9:00〜18:00 |
定休日 | 不定 |
駐車場 | 有り |
連絡先 | TEL:0957-68-0015 FAX:0957-68-2684 |
HP | http://www.honda-mokurou.net |
※2019年12月の情報です。
お出かけ前に最新情報をご確認ください。
今から約200年前、寛政4(1792)年に島原は大地震による大津波が襲う大災害にあいました。そこで島原藩は火山灰に強いハゼの木を奨励し、木蝋(もくろう)を増産し財政を立て直しました。今も江戸時代から続く伝統技法で木蝋を製造している本多木蝋工業所で、島原の伝統産業に触れてみましょう。
日本の美しい自然を彩るハゼの木。そのハゼの実から取れる木蝋が、和ろうそくの原料です。奈良時代、仏教ともに伝来したこの木蝋で作られるろうそくは、匂いが少なくススもあまり飛ばず、国宝級の寺院では仏具を汚さないよう和ろうそくを使用しています。
和ろうそくの芯にはイグサを使用。芯中が空洞になっているので、炎は独特のゆらめきを見せながら大きく燃え上がります。 思わず時間が経つのを忘れ、炎のダンスに見入ってしまいます。
島原の四季や花などを描いた絵ろうそくは花の代用として供えたりします。伝統的な絵柄からモダンなデザインまで、絵ろうそくはバリエーション豊富。龍の絵が描かれた500号の絵ろうそくは、サイズ・絵柄ともに迫力があります。
昭和初期に製造された「玉締め式圧搾機」は今も現役で稼働しています。化学薬品で抽出するのではなく、この機械を用いてハゼの実を砕き木蝋を絞り出しているのは、日本全国でも本多木蝋だけです。
木蝋を使った和ろうそくを作り、その和ろうそくに実際に絵を描く、人気の体験コース。日本唯一の、伝統の玉締め式圧搾機で櫨(はぜ)の実を絞る工程も体験できます。和ろうそく作りの歴史を体感してください。もちろん、完成した和ろうそくはおみやげに持ち帰りできます。
和ろうそく作りの手順を見てみましょう。まず、木蝋を固めた生蝋(しょうろう)を火にかけて溶かします。融点は低く50℃強です。火を使うので、子どもの作業中は目を離さないで!
竹ひごを刺したろうそく芯を、型の台部分の穴に立て、型をかぶせます。ろうそくが完成すると、下に向いた側が上になるのも面白いですね。
溶かした蝋を流し込みます。熱い蝋をあつかう時は、あわてず落ち着いて、慎重に。
蝋が固まったら、はみ出た蝋と余分な芯部分を削り、竹ひごを押して型からろうそくを抜きます。
自由に絵付けして、オリジナル和ろうそくの完成です。絵付け見本もありますよ。
*所要時間:90分~120分。開始時間は相談に応じます。
*料金:和ろうそく作り体験・絵付け体験 1,800円(1人:税別)
*服装:普段の服装で大丈夫です。汚れが心配な方はエプロンなどをお持ちください。
長崎空港から車で約1時間15分。
JR「長崎駅」から車で約1時間15分。
まるで防波堤の上にホームがあるかのような大三東駅は、日本で最も海に近い駅のひとつと言われ、ホームに立てば有明海の素晴らしい情景を望めます。
駅構内には電車が来なければ入ることができます。島原鉄道の諫早駅と島原外港駅を結ぶ区間にあり諫早から約1時間、島原外港からは約20分の距離です。
ホームに掲げられた幸せの黄色いハンカチにはさまざまな思いや願いごとが書かれ、一定期間掲げた後に、神社に奉納されています。
島原城や武家屋敷など旧城下町の街並みが残り、また湧水群もあり湧水めぐりもおすすめです。まちの中を流れる清らかな水の水路では色とりどりの鯉が泳ぐ姿を目にしながら、茶店や美しい庭園を持つ邸宅などを散策してみましょう。
「しまばら湧水館」は、昭和初期に建築された木造瓦葺平屋の住宅を休憩所として無料開放している施設です。家屋は栂(トガ)材でできており、間取りや欄間・書院等、昭和時代を知る貴重な保存家屋でもあります。
ここでは島原伝統のスイーツ「かんざらし」の手作り体験ができます。
しまばら湧水館
所在地:長崎県島原市新町2−122
TEL:0957-62-8102
利用時間:9:00~18:00
休み:なし
駐車場:なし
http://shimabaraonsen.com/yuusuikan/