2021年03月31日
一般社団法人 九州観光推進機構(会長:石原進、以下「当機構」という)は、九州におけるインバウンド観光客の受入環境整備の実態調査事業を実施しましたので、ご報告させていただきます。
<調査概要>
調査目的:インバウンド観光客の満足度の向上や消費拡大等に向けて、九州エリア内におけるインバウンド観光客の受入環境の整備状況の実態及び課題を明らかにし、課題解決に向けた方向性の検討を通じて、地域におけるインバウンド観光客の受入環境整備を促すとともに当機構の今後の施策について検討するもの
調査方法:個別の観光関連施設(宿泊施設、飲食施設、観光施設、商業施設、観光案内所)に対するアンケート調査を中心に調査を実施し、補完的にWeb調査を実施
調査対象期間:2020年9月 ~ 12月
調査項目:今後の観光客の受入れ意向、インバウンド受入環境 等
<調査結果(総論)>
■インバウンド観光客の受入意向と受入環境整備状況を比較すると、宿泊施設は意向と整備状況(外国語での情報発信、利用施設案内の多言語化)がほぼ同じ割合であったが、観光施設、飲食施設、商業施設は意向に比べて、整備状況が約30%低かった。
■受入意向と整備状況の差を埋めていく一つの手段として、今回並行して情報収集した優良事例などを参考にしながら、施設の利用者の要望と施設側が提供できるサービスとの間でミスマッチが起きないよう留意しながら、整備の改善や情報発信を実施することが重要である。
■県ごとのインバウンド観光客の受入意向や受入環境整備状況も異なるので、今後、本調査結果を九州の各観光関係者等と共有、有効活用していく。
※概要は添付のプレスリリースをご参照ください。