コース

みやま・清水山コース

福岡歴史・遺跡自然景観

悠久の歴史と自然で心豊かに

  • 距離

    11.5km

  • 所要時間

    4~5時間

  • 難易度

    中級~上級

  • お問い合わせ

    みやま市商工観光課 TEL:0944-64-1523
    (一社)みやま市観光協会 TEL:0944-63-3955

女山史跡森林公園から清水寺を経由し道の駅みやまへと向かう、歴史と自然に包まれた山門を巡るコースです。神秘的な竹林を抜けると桜や紅葉が鮮やかで、頂の展望台からは筑後平野を見下ろすことができます。更に神籠石の傍を下り、清水山を目指します。こちらも四季折々の素晴らしい景色を持ち、雪舟が造ったと言われる本坊庭園や五百羅漢、清水寺三重塔など歴史文化が色濃く残っています。最後は、「道の駅みやま」でみやま自慢の農産物や特産品をお楽しみください。

コース案内

八楽会→ 産女谷水門(0.6km) → 女山森林公園(1.6km)→女山神籠石(1.7km) → 黒岩溜池(2.6km) → 眼鏡橋(4.1km) → 本坊庭園(4.7km) → 五百羅漢(5.0km) → 清水寺(5.5km) → 清水寺三重塔(5.6km) → 第二展望所(5.8km) → 大谷溜池(6.8km) → 諏訪神社(7.4km) → 道の駅みやま(11.5km)

  • 1.産女谷水門
    神籠石とは自然石や方形に加工した石を斜面に並べて土塁を築き、谷に水抜きのための水門をつくったものです。水門跡が産女谷、源吾谷、長谷、粥餅谷の四か所で確認されています。

  • 2.女山史跡森林公園
    公園にある古代のやぐらをイメージした展望台からは筑後平野と有明海を一望することができ、眼下には船小屋温泉郷、遠くには背振山などが見ることができます。春は桜、秋には紅葉が美しく、訪れる人を楽しませてくれます。

  • 3.女山神籠石
    昭和二十八年十一月十四日指定を受けた、国指定史跡です。神籠石の配列の形状は、古塚山を中心に一辺約70cmの立方体に加工された礫岩が、山にほぼ馬蹄状に並んでいます。列石を横切る粥餅谷、長谷、源吾谷、産女谷には水門が設けられています。神籠石は全長約3kmに及び、山麓最北端の粥餅谷より北半分についてはまだ不明です。築造の目的は「神域説」「山城説」の両説の間で争われていましたが、近年の調査により7世紀頃に構築された山城遺構とする見解が強まっています。

  • 4.眼鏡橋
    現在地から北西1200mの大塚村と草場村の返済川に架かっていた石造の橋でしたが道路拡張のため移転されたものです。文久四年(1864年)春に完成しました。当時の村人は、大水のたびに橋が流されるので立派な橋を架けたいとの願いから、女山村の梅野六之平氏に資を請い、石材は高田町田の浦にある飯盛山から運ばれました。大正14年、眼鏡橋の直ぐ上にコンクリート橋ができ郡役所から取り壊しを命じられたが村人全員で作った橋だから絶対取り壊すことはできないと村民一丸となり守り通した逸話があります。

  • 5.清水寺本坊庭園
    国指定名勝 室町時代に雪舟により作られたものと伝えられている。愛宕山が借景として取り入れられている。心字池を中心に庭石の配置・植え込み・池にそそぐ緩と急の滝など、自然と人工の美が見事に調和した庭園です。春は新緑、秋は紅葉など四季折々の見事な風景を織り成し、特に借景の愛宕山から昇る中秋の名月は池に映えてみる人を幽玄の世界に誘うようです

  • 6.五百羅漢
    釈迦の弟子五百人の「自覚」への道を志す修行僧たちの像です。文化文政のころから大正年間にかけて奉納されたものですが、これらの羅漢の首がすべて切り落とされ、いつしか「首なし地蔵」と呼ぶようになっていました。最近になって、誰かが首をつけたので五百羅漢は一体一体違った表情を復活させています。

  • 7.清水寺、なで仏
    清水寺は天台宗の開祖、伝教大師によって開かれた古刹です。大同元年(806年)に創建したと伝えられています。なで仏は「体が痛い所や悪い所があれば、なで仏をなでた手で体の痛い所、悪い所をなでると良くなると言われています。

  • 8.清水寺三重塔
    文政五年(1822年)九代柳川藩主立花鑑賢のころ柳川領内住民と近国信者の寄進により大阪の四天王寺の五重塔を手本に着工されました。棟梁の死亡したあと弟子たちが受け継ぎ、当初計画の五重塔を三重塔に変更して天保七年(1836年)に完成しました。

  • 9.第二展望所
    みやま市を代表する桜の名所として春は花見客で賑わいます。視界が良い日には有明海、雲仙岳などが望める展望所です。

  • 10.道の駅みやま
    みやまの自然で育った農産物や特産品が多数販売される人気の道の駅です。山川みかんやセロリ、高菜漬けなどみやまのおいしい、楽しいがいっぱいです。

スタート地点までの交通

・福岡空港(地下鉄)→JR博多駅〈九州新幹線〉 → JR筑後船小屋駅 〈鹿児島本線〉 → JR瀬高駅
・福岡空港(地下鉄)→JR博多駅〈快速・普通〉 → JR瀬高駅
・佐賀空港(リムジンバス)→ JR瀬高駅 約40分
・〈九州自動車道〉鳥栖I.C→みやま・柳川I.C

・コミュニティバスも運行しております。
 ※予約制でタクシーの初乗り運賃(640円)補助を行っています。
  初乗り運賃補助区間
・JR瀬高駅~八楽会(スタート地点)
・道の駅みやま(フィニッシュ地点)~八楽会(スタート地点)
 

 詳細はお問い合わせ下さい。 
     

■タクシー
瀬高タクシー TEL:0944-63-5151
ニコニコ光タクシー TEL:0944-63-4141 

お食事

TAKeyA

住所:みやま市瀬高町本吉954
TEL:0944-62-5028

・メニュー「竹うどん定食(ご飯・小鉢・漬物付)1050円」

お蕎麦 なな草

住所:みやま市瀬高町大草1773-2
TEL:0944-62-7622
会席料理2,500円ほか

道の駅みやま フードコート

住所:みやま市瀬高町大江2328
TEL:0944-67-6477
玉めし220円ほか

大力うどん

住所:みやま市瀬高町坂田873-1
TEL:0944-63-5158
かけうどん170円、肉うどん290円ほか

カフェレストラン暖(はる)

住所:みやま市瀬高町本吉960-1(清水寺敷地内)
TEL :0944-63-5511
ビーフシチューセット(ライス、サラダ、スープ付)1760円
 

宿泊

正龍館

住所:みやま市瀬高町下庄2312-2
TEL:0944-62-2070
素泊まり4,860円、朝食付き5,940円、朝・夕食付8,640円

清水山荘

住所:みやま市瀬高町本吉1130-9
TEL :0944-63-3388
清水山荘|みやま市 (miyama.lg.jp)

近郊のみどころ

高菜漬け

大きな桶に塩とウコン粉を加えて漬け込み、乳酸発酵、熟成させた「瀬高高菜漬け」。契約栽培農家と地元漬物メーカーが、共同で作り上げた逸品は、全国各地へ出荷され、食卓に彩りを添えている。

山川みかん

濃いオレンジ色の皮をむくと爽やかな香りがふわり。口の中ですっと溶けて甘い余韻を残します。(旬=11月)

セロリ

西日本一の出荷量を誇り、市場での評価も高く大都市圏にも出荷されています。道の駅みやまでは1株丸ごとのセロリを販売しています。(11月中旬~6月中旬)

長田鉱泉場

みやま市の最北部にあるレトロな小屋が目印の鉱泉場。カルシウムやマグネシウムなど天然ミネラル・イオン分が豊富な炭酸湧水で、江戸時代から愛飲されている。
また、隣接する「ふれあい館」では、この鉱泉水を使って作る幻のコーラ「コガコーラ」が販売されている。
 

きじ車

伝教大師が清水寺で迷ったところ1羽のきじが道案内をしたという伝説が由来の工芸品です。開運、縁結び、家庭円満のお守りとして親しまれています。

平家一本桜

樹齢250年といわれる、幹回り2.8mのヤマザクラ。平家一門の神木として多くの人から親しまれている。見頃は3月下旬~4月初旬。