自然

美しい海岸とビーチ

有明海


竹崎城址展望台からの景色

 竹崎城址展望台は、JR肥前大浦駅より約3.5km、有明海の眺望のきく高台にあります。約600年前の南北朝時代の城の形を模して造られた展望所は、1階が漁具資料室、2・3階が展望台になっています。
 東には海を隔てて阿蘇、南に雲仙、西に多良岳の山々、北には有明佐賀空港が一望できます。目の前に広がる有明海の干満差はおよそ6m。引き潮になると、水面がみるみる干潟に変わっていく様子が見られます。

竹崎城址展望台からの景色
  • 東与賀海岸のシチメンソウシチメンソウ

     東与賀町(ひがしよかちょう)にある有明海の東与賀海岸は、JR佐賀駅から車で約25分。東与賀町にある、有明海に面した海岸です。泥が堆積した干潟では、ムツゴロウやシオマネキなどが観察できます。
     海の紅葉と呼ばれる、塩生植物「シチメンソウ」の群落が見事で、毎年11月には海岸沿いに赤い絨毯が敷き詰められたようになります。東与賀海岸は、昭和天皇の最後の行幸地としても知られ、記念碑と歌碑が建てられています。

  • 有明干潟有明干潟

     有明海は、日本一干満差の大きい海として知られ、大潮の時にはその差が約6mにもなります。出現する干潟の面積は、約8,600ヘクタールに及びます。
     およそ8万年前、阿蘇山から噴出した土砂が、長い年月の間に植物質を含んだ「黒ぼく」と呼ばれる粘土質の泥に変わり、黒っぽい色をした特徴のある有明干潟を作り出しています。

  • ムツゴロウムツゴロウ

     ムツゴロウは、日本では、有明海と八代海だけに生息しています。ハゼの仲間ですが、大きくなると20cmほどになります。
     胸ビレを使い、泥の上を跳ねるムツゴロウの姿がテレビでよく放映されます。きれいなブルーの斑点を持ち、目を常にキョロキョロさせている、警戒心の強い魚です。皮膚が傷つきやすいため、泥質の有明干潟は最適の生息条件を備えています。また、非常においしい魚で、ムツゴロウの蒲焼は佐賀県の郷土料理にもなっています。

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不知火海


中尾山展望台からの景色

 中尾山展望台は、九州新幹線の新水俣駅から車で15分ほどの中尾山公園にあります。標高約333mの頂上周辺は、桜やコスモスなどの名所として知られています。また、ゆるやかなスロープの展望通路「中尾山スカイロード」が整備され、小さなお子様や車いすの方にも利用しやすくなっています。
 展望台からは、不知火海(しらぬいかい)、天草の島々、水俣市街地などを一望でき、四季を通じて花見客で賑わいます。

中尾山展望台からの景色
  • 万葉の里水島万葉の里水島

     水島は八代市の球磨川河口にあり、周囲約200m、高さ約11mの石灰岩でできた小島です。水島に上陸することはできませんが、近くに万葉の里公園が造られています。
     景行天皇がこの地を訪れた際に、島から水が湧き出たという故事が日本書記にあり、万葉集にも詠まれています。なお、万葉の史跡・水島は、「不知火(しらぬい)及び水島」として国名勝にも指定されています。

  • たのうら御立岬公園たのうら御立岬公園

     肥薩おれんじ鉄道たのうら御立岬公園駅から徒歩で約20分。季節によっては、公園まで無料のシャトルバスが運行されています。八代海(不知火海)に面した公園で、周辺にはレジャー施設や温泉、道の駅などもあります。
     かつて景行天皇が熊襲(くまそ)征伐に訪れたとき、この地で「お立ち」になったという言い伝えが残る歴史的な場所です。シンボルタワーに願いを込めてカギをかけると、好きな人と結ばれると言われ、すでに1,000個を超すカギがかけられています。

  • 肥薩おれんじ鉄道阿久根駅肥薩おれんじ鉄道阿久根駅

     昭和24年(1949年)に開業した古い駅で、正面は改装されていますが、部分的に昔のまま残されレトロな雰囲気を醸しています。
     九州旅客鉄道時代、阿久根駅には特急や夜行列車が停車し、肥薩おれんじ鉄道となった今でも、主要な駅の一つとなっています。京都駅と熊本駅間を結び、2008年に引退した寝台特急「なは」の車体を利用した簡易宿泊施設、ライダーハウス「あくねツーリングSTAYtion」があります。

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日南海岸


都井岬の御崎馬

 志布志湾の東端にある都井岬は、JR串間駅から車で約35分、国指定天然記念物の御崎馬(みさきうま)の生息地となっています。
 この馬は、江戸時代の1697年に、高鍋藩秋月家が馬の放牧をしたのが始まりとされ、現在も自然放牧されています。
 御崎馬は日本在来馬としての特徴をよく残し、体高は130cm前後、体重300kgほどと、外国産馬と比べるとかなり小さめです。

都井岬の御崎馬
  • 青島青島

     宮崎観光の起点とも言える青島は、JR日南線青島駅から徒歩で10分ほどのところにあります。亜熱帯植物が密生している周囲約1.5Kmの小さな島で、「海幸彦山幸彦」の神話の舞台でもあります。青島神社が鎮座し、参拝客が絶えません。
     島の周囲は、海床に堆積した砂岩と泥岩の層が波の浸食によってできた、波状岩で囲まれています。階段状の岩が巨大な洗濯板のように見えるので「鬼の洗濯板」と呼ばれ、国の天然記念物となっています。

  • 掘切峠掘切峠

     堀切峠は、JR内海駅から車で5分ほどのところにあります。周辺の道路沿いにはフェニックスが植えられ、日南海岸の中でも屈指の景勝地として知られています。
     青島方面から道の駅フェニックスに向かう途中、左手に堀切峠の「鬼の洗濯板」が見えてきます。干潮時には、巨大な洗濯板群がその全貌を現わします。

  • 道の駅フェニックス道の駅フェニックス

     堀切峠から南に1kmほど進むと、道の駅フェニックスがあります。白い円形の建物が目印で、レストランや土産店の他、海岸に降りられる遊歩道が設けられ、観光客の憩いの場となっています。
     展望台から見た太平洋の水平線は、遠くに緩やかな弧を描きどこまでも続いています。眼下には鬼の洗濯板の奇岩が広がり、「宮崎の海」を感じさせてくれます。

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錦江湾


仙巌園から見る桜島

 仙巌園(せんがんえん)は、万治元年(1658年)に19代当主島津光久によって築庭された日本庭園で、別名「磯庭園」とも呼ばれています。
 薩摩藩は、琉球王国を通じ大陸の文化を取り入れ、仙巌園も中国の作庭技法の影響を受けた独特の庭園となっています。
四季折々の美しさに加え、桜島と錦江湾を借景にした雄大な風景は、鹿児島を代表する景観の一つとなっています。

仙巌園から見る桜島
  • 長崎鼻長崎鼻

     長崎鼻は、薩摩半島の最南端にあたり、霧島屋久国立公園に指定されています。突端には、白亜の薩摩長崎鼻灯台が建ち、錦江湾を往来する船舶を見守っています。ここは、薩摩富士と呼ばれる開聞岳のビューポイントで、早くから観光地として栄えてきました。空気の澄んだ日には、屋久島や種子島まで望むことができます。「竜宮伝説」の乙姫様を祀る竜宮神社や、熱帯ジャングルを再現した長崎鼻パーキングガーデンなどもあります。

  • 佐多岬佐多岬

     佐多岬は九州本島の最南端にあたり、ニューデリーやカイロと同緯度です。岬の先端部から100mほど沖に浮かぶ大輪島(おおわじま)には、「日本の灯台50選」に選ばれた白亜の佐多岬灯台が建っています。この灯台は「日本の灯台の父」と称されるリチャード・ヘンリーブラントンの設計でしたが昭和20年(1945年)の空襲により消失、現在の灯台は昭和25年(1950年)に再建されたものです。

  • 平川動物公園平川動物公園

     平川動物公園は、「楽しく学べる、楽しく遊べる動物園」を基本コンセプトとしており、緑に囲まれた自然の中で、楽しく遊びながら動物の生態を観察することができます。園内ではホワイトタイガーやコアラなどの珍しい動物を見ることができるほか、併設された遊園地にはメリーゴーランドや観覧車といった大型遊具が設置されています。

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