自然

季節の花と樹木

コスモス


西都原古墳群

 西都原古墳群は、3世紀半ばから7世紀にかけて築造されたと言われる300基以上の古墳がある国内最大級の古墳群です。
 秋になると300万本ものコスモスが咲き乱れ、辺り一面は赤・白・ピンクの花で埋め尽くされます。
 見頃は10月下旬から11月上旬頃です。11月の第1土・日曜には「古墳まつり」が開催され、コスモスを観賞したり、イベントを体験したりと一日中楽しむことができます。

西都原古墳群
  • 生駒高原生駒高原

     生駒高原のコスモス園は、約16haの広さがあり、18種約100万本のコスモスが咲き乱れます。背後には韓国岳、夷守(ひなもり)岳などの霧島の山々を望むことができ、コスモスと真っ青な空の色とのコントラストが見事です。ここでは標準的な赤・ピンク・白色のコスモスだけではなく、黄色、花弁の先が矢車草のように尖ったものも植えられています。
     見頃は9月中旬から10月下旬頃です。シーズン中は「コスモスまつり」が開催され、多くの観光客で賑わいます。

  • コスモス街道コスモス街道

     若松の埋立地南側を走る国道495号は、道路脇にコスモスが咲き揃うことから「コスモス街道」と呼ばれています。国道沿い約2.8kmにわたる約100万本のコスモスは、各種団体やボランティアの皆さんが丹精込めて育てたものです。
     10月初旬には「若松コスモスフェスタ」が開催され、市内外から多くの人々が観賞に訪れます。見頃は10月上旬から中旬です。

  • 霧島ヶ丘公園霧島ヶ丘公園

     霧島ヶ丘公園は鹿屋市街地から南に約7kmの丘陵地帯に位置し、四季を通じてカラフルな花々を観賞することができます。秋になると園内のふれあいロードや多目的広場に約30万本のコスモスが咲き誇り、家族連れやカップルの目を楽しませています。広い園内にはアスレチックやゴーカート、自由広場などの設備が整っていて、特に子供を連れたファミリーに人気があります。見頃は10月上旬から下旬です。

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ヒガンバナ


つづら棚田

 つづら棚田は、耳納(みのう)連山の中腹にある約300枚の水田で、1998年には農水省の「日本棚田百選」に選ばれています。あぜ道では、秋になると約50万本のヒガンバナが咲き乱れます。開花の時期には、棚田とあぜ道を散策する「棚田inうきは 彼岸花めぐり&ばさら祭」が開催され、空の青と森の緑、黄金色の稲穂と赤いヒガンバナのコントラストが、農山村の原風景を鮮やかに彩ります。見頃は9月中旬から下旬です。

つづら棚田
  • 正光寺正光寺

     正光寺は、周防灘に注ぎ込む城井川の中流域にあります。秋、境内には約4,000本の白いヒガンバナが咲き誇り、多くの観光客の目を楽しませています。この花は、数十年前に地元住民の手によって、城井川の河川敷から正光寺の境内に移植されました。開花時期に合わせて開催される「白い彼岸花まつり」では、夕暮れから午後8時ごろまでライトアップされ、夕闇に浮かぶ花々を観賞することができます。見頃は9月下旬頃です。

  • 鉢巻山展望台鉢巻山展望台

     鉢巻山展望台は、大村湾や多良山系など360度の景観を見渡せる名所で、付近には、赤や白のヒガンバナが約100万本植えられています。シーズンになると鉢巻山の山頂は一面花で覆われ、赤白の美しい絨毯が山頂に敷き詰められているかのように見えます。
      見頃は9月中旬から下旬で、期間中は「鉢巻山ひがん花まつり」が開催されます。

  • 萩の茶屋萩の茶屋

     萩の茶屋は1964年、国道268号沿いにドライブインとして開業しましたが、現在は展望所として利用されています。周辺には100万本を越えるヒガンバナが植えられ、宮崎の花の名所となっています。
     国道268号線の「道の駅ゆ~ぱるのじり」に隣接する大原塚公園にも20万本のヒガンバナが植えられており、足を伸ばしてみるのもおすすめです。見頃は9月上旬から下旬頃です。

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椿


久留米つばき園

 もともと花木の苗を育てるために、明治時代に開墾された畑地が公園になりました。地元で育てられた椿やツツジ、タイサンボク、ヒマラヤスギなどが約3haの敷地に植えられています。
 約500品種2,000本の椿があり、「白玉宝珠」(しらたまほうしゅ)、「太郎冠者」(たろうかじゃ)、「小夜侘助」(さよわびすけ)など樹齢が100年を超えるものもあります。貴重な園芸品種や原種が数多く植えられていて、世界に17か所しかない「国際優秀つばき園」に認定されています。10月中旬頃から咲き始め、4月中旬頃まで様々な椿が花を付けます。3月中旬から4月上旬が一番の見頃です。

久留米つばき園
  • 阿波岐原森林公園つばき園阿波岐原森林公園つばき園

     阿波岐原森林公園は、宮崎市街地から少し離れた一ツ葉海岸近くにある公園です。明治100年記念事業の一環として整備され、約29.3haの広さがあります。
     公園内にある市民の森つばき園には、「天の川」、「紅乙女」、「ベクターエマニエル」など約70種340本の椿があります。見頃は1月下旬から3月下旬です。

  • 権現山展望公園権現山展望公園

     権現山展望公園は、標高198mの権現山山頂にあり、かつては幕府の遠見番所が設けられ、東に天草灘、西に五島灘、遙か南には東シナ海まで一望できる眺望の良さが自慢です。
     公園内には、椿は250種約300本、隣接する椿園には高価な椿油が摂れるヤブツバキが1万本以上あります。また、ここは渡り鳥の通り道にもなっていて、春先にはシベリアへ向かう鶴の姿が見られます。見頃は2月下旬から4月上旬頃です。

  • 椿山森林公園椿山森林公園

     椿山には、美しく整備された飫肥杉に加え照葉樹のヤブツバキが数多く自生しています。平成2年、宮崎市市制60周年を記念して、椿山森林公園として整備され、遊歩道や展望台などが設置されました。飫肥(おび)藩主が参勤交代に使ったといわれる約700mの石畳「殿様道路」も名所のひとつです。約1,000種類48,000本の椿が植栽され、国内初の「国際優秀椿園」に認定されるなど世界でも有数の規模を誇ります。見頃は2月中旬から3月下旬頃です。

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秋・冬の花アラカルト


  • 秋に咲くひまわり秋に咲くひまわり

     福岡市から南に30kmほどの場所に位置するみやき町の北部、山田地区の棚田に植えられたひまわりは、晩秋に花を付けることから「秋に咲くひまわり」として知られています。鷹取山の麓のひまわり園では、紅葉とともに約2万本の遅咲きの黄色い花を楽しめます。見頃は10月下旬から11月です。

  • 仙石山のサザンカ仙石山のサザンカ

     千石山は、サザンカの自生の北限地とされ、約2.9haの山肌に約2,000本の花を咲かせます。樹齢が100年を超え、高さ10m以上の巨木が、雪のような白い花を付けます。国の天然記念物に指定。10月中旬頃から花が咲き始め、見頃は10月下旬から11月中旬です。

  • 霧島ヶ丘公園の秋バラ霧島ヶ丘公園の秋バラ

     霧島公園内の「かのやばら園」には1,300種17,000本のバラが栽培されていて、園内では鹿屋オリジナルのバラである「プリンセスかのや」を観賞することができます。バラ園の正面入口と西側入口を往復する「ローズトレイン」に乗ってバラのトンネルをくぐれば、高貴なバラの香りに身も心も癒されます。秋バラの見頃は10月中旬から11月下旬です。

  • 堀切峠のポインセチア堀切峠のポインセチア

     広大な太平洋、海岸線に続く波状岩、フェニックスの並木など日南海岸の雄大な景観で名を馳せる「堀切峠」付近には、約5万本とも言われるポインセチアの群生が見られます。葉が真紅に染まるメキシコ原産の花で、よく鉢植えなどで観賞用に育てられています。見頃は12月上旬から下旬頃です。

  • 野母崎水仙の里公園野母崎水仙の里公園

     野母崎(のもざき)水仙の里公園は、長崎半島の先端に位置する野母崎総合運動公園内にあります。野母崎は水仙の出荷地として知られており、毎年1月には園内で「のもざき水仙まつり」が開催されます。
     水仙の見頃は12月から1月にかけて。1千万本とも言われる水仙が一斉に花を咲かせます。水仙は香りが高く、野母崎水仙の里公園は長崎県内で唯一、環境省の「かおり風景100選」に選ばれています。

  • 仰烏帽子山の福寿草仰烏帽子山の福寿草

     仰烏帽子山(のけえぼしやま)は、かつて神山と崇められた標高1,302mの山岳信仰の山で、現在は福寿草の咲く山として全国的に知られています。
     春が近づくと雪の中から小さな黄色い花を咲かせる福寿草は、仰烏帽子山の春の風物詩となっています。福寿草は春を告げる花の代表で、元日草(がんじつそう)や朔日草(さくじつそう)といった別名を持っています。見頃は雪の残る1月から2月にかけてなので、年によっては本格的な登山の準備が必要です。

  • 仙巌園の寒牡丹仙巌園の寒牡丹

     仙巌園(せんがんえん)は、江戸時代初期の万治元年(1658年)に島津光久(島津家19代当主)によって、築庭されました。桜島と鹿児島湾を借景にしたスケールの大きな日本庭園で、別名「磯庭園」とも呼ばれています。  牡丹には二期咲き(早春と初冬)の性質を持つ品種があり、このうち低温で開花した冬咲きのものが古来より寒牡丹と呼ばれています。寒牡丹は着花率が低く手入れの難しい花のため、コモをかぶせたりして丁寧に育てられています。「島津紅」や「王冠」といった希少種を含む、約80株の寒牡丹が年末年始にかけて公開されます。

  • 筥崎宮神苑花庭園の冬牡丹筥崎宮神苑花庭園の冬牡丹

     筥崎(はこざき)宮は筥崎八幡宮とも称し、宇佐、石清水の両宮とともに日本三大八幡宮のひとつに数えられます。境内にある神苑花庭園は枯山水を楽しめる本格的な回遊式日本庭園で、福寿草や百合など四季折々の花を楽しむことができます。
     本来は春に咲く牡丹を特別な手間をかけて冬に開花させたものが冬牡丹で、二期咲きの変種である寒牡丹とは品種が異なります。筥崎宮神苑花庭園では1月から2月にかけて、40品種約600株の冬牡丹が見頃となります。また園内では苗木を購入することもできます。

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