自然

魅惑の島々

奄美大島

 加計呂麻島(かけろまじま)、請島(うけじま)、与路島(よろじま)、喜界島、徳之島、沖永良部島、与論島などの奄美群島の中で一番大きな島が奄美大島です。
 奄美大島では、バナナ、パパイヤ、マンゴー、パイナップルなどが栽培され、黒砂糖を使った黒糖酒が特産品になっています。田中一村記念美術館のある奄美パーク、住用町のマングローブ林、瀬戸内町の珊瑚礁など多くの見所があります。また、サーフィンやシーカヤックなども盛んです。

奄美大島
  • 奄美パーク奄美パーク

     奄美空港から車で約5分、奄美の自然や歴史、文化を紹介する「奄美の郷」と、田中一村の作品を収蔵する「田中一村記念美術館」が中心の複合施設です。
     田中一村は、孤高の画家として知られ、栃木県生まれ。中央の画壇には認められず、奄美大島に移住し画を描き続けました。没後、その独特の色彩やテーマ、日本人離れした感性が高く評価されるようになり、現在では、特産の黒糖酒のラベルなどに田中一村の画が使われています。奄美パークの屋外には、園内を一望できる展望台もあります。

  • 金作原鳥蝶植歩ツアー金作原鳥蝶植歩ツアー

     天然記念物のアマミノクロウサギ、オーストンオオアカゲラ、オオトラツグミ、アカヒゲなどが生息する奄美大島の自然を巡るツアーです。
     金作原鳥蝶植歩ツアーは、奄美大島を代表する原生林、「金作原(きんさくばる)」をガイドと歩きます。
     鳥や花の習性、樹木の見分け方などを学びながら、奄美大島の自然に触れます。

  • 大島紬大島紬

     奄美大島の特産品が「大島紬」です。手で紡いだ絹糸を泥染めし、手織りで仕上げます。
     奈良時代(西暦710~793年)以前から奄美では養蚕が行われていました。その歴史が大島紬に受け継がれています。
     現在「奄美大島紬」と呼ばれるものは、絹100%、織る前に色付けをする先染手織り、平織であることが条件となっています。先染め平織りなので裏表がなく、手機で経緯絣及び緯絣を絣合わせして織上げてあるので、軽くて着やすくなっています。

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種子島

 標高が最も高い所でも282mしかなく、海側から見るとほとんど平らに見える島です。鉄砲が伝来した島として知られています。
 種子島は、鹿児島から海路、航空路で行くことができますが、高速船のジェットフォイルに乗れば海路でも95分という速さです。
 南国のリゾートのような自然環境、海の幸、安納芋や黒糖などの名産品に恵まれ、門倉岬、千座(ちくら)の岩屋、種子島宇宙センター、鉄砲館などの観光名所も多数あります。

種子島
  • 種子島宇宙センター種子島宇宙センター

     青い海と白い砂浜に囲まれた、世界一美しいロケット打ち上げ基地と言われています。
     基地内には、大型ロケットが発射できる大崎射場があり、ロケットの丘展望所、竹崎展望台、カーモリの峯展望所など発射施設を見学できる施設が整備されています。
     また、宇宙科学技術館では、ロケット・人工衛星の実物や模型などが展示され、ロケットの打ち上げや天体などについて子供から大人まで楽しく学ぶことができます。

  • 千座の岩屋千座の岩屋

     千座(ちくら)の岩屋は、南種子町の浜田海岸にある、種子島唯一の海蝕洞窟です。内部に1,000人もの人間が座れる広さがあることから、千座の岩屋と名付けられました。洞窟に入れるのは干潮時のみで、内部はいくつにも枝分かれしています。周辺には浜田海水浴場があり、沖合に竹島や浜島を望む景勝地として知られています。

  • 鉄砲伝来鉄砲伝来

     種子島へ鉄砲が渡来したのは、天文12年8月25日(1543年9月23日)と伝えられています。
     島の北側にある西の浦湾に漂着した中国船に乗っていた2人のポルトガル人が鉄砲を持っていて、それを種子島島主である種子島氏が購入したのが始まりとされています。西之表にある、種子島開発総合センター(鉄砲館)では、ポルトガル初伝来銃、国産第1号銃、国内外の古式銃約100点が見られます。

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与論島

 鹿児島県の最南端にあり、南には沖縄本島の辺戸岬が望めます。島の周囲は隆起珊瑚礁に囲まれ、白い砂浜と青い海が延々と続きます。
 石垣だけが残る与論城跡、白い屋根と壁がシンボルのギリシャ村、干潮時のみに姿を現す百合ケ浜、与論民俗村などの観光名所が、周囲約23kmの与論島に点在しています。

与論島
  • 与論城跡与論城跡

     与論城跡(よろんじょうあと)は、与論島南端の丘にある城跡です。15世紀の初頭に琉球北山王の三男、王舅(おおしゃん)が世之主(島主)になった際に築城を始めました。しかし、建設中に北山王朝が滅亡したため、未完成のまま珊瑚の石垣のみが現在に残されています。この石垣は島を守る龍の姿を模して造られたと伝えられています。

  • マリンスポーツマリンスポーツ

     与論島はマリンスポーツのメッカ。シュノーケリング、ダイビング、ウェイクボード、シーカヤック、ジェットスキーなどマリンスポーツ全般を楽しめます。
     サーフィンやウインドサーフィンのベストシーズンは、大陸に高気圧が張り出し、風が起こる11月頃から。
     また、島の周囲には、大小25ほどのダイビングスポットがあり、沈船あまみや茶花海中宮殿、ダブルクレパスなどと呼ばれる水深6mから30mほどのポイントが人気を博しています。

  • 百合が浜百合が浜

     潮の干満によって現れる真っ白な砂地の美しいビーチで、島の東側にある大金久海岸の沖合い約1.5kmに春から夏にかけてその姿を現します。
     日によって位置や大きさは異なります。浜まではグラスボートなどに乗って移動しますが、浅い海は透き通り海底が見えるほどです。浜には星砂があり、年齢の数だけ拾うと幸せになれるという言い伝えもあります。

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