自然

マグマが作り出す壮大な自然

阿蘇(熊本県阿蘇市)

世界有数の巨大カルデラと外輪山を持つ、火の国・熊本のシンボル

阿蘇山は、東西18km、南北25kmのカルデラの中央にそびえる火山群、「阿蘇五岳」の総称。現在も中岳が活発な火山活動を続けています。この大カルデ ラは直径約20kmの外輪山を有し、最高峰の大観峰(だいかんぼう)からは「阿蘇の涅槃像」と呼ばれている五岳の姿はもちろん、遠く九重連山までを一望で きます。牛や馬がのんびり草をはむ草千里、火山灰で覆われ荒涼とした砂千里ほか、温泉やレジャー施設も充実。広大な火口原から外輪山をぐるりと見渡すこと ができるのも、阿蘇ならではの雄大な光景です。

  • 桜島(鹿児島県鹿児島市)

     市街地からわずか4km、錦江湾に浮かぶ鹿児島のシンボル・桜島は、今なお頻繁に噴火を続けている世界有数の活火山。北岳・中岳・南岳からなり、大正3年 の爆発で大隅半島とは陸続きになりました。穏やかな錦江湾と噴煙を上げ続ける桜島がコントラストをなす姿は、鹿児島の代表的な風景の一つです。島には約 6,000人が火山と共に生活しており、世界一大きな「桜島大根」と世界一小さな「桜島小みかん」は桜島の特産品。市街地からは24時間運航の市営フェ リーで気軽に渡ることができ、1周約36kmの恰好のドライブスポットになっています。

  • 雲仙岳(長崎県雲仙市)

     1,000m級の山々に囲まれた、 「三峰五岳の雲仙岳」と呼ばれる雲仙岳は、島原半島の中央に位置する8つの火山の総称。記憶に新しい1990年の普賢岳噴火によって噴出した溶岩の山 は、普賢岳を超えて雲仙の最高峰となり、「平成新山」と名づけられました。噴火のやんだ現在では、普賢岳や妙見岳に登ることも可能で、平成新山を間近に眺 めることができます。雲仙天草国立公園に指定されているほか、2009年には「島原半島ジオパーク」として日本初の世界ジオパークに認定されるなど、豊か な自然と地球科学的に特殊な地形は、大きな見どころです。

  • くじゅう連山(大分県九重町~竹田市)

     くじゅう連山は大分県九重町から竹田市にまたがる火山群で、一帯は「阿蘇くじゅう国立公園」に指定されています。九州本土最高峰の中岳(1,781m)や 日本百名山に選ばれた主峰・久住山など1,700km級の火山が連なり、屈指の登山スポット。最近では1995年に硫黄山で200年ぶりの火山活動が観測 されました。周辺には数多くの温泉があり、火山のエネルギーを利用して地熱発電もおこなわれています。中腹を通る「やまなみハイウェイ」から望む景色は雄 大で、高く青い空に吸い込まれるような爽快なドライブが楽しめます。

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