別府温泉

 街中から湯けむりが棚引く別府温泉。力強い景観の通り、温泉湧出量日本一、源泉数も日本の温泉の約1割にあたる約2300箇所を有し日本一を誇ります。数だけでなく、種類の豊富さも特徴のひとつ。別府近郊に点在する温泉郷は”別府八湯”とよばれ、別府・鉄輪(かんなわ)・観海寺(かんかいじ)・明礬(みょうばん)・亀川・柴石・堀田・浜脇からなる代表的な8つの温泉は、それぞれ異なる泉質を持っています。
 別府駅周辺では1879年創設の竹瓦温泉に代表される別府温泉、古くから湯治場として親しまれ、蒸気を利用して調理する「地獄蒸し料理」も楽しめる鉄輪温泉、高地にあり湯の花で有名な明礬温泉などなど、一度訪れただけでは到底時間が足りないと感じるでしょう。別府温泉は地元の人の生活の一部でもあり、市内には100カ所を超える共同湯が点在、入湯料も100円程です。ただし源泉掛け流しのお湯は高温のため、慣れていないと湯あたりしてしまうことも。地元の人の入り方を参考にしながら入浴してみましょう。

自然の迫力を体感、地獄めぐり

 地底深くから噴気や熱湯が噴き出している場所は“地獄”と呼ばれています。別府には地獄が点在していますが、誕生したのは1000年以上前の鶴見岳の噴火が始まりだったと言われています。当時、とても近寄ることができないほどの熱さのため、人々はわざと地獄という怖い名をつけ遠ざけていたのだとか。
 地獄と一口に言っても、コバルトブルーの海地獄、100頭のワニがうごめく鬼山地獄、お湯だけでなく噴気まで赤い血の池地獄など、その特徴もさまざま。鉄輪・亀川エリアにある7箇所の地獄は、共通観覧券で巡ることができ、そのうちの4箇所では足湯を楽しむこともできます。
 自然がつくりあげた地獄の力強いパワーを、ぜひ近くで感じてみましょう。

何は無くともまずは、竹瓦温泉

泉です。風情があり、重厚感あり、堂々としたこの建物は、1938年建造。登録有形文化財であり、近代化産業遺産にも登録されています。 
 のれんをくぐり中へ入ったら、まず番台の人に入浴料を払います。普通の入浴であればたったの100円です。外観同様建物内のレトロな雰囲気に気持ちが高まりながら、お風呂場へ。天井が高く、上部の窓から光が降り注ぐ明るい場内での入浴は格別ですよ。ただし入浴の際に気をつけたいのが、湯の熱さ。慣れていないとびっくりしてしまう熱さなので、初めての人は水道の近くを選びましょう。興味があれば、砂湯も(1,000円)もおすすめですよ。

とり天、別府冷麺、やせうま…グルメ天国

 「あれも食べたい、これも食べたい」とつい迷ってしまうほど、別府にはぜひ食べておきたいグルメがたくさんあります。その中からいくつかご紹介します。
 実は、鶏肉の消費量が全国1位になったこともあるほど、大分県民にとって鶏肉は家庭では欠かせない食材。その鶏肉を使った代表的な郷土料理が“とり天”です。醤油やニンニクなどで下味をつけた鶏肉に、天ぷらと同じ衣をまとわせ揚げられたとり天はふんわりサックリ。熱々を酢醤油と練り辛子につけていただきます。
 麺が食べたい時は“別府冷麺”をどうぞ。和風だしが効いた冷たくてあっさりとしたスープは味わい深く、上に乗せたキムチが混ざると酸味が効いた爽やかなお味に。そして何より特徴的なのは、噛み応えのある跳ね返すような弾力の極太麺です。昼夜問わず、夏でも冬でも食べたくなる味は地元の人からも愛されています。
 甘党の人には“やせうま”も人気があります。やせうまは、小麦粉を水で溶き団子状にしたものを平たくのばし茹でたもので、きな粉をまぶしていただきます。もっちもちの食感と素朴な甘さは、子ども達も喜ぶ味です。
 他にも、別府湾でとれる新鮮な“関アジ・関サバ”や、温泉の噴気で蒸し上げる“地獄蒸し料理”などなど、あげればきりがない別府グルメ。別府はホームページやパンフレットが特に充実しているので、事前リサーチをしっかりして、ぜひとも美味しい味に出会ってくださいね。

外国の方へのウェルカムメッセージ

別府は海と山に囲まれ、景観もすばらしく、JR、飛行機、フェリーなど交通の便もよく、温泉、ホテル、観光施設、商業施設も充実した国際観光都市です。福岡や熊本に隣接しているため、九州にお越しの際は是非別府にお越しください。

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アクセス

大分県別府市


大分自動車道 別府ICから約20分

バス・電車
JR日豊本線 別府駅下車すぐ

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別府市観光協会

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