1990年11月、198年ぶりに噴火活動を始めた雲仙普賢岳。
翌年5月に出現した溶岩ドームはその後成長を続け、崩落して大規模な火砕流を引き起こしました。
また、火砕流によってできた地形的な溝に堆積した火山灰や噴出物、土砂、木々が大量の雨とともに流れる土石流が下流の民家・集落を襲いました。
自然の脅威と災害の教訓を風化させることなく後世へ伝えるために当時のまま保存・展示された施設等を見て触れてリアルに体感できるとともに、被災地であったことを感じさせない“復興の力”も体感できます。
1991年9月15日の大火砕流に伴う熱風による火災で焼失した校舎を保存・展示しています。
<当時>
雲仙普賢岳噴火による土石流で被災した11棟の被災家屋を保存展示しています。
<当時>
シアター
被災物展示
火砕流の道
島原大変劇場
雲仙火山の歴史から平成新山に関する事を紹介しています。
センター内では、雲仙火山の歴史から平成新山の誕生、平成新山を観測するシステム、火山と共生す
る動植物などを紹介しています。屋外では、自然の再生のようすや火砕流堆積物のようすなどが観察できます。
写真提供:島原市、島原半島観光連盟