お茶の原産地は、中国南部雲南省やミャンマー北部、チベット南部ともいわれ、紀元前から飲まれていたらしい。日本では聖武天皇の時代にすでに茶の作法があったといい、平安時代には唐へ留学した最澄や空海ら僧侶たちによって伝えられた。が、当時はもっぱら薬用や宗教行事として用いるものだったため、やがて廃れ、その後お茶が広く普及するのは、鎌倉時代、宋に渡った栄西が茶種を持ち帰ってからだった。
臨済宗の開祖である栄西は、1191年、福岡と佐賀の県境にある脊振山の中腹にある霊仙寺石上坊に移り住み、そこに茶種をまいて栽培したらしい。今日、お茶の発祥地であるその跡を訪ねると、「日本最初之茶樹栽培地」の碑が建てられている。茶種は、脊振山のほかにも、平戸の冨春庵(現在の千光寺)や博多の聖福寺にも植えられた。さらに京都の明恵上人にも贈られ、それが宇治茶の始まりにつながった。
こうして次第に広まったお茶だが、南北朝時代から室町時代にかけてはことに茶の湯が武士の間に普及した。1587年6月には博多の筥崎宮境内で、豊臣秀吉によって大規模な茶会が催された。時の権力者であった秀吉は、博多の豪商・島井宗室や神屋宗湛、堺商人の千利休らを従えて茶の湯を愉しんだのだった。
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