世界の三大聖人の一人、孔子。 孔子はお隣の国・中国の春秋時代に生きた(紀元前770~403)思想家である。今から2500年も前の人。日本という国が、まだ生まれぬ前に、中国では、孔子という世界の人物が育っている。彼は儒教思想を説いた。 儒教とは、仁、義、礼、智、信を基にした教えと思ってよい。 人を思いやる心である。 戦前は、学校で、家庭で、孔子の教えを著した「論語」を教えられたものである。もっと昔、江戸時代の寺子屋では五、六歳から論語を叩き込まれた。暗唱させられた。そんなこと、今の時代、全くない。やっていると変人、奇人扱いにされかねない。 孔子は偉大である。だから、皆、孔子を祀って崇めた。 各地の孔子廟は、それぞれ時代背景も異なり、その趣きも違うが、いずれも、しっかりとした「本物」ばかりである。 急ぎ足でなく、じっくり、喰い入るように見て学び、説明を聴くことだ。それぞれを訪ねる旅に、おぼろに、孔子という人物とその教えが浮んで理解できてくる。人への「思いやり」、人との交わりの「信義」などが判ってくる。美しい日本の国づくりの精神基盤を、どこに置けばいいのかなど、判ってくる。修学旅行、親子連れの旅によいと思うが‥‥。
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