2008年の大河ドラマは宮尾登美子「天璋院篤姫」が原作の「篤姫」。江戸~明治の動乱の世を生きた薩摩女性の生涯を描いた作品で、全国的にも大きな注目を浴びている。
篤姫(あつひめ)は、天保6(1835)年、今和泉島津家第5代島津忠剛の長女として生まれた。篤姫は「この子が男の子であったら」と父が言うほど才長けた女性だったという。 嘉永6年、藩主島津斉彬の養女になったのち鹿児島を発ち、その後、近衛家の養女を経て13代将軍・徳川家定へ入輿、正室となる。しかしその頃は将軍の跡継ぎをめぐる幕府内の抗争と、篤姫のふるさとである薩摩を中心とした反幕府運動の動きが激しさを増している頃であった。激動の時代の中、夫の家定・養父斉彬が相次いで死去してしまう。篤姫は24歳の若さで落飾して天障院と号するようになる。その後、篤姫は、14代将軍家茂の御台所となった和宮とともに大奥をとりしきり、徳川家存続に向けて尽力した。 ファーストレディーとして、幕府の中枢で時代に屈することなく、意志を持って強く生きた篤姫の姿は、九州の女性の姿そのものである。わが身を顧みずひとすじに愛をつらぬく・・・そんな純粋で逞しい南九州の女性の足跡を追って旅をしてみよう。宮崎から始まる神話の姫から、鹿児島に生きた伝説の近世~近代の女性たちの生きた証が各地に点在している。どんな時代にあっても、意志を持って行動し、時代を切り開いていった女性の姿は心をうつ物語として胸に迫る。
鹿児島中央駅~(60分・バス)鹿児島空港~(70分・飛行機)奄美空港~(180分・貸切タクシー島内観光移動)奄美空港~(70分・飛行機)鹿児島空港~(約110分・バス)指宿温泉
指宿~(約80分・JR)鹿児島中央~(20分・タクシー)鹿児島港~(95分・ジェットフォイル)西之表
西之表~(約30分・バス)新種子島空港~(40分・飛行機)鹿児島空港~(23分・バス)国分 ~(約90分・JR)宮崎~(10分・JR)宮崎空港