「どこに行くの?」「対馬に」「ナンジャモンジャを見に行くの」「?」「それってなに?」旅の始まりに禅問答のような会話が交わされることに違いない。 「ナンジャモンジャ」。学名は「ヒトツバタゴ」国の天然記念物。 国境の島・対馬と黒潮うねる日南海岸にも咲く稀少植物だ。 名前は、あまりロマンチックではないが、白い花の群生が咲き乱れる時、花の白さを海が映して白く照るので「ウミテラシ」(海照らし)というそうだ。 最初、この花を見た人の「一体なんだろう」という驚きが、そのまま名前になった。 対馬は旅のフィナーレとして、先ずは日南市飫肥。苔の発見者が創設した「研究所」服部邸を訪れてみよう。 飫肥杉が美しい。飫肥城跡もゆかしい。字のごとくオビは豊かに肥えた土地。 一気に対馬へ。対馬では先のナンジャモンジャの群生を観賞し、合わせて対馬城主のお寺や、神話の世界に遊ぼう。 魚がおいしいことはいうまでもない。 あなたの、国境の島・対馬のお土産は何だろう。出発前に言葉を交わした友人を、溜息がつくほど羨ましがらせよう。
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