「水」が大きく育ってきている─
「水」への私たちの意識・関心が芽生え、ふくらんできているということ。「石油」の次は「水」の時代が確かにやってくる。
この「うんちくシリーズ全3巻」を発行して5年(2012年3月現在)が経とうとしている。国交省の「平成の名水百選」が新しく認定された(2008年)。先に認定された「昭和の名水百選」(1985年)は、九州からは、福岡県2ヶ所(清水湧水、不老水)佐賀県2ヶ所(竜門の清水、清水川)長崎県2ヶ所(島原湧水群、轟渓流)熊本県4ケ所(轟水源、白川水源、菊池水源、池山水源)大分県3ヶ所(男池湧水群、竹田湧水群、白山川)宮崎県2ヶ所(出の山湧水、綾川湧水群)鹿児島県3ヶ所(屋久島宮之浦岳流水、霧島山麓丸池湧水、清水の湧水)の合計18ヶ所。平成に指定された平成の名水百選には、福岡県1ヶ所(岩屋湧水)熊本県4ケ所(水前寺江津湖湧水群、金峰山湧水群、南阿蘇村湧水群、六嘉湧水群・浮島、大分県1ヶ所(下園妙見様湧水)宮崎県1ヶ所(妙見神水)鹿児島県4ケ所(甲突池、唐船峡京田湧水、普現堂湧水源、ジッキョヌホー)となっている。全国的にみて、九州は水に恵まれているといえる。それは、阿蘇、霧島のおかげといえる。九州の六大河川のうち4つが阿蘇に源を発している。熊本は「日本一の地下水都市」とされている。地下を覗くわけにはいかないが、地表に表われている。水の姿を訪ねよう。地道な旅だが、自然への畏敬、恵みへの感謝を捧げながらの旅は、和みの癒しとなっての新しい活力となる。(ルートの関係でここでは、熊本、大分県に限定した。折を見て全九州を網羅してみたい。)
熊本空港~ (40分・タクシー)白川水源~ (40分・タクシー)阿蘇神社 ~ (30分・タクシー)池山水源~ (20分・徒歩) 産山村民宿
民宿~ (60分・タクシー) 白水の滝~ (30分・タクシー)竹田湧水群 ~ (15分・タクシー)竹田城下町~ (30分・タクシー)長湯温泉
長湯温泉~(50分・タクシー) 由布院~(80分・バス) 大分空港