世に偉人、先哲といわれている人の生家を訪ねてみる。覗き見趣味も加わって興味津々。「あの人が、この部屋で…」とか「あの人は、この家から〇〇山を見て勉強したから…」とかの思いが交錯する。
現在、残り、保存されている“偉人”の家を訪ねてみることにしよう。殆どが、資料館となっていて、その人の生い立ちがよく判り、皮膚感覚で学べる。立身出世の言葉は古いが、ある人物がどう生まれ、育ち、教育され、周囲の自然と親しんできたかが、生家を訪れることによって手に取るように理解できる。
異論も大いにある。「極貧の野口英世、庄屋の息子の北里柴三郎…」「酒屋の坊っちゃん北原白秋と石川啄木…」「若貴とモンゴルの朝青龍…」。逆境をバネにしたチャレンジのケースの方が多いのかも知れない。
いろいろあるが、まずは「百聞は一見に如かず」。偉人、傑人といわれる人の生家と故郷のたたずまいを、直かに眼で確かめるのが一番だろう。一人一人、生家を訪れるとき、何か参考になることが汲み取れると思うが…。
主人公になったつもりで、駆け足でなくて、時間をかけて滞在して空気を吸ってほしい。とりあえず回遊しやすい県に限定した。
いまほど環境に口うるさい時代はないだろう。「環境」は現在、専ら自然環境、即ちエコロジーの視点で論じられ、育ちの環境、家の環境で語られることは少ないようだ。
昔は、少し違っていた。「孟母三遷の教え」とか「門前の小僧、習わぬ経を読む」などの格言が教えるように、教育環境に力点が置かれていた。又は「山川美ナル所偉人生マル」とも。
「ウーン、やっぱり…」と思い感じるか、「なんだバカバカしい。人が生まれた家なんて…」と思うかは、これまた人さまざま。
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