日本の国生み(誕生)について神話が語りついでいることは多い。天界から「天孫降臨」し給い、この大地に生を営み、やがて初代天皇の神武天皇が誕生される。
スケールの大きい神話の世界は日本の宝物であろう。霧島~鹿児島~宮崎~西都~高千穂の聖地を一巡りし、その足で火を噴く阿蘇と水が生きる聖地も訪ねることにした。古くからの聖地、霊地は今も穢れがない。
日常の営みから離れてホッと一息つける場だ。
太古から火を吐き続ける阿蘇が代表するように自然界への畏怖は自ずと祈りの場所になった。
隋書の記録が語るように「人は祈祷を行っていた」。火を噴く山に畏怖と畏敬の念で、遥かインドから修行にやってきた僧もいた。
阿蘇の火口の下は一大霊場となって、「三十六坊五十二庵」もの祈りの場が広がった。
火口と草千里の中間地、いま「古坊中」と呼ぶ地がそうだ。
朝まだき、その地に立つと、一段と霊気を強く感じる。
阿蘇山にみられるように、祈り(祈祷)の山岳信仰が外来の宗教、儒教と結びつき修験道含めて、人が集い、祈り、その地は聖なる地、厳かなる地として畏れられ崇められていく。
霊地のなりたちは、おおむねこのようである。従って、原則として森厳な山深い森の中か(霧島神宮)人界の及ばぬ山頂(霧島)か、白波打ち寄せる海の洞窟(鵜戸神宮)か、荒々しい自然景観に囲まれている(国東半島、求菩提山、英彦山、菊池聖護寺、阿蘇火口(古坊中))ところが多い。
鹿児島空港~(30分・バス)又は鹿児島中央駅~(60分・JR)霧島神宮駅(15分・バス)~霧島神宮~(5分・バス)霧島神宮駅~(90分・JR)宮崎~(80分・バス)鵜戸神宮~(80分・バス)宮崎
宮崎~(60分・バス)西都~(60分・バス)宮崎~(90分・JR)延岡~(90分・バス)高千穂~(30分・バス)五ヶ瀬~(50分・バス)山都町~(50分・タクシー)高森~(60分・バス)立野~(30分・JR+10分・バス)内牧
内牧~(10分・JR)宮地~(50分・JR)肥後大津~(40分・バス)菊池~(40分・バス)肥後大津~(20分・タクシー)阿蘇くまもと空港~(45分・バス)熊本