日本と朝鮮半島の中間点に浮ぶ対馬は海を隔てて異国と接する国境、対馬の北端から釜山まで僅か50
km。古来から東西交流の十字路であった。早くも魏志倭人伝にその名が見える。
そして、遣唐使や遣隋使、遣新羅使も対馬に泊した。白村江の戦いを機に半島と日本との緊張時代には多くの防人が対馬に送られ防衛ラインの守りについた。(7世紀から1世紀半ほど)
日本最古の歌集「万葉集」をひもときながら思いきって対馬の国に飛んでみよう。
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大和や奈良を偲び詠った、みやびで、おおらかな万葉の調べの中に、最果ての地の防備に当る防人びとの故郷を恋い、妻を思う切々とした心情が詠い込まれている。
対馬の地は、最果てである。近代化されてない風土が、地勢が、往時のままと思ってよい。それだけ万葉を味わうに絶好の文学的環境である。併せて司馬さんの「対馬の道」も読んでいくとうんちくは更に深まる。
「元寇」(別項)の旅もかねることになる。
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おいしい魚づけの二日間、たっぷりと対馬に浸ってみよう。旅から帰ったあなたは、すっかり別人になっている。
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