黒潮の流れの中で育まれた奄美の自然、歴史や文化、産業などを分かりやすく紹介し、さらに、奄美を描いた日本画家「田中一村」の作品を手がかりに奄美の新しいイメージを情報発信するとともに、人々の交流の場を提供する群島全体の観光拠点として、「奄美の郷」、「田中一村記念美術館」を中核とする施設です。
奄美パーク内にあり、奄美の自然に魅了された不遇の天才画家・田中一村の数々の傑作を展示する美術館です。田中一村は、50歳で単身奄美に移り住み、亜熱帯の動植物を描き、日本画の新境地を拓いた。幼少から晩年までの作品約80点が常設展示。
赤尾木は泥染発祥の地。かつてこの地に天から白馬が降り立ち、その時にできた美しい湖から湧き出る水と泥が、絹糸を美しい色に染める水と染料になったという「天の川伝説」があります。天智天皇(661年)の頃から梅染め、桃染めなどが盛んに行われ、現在に受け継がれ、わが国の世界に誇る文化遺産となっています。
奄美大島は深く、濃い原生林に原色の花が一年中咲き乱れ、独自の動植物が生息し、「東洋のガラパゴス」とも称されます。国の天然記念物のアマミノクロウサギや、わが国第2位の面積を有するマングローブ原生林等貴重な動植物の宝庫であり、世界自然遺産の登録を目指しています。マングローブパークではマングローブをぬうカヌーが人気です。
この海岸は太平洋に面しており、海岸の石、砂利は打ち寄せる荒波に洗われて玉石と化しています。波が引くときには、石が擦れて太鼓のような音が聞こえます。沿岸には奇岩がきり立ち、洞窟もあって、豪壮な景観を有しています。周辺の海辺では船釣り・磯釣りもできます。カツオやタコ、伊勢エビ、タイなどの釣り場としても知られています。玉石は持ち出し禁止なのでご注意ください。
赤と青のクジラ形をした半潜水式水中観光船「マリンビューワーせと」で、抜群の透明度を誇り、東洋一といわれる美しい珊瑚礁の広がる大島海峡の水中世界を間近に満喫できます。澄んだ海の中を泳ぐ色どり鮮やかな熱帯魚の群れや様々な種類のサンゴ礁の華麗な姿に、50分間の乗船時間があっという間に過ぎてしまうことでしょう。生命の神秘と豊かな自然を、心ゆくまでお楽しみいただけます。「マリンビューワーせと」は、古仁屋港発着です。
あやまる岬は、奄美大島の最北端に位置する奄美市笠利町の北東部にある、太平洋につき出した岬。奄美十景、新鹿児島百景の一つ。こんもりと丸い地形が綾に織りなす「まり」に似ていることから、その名がついたといわれます。東の水平線に喜界島、北はトンパラ岩を望み、岬の周りはサンゴ礁、眼下にはソテツジャングルが亜熱帯の風情を醸し出しています。