島の外観が似ているので軍艦島と呼ぶ。明治23年から八幡製鉄用に出炭した海底炭坑。最盛期には周囲1,2kmの島に5,000人が住む。鉄筋アパートが林立、地下にはパチンコ店も。
いま、廃虚になって残骸が残る。
九州最後の“ヤマ”。2001年11月の閉山に伴い人口は、現在は往時の4%の500人が住む。定期船、チャーター船で渡ることができる。
筑豊地方の代表格、昭和39年の閉山まで平均年間100万トン以上の石炭エネルギーを供給し続けた。
田川市石炭・歴史博物館はじめ、宮若市、直方市にも資料館がある。嘉穂劇場も炭坑文化の名残りである。
石炭をテーマにした科学館。かつて日本最大の「三池炭鉱」のドキュメンタリー映画、有明海の地下400mの作業現場を再現した「ダイナミックトンネル」は地下坑道の雰囲気も満点。
その他、石炭の生成、産業革命、など石炭の歴史、石炭と大牟田の歴史などがスライド、プロジェクト、ジオラマなどで学べる産業科学博物館。
かつて三井の迎賓館として建てられた。三井港の開港に合わせて(明治41年)に開設。門司三井倶楽部と同じ西洋建築方式で、広い庭園に囲まれた高品質の環境、現在レストラン、結婚式場として使われている。
荒尾市に属する万田坑は明治35年に開坑した。三池炭鉱の主力坑であった。現在レンガ造りの捲上機室には、地下に作業員を運ぶエレベーター用の捲上機の大歯車などが見学できる。
大きな煙突の跡、安全を祈った祠など当時を物語るものが多く残されている。
三池炭鉱万田坑跡をはじめ数多くの近代化遺産が見学できる。異色は旧三井港倶楽部。三池炭坑の迎賓館として建てられた。門司港の三井倶楽部と似通った外観は瀟酒、現在はレストランなど観光スポットの1つとなっている。その他、湾岸施設など往時を伝える遺産が多く残っている。