南の島、その一つ屋久島を訪れた、「氣功」講師の体験記をご紹介しよう。
氣功のインストラクターだけあって大自然の精気の中に身を委ねた喜びが"哲学的“に綴られている。
「いい空気を思いきり吸って」と期待に胸ふくらませ屋久島を訪ねましたが、神々しい聖地は一方的な人間の思いは容易に受け入れませんでした。
特に白谷雲水峡の極陰の聖地では、あまりにも神秘な精氣に深い深い呼吸には一瞬胸をさす感じがしました。
速!無意識におこした行動はまず身体を叩き自からの邪氣(心・身の)を放散させることでした。
これは本能的に何かに気づかされたのだと思います。
今回――神聖なる大自然の生命態に身体をゆだね調和するには、心と身の重み(毒素)をすべて「空」にして、はじめて清涼な気がひとしれず体内に浸透され、更には細胞レベルへと広がる体感をさせて頂きました。
“それは息をはき切れば自然に吸い込む"
働きの原理に同じくするものです。
また、豊かな天然ミネラルの湧水をいきなり飲むと、体調をくずす(下痢)こともガイドさんの話にありました‥‥‥‥。
次に極陽の千尋の滝や大川の滝は森の静寂をつきぬけ、その流れは大海へと導かれ再び水蒸気となり森へかえる、この循環(サイクル)は、浄化と蘇生力をうながし、その姿はまさしく荘厳でした。
縄文杉までは行けなかったが「紀元杉」「千尋の滝」「環境文化センター」など訪れ、南の島との交流を深めたことも嬉しい思い出です。本当に体内の毒素が抜ける旅でした。
屋久島は自然界の陰(母)、陽(父)との両極をみごとに織りなし、天然芸術島と言うほかはありません。
広く美しい空と海にはさまれて浮く屋久島こそ、日本人の原点であり、魂のふるさと「楽園」と痛感しました。機会があれば再び皆様とおとずれたいと思います。
氣功講師 阪井美砂子