阿蘇外輪山は標高800~900m、万里の長城のように阿蘇を取りまいている。その唯一の切れ目が立野火口瀬である。火口瀬を列車はかき分けるようにして進む。 外輪山は草で覆われているので険しさは、目では感じないが、立野駅(海抜277m)と赤水駅(海抜467m)の8㎞の間の標高差190m、60階のビルと同じ高さ。Z型のスイッチバック方式で勾配を克服していく。日本の鉄道技術の粋。大正5~7年に敷設している。 列車は向きを変えてバック、少し進む、また向きを変えて進む、運転士さんはその都度、列車の前、後を行ったり来たり。知らない人は「あれ?逆戻り」と驚く。
線路はこの先、行き止まり、そこで今までとは反対方向へ進む。
右の線路は立野駅へ進む。立野から来た列車は、ここで向きを変え、赤水駅の方へ(左)進んでいく。
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