「宗像大社」とは、沖ノ島の沖津宮、筑前大島の中津宮、宗像市田島の辺津宮の総称。
三宮に三姉妹の女神それぞれがお祀りされていますが、辺津宮には沖津宮・中津宮の御分霊が祀られているため、すべての神様にお参りすることができるのです。
宗像三女神は、日本の国家・皇室の祖である天照大神の子供(娘)にあたる格式高い神様。
やすらぎに満ちながらも厳かな雰囲気に、背筋が伸びます。
太鼓橋をわたって参道をまっすぐに進み、神門をくぐると国の重要文化財である拝殿・本殿です。本殿の朱塗りが美しい梁は青空に映えますね。
この本殿に、市杵島姫神(いちきしまひめ)がお祀りされています。
きちんとご挨拶をして、女神様から浄化のパワーをいただきましょう。
本殿の奥には第二宮(ていにぐう)・第三宮(ていさんぐう)が並んであり、第二宮は沖津宮の田心姫神(たごりひめ)を、第三宮は中津宮の湍津姫神(たぎつひめ)をお祀りしています。
緑ゆたかなお宮に、美人三姉妹が仲良くいらっしゃるなんてステキ!
高宮参道から森の中を進むと、宗像三女神の降臨地と伝えられる高宮祭場を見学できます。
沖ノ島と並んで、全国でも数少ない古代の祭場。沖ノ島は一般に立ち入ることができないため、ここは古代の人びとの信仰を偲ぶことができる希少な場なのです。