西洋と東洋の文化が交じり合った、歴史多き長崎を巡る旅
長崎
更新日:2017年11月22日
観光名所「グラバー園」は、異国情緒豊かな建物と、歴史の裏に隠されたエピソードの数々あり、
石畳の道をたどりながら、ロマンあふれる歴史の舞台へタイムスリップしたかのような空間です。
外国人観光客も多く訪れ、日本にいながら外国にいるかのような雰囲気にさえ感じられます。
今回は、長崎グラバー園を中心に観光情報をお届けいたします。
グラバー園
「グラバー園」は、国指定重要文化財の旧グラバー住宅・旧リンガー住宅・旧オルト住宅を核に市内に点在していた6つの明治期の洋館を移築復元されたものです。園内は、長崎独特の坂の地形を生かし、動く歩道や、エスカレーター、壁泉、石畳による回遊道路となっています。
グラバー園にあるハート形の敷石。これを見つけ触ると恋が叶ったり良いことがあるそうです。
他の石と色が同化しているので、見つけるのは少し大変です。
ドックハウスとは、船が修理などをするためにドックに停泊している間、船員たちが宿泊するための施設だそうです。明治初期の典型的な洋風建築の建物を移築復元したもので、当時の生活雰囲気を肌で感じることができます。又、2階のベランダからは長崎港、稲佐山をはじめ、絶景が広がるとびきりのビュースポット、海風が心地良く開放的です!
ドックハウスの目の前には、大きな池があり、たくさんの鯉が泳いでいます。鯉用のエサも販売されており、子供たちがエサやりに夢中になっていました。
グラバー邸は息子の倉場富三郎(TomisaburoAwajiyaGlover)夫妻が住んでいた建物です。
当時の料理などが細かく復元されており、不思議な印象を受けます。
我が国 鉄道発祥の地
「我が国鉄道発祥の地」が長崎にあることをご存知ですか。
その証拠となる記念碑が、長崎県長崎市新地町6丁目、長崎市立市民病院横の歩道上にあります。「我が国鉄道発祥の地」の由来となった出来事は1865(慶応元)年、英国人貿易商のトーマス・グラバーが記念碑のある場所から南西の海岸沿いに約600mの線路を敷き、英国製機関車「アイアン・デューク(鉄の公爵)号」を走らせたことが始まりとされています。長崎を観光するなら、グラバー邸と大浦天主堂を巡るルートの途中にある「我が国鉄道発祥の地」にも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
ガチャガチャの森のお店
グラバー園に行くまでの間には様々なお土産屋さんが立ち並んでいます。その中の一角にガチャガチャのお店が。
ちびっ子たちに大人気のガチャガチャ。種類も数も多く、どれを選ぶか迷ってしまいます。子供たちも楽しめる場所として立ち寄ってみてはいかがでしょうか。掘り出し物が見つかるかもしれませんよ。
平和公園(平和記念像・平和の泉)
小高い丘にある平和公園は、悲惨な戦争を二度と繰り返さないという誓いと、世界平和への願いを込めてつくられた公園です。世界中の国々からも平和の願いを込め、公園内にはモニュメントなどが寄贈されています。外国からもたくさんの観光客が訪れており、日本人のみならず、世界の人がここを訪れ、平和とは何か?を改めて見つめなおすきっかけになればと考えさせられます。
《平和記念像》
天を指した右手は“原爆の脅威"を、水平に伸ばした左手は“平和"を、軽く閉じた瞼は“原爆犠牲者の冥福を祈る"という想いが込められています。
《平和の泉》
被爆者たちの霊に水を捧げて、めい福を祈り、世界恒久平和と核兵器廃絶の願いを込めて浄財を募り建設された円形の泉で、平和公園の一角、平和祈念像の前方にあります。刻まれた言葉を前に平和の大切さを改めて考えさせられます。
爆心地公園
1945年8月9日、アメリカのB29爆撃機から子爆弾がここへ投下されました。それを想像するだけで鳥肌が立ってしまいました。現在は、爆心地公園として整備されています。
原爆の爆風でも残った旧浦上天主堂の一部がここ公園内に保存されています。今ではすっかり緑に囲まれ、かつての惨状を思い浮かべるとその逞しい復興の力を感じることができます。公園の周囲にも約500本の桜の木が植えられているそうで桜の季節は花見の地、また日頃から緑に囲まれた憩いの空間として親しまれています。
長崎出島ワーフ(ベイサイドエリア)
長崎港周辺のベイエリアを占める複合商業施設「出島ワーフ」。
近くの埠頭には、帆船が停留しており、写真撮影のおススメスポットとの一つです。
和食、洋食、中華料理やイタリアンの飲食店をはじめ、美容室、アウトドアショップなど個性豊かなショップが並んでいました。地元長崎の新鮮な海鮮物を食べることができるお店があるのも魅力のひとつ。また水際を楽しむ憩いの空間となっており、美しい景色を眺めながらテラスで美味しい食事を楽しむこともできます。
長崎県美術館
長崎県美術館のコンセプトは、「呼吸する美術館」だそうです。美術館の枠を超えて、呼吸しながら都市や地域を大きく活性化していく、今までにない視点を持った美術館を目指しているとのこと。
長崎県美術館付近一帯は、ベイサイドエリアや長崎水辺の森公園と調和がとれておりエリア全体が博物館のような印象を受けます。
長崎温泉 やすらぎ伊王島
長崎温泉 やすらぎ伊王島は、長崎県長崎市伊王島町にある、天然温泉を備えた宿泊施設です。2015年に世界遺産に登録された端島の上陸・周遊ツアーが伊王島港から出航しており、伊王島灯台は俳優の高倉健が生前最後に撮影したロケ地でも有名です。海外のリゾートホテルに似た雰囲気に包まれており、スタッフの方もとても親切です。尚、宿泊者は隣接された島風の湯を利用できます。
《島風の湯》
伊王島の温泉は地下1,180mから湧き出す自家源泉の天然温泉。
男女各幅18mの展望露天風呂からは長崎の海が一望でき、開放感抜群です。
島風を感じながらゆっくりと浸かる露天風呂や、内湯、サウナなど種類も豊富です。
天然温泉と伊王島の雄大な自然に囲まれながら、贅沢な時間を過ごすことができます!
URL:
http://www.shimakazenoyu.jp/hotspa/
やすらぎ伊王島
長崎県長崎市伊王島町1丁目1−3277−7
http://www.ioujima.jp/
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