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車えび・名湯・不思議な伝説が残る「姫島」の魅力に迫る!

大分県の国東半島に浮かぶ姫島。大分空港から車で40分ほどの場所にある伊美港から、フェリーに乗れば約20分で到着する離島。グルメや温泉、不思議な伝説などの魅力たっぷり。古事記で「女島」として登場する島で、その歴史の長さを感じられる。数多く言い伝えが残る姫島の魅力をリポート!

まずは伊美港からフェリーに乗っていざ!

姫島へのアクセスに欠かせない伊美港のフェリー、昼時には1時間に約1本の感覚で出航しているから、便利で使いやすい。車でそのまま行くことも可能、まずは出航時間をチェックして出発!ゆらりゆられて、あっという間の20分ほどで姫島に到着。
姫島港(村営フェリー乗り場)

大分県東国東郡姫島村

/event/?mode=detail&id=9999900040102

まずはお腹を満たしたい!
ぷりぷりの食感と料理のバリエーションはピカイチ!

車えびの養殖が盛んな姫島。たくさんのお店で取り扱われている。今回はフェリー降り場からすぐの「姫乃家」へ。車えびの料理のバリエーションが豊かで迷ってしまう。車えび刺身定食はプリプリの食感と甘みのある味が絶品です。
やっぱり天丼も食べたい!こちらの天丼は車えびとタコの天ぷらが入っていて、どちらもぷりぷり。甘辛のタレがまた絶品でタコとえびに絡み合い、大満足の一品
姫乃家

大分県東国東郡姫島村2089-10

http://www.shokokai.or.jp/44/4432210001/index.htm

火山が生み出した神秘の島
日本ジオパークに認定された魅力を知る

おおいた姫島ジオパークは、姫島を中心とした海域を含む東西14km、南北6kmの範囲であり、「火山が生み出した神秘の島」をテーマとして2013年に日本ジオパークに認定されました。姫島の魅力を多くの人に知ってもらうため作られた施設が「天一根(あまのひとつね)」。神秘さを色濃く残す姫島の歴史や文化、人々の暮らしなど、おおいた姫島ジオパークの魅力を深く知ることができる。島の情報をゲットできるから、まずは訪ねてみよう!
天一根

大分県東国東郡姫島村1671-1

http://www.nihon-kankou.or.jp/oita/detail/44322aj2202104302

急な階段を下りていくと、
綺麗な海を背景に島内一の絶景が広がる

島内随一の景勝地である観音崎は、乳灰色から乳白色の黒曜石の断崖が高さ40m、幅120mにも及んでいる。露天の黒曜石は、全国的にも貴重なもので、平成19年に観音崎一帯が、姫島の黒曜石産地として国の天然記念物に指定された。断崖の上には姫島七不思議のひとつ千人堂が。大晦日の夜、債鬼に追われた善人を千人かくまうことができることが名前の由来。ここから見る周防灘に沈む夕日は絶景です。
千人堂

大分県姫島村

http://www.millennium-roman.jp/spots/detail/253

高潮などでも決して海水につかることがない
まるで浮いている様な浮洲

浮洲(うきす)は、姫島の沖合にある小さな洲で、漁業の神として島の漁師の信仰を集める高倍様(たかべさま)が祀られている。高部様やその鳥居は高潮や大時化に遭っても、海水に浸かることがなく、まるでこの洲が海中に浮いているようであることから、浮洲と名付けられた。
姫島村役場 TEL:0978-87-2111
浮洲

大分県姫島村

http://www.millennium-roman.jp/spots/detail/254

炭酸水素塩泉が湧き出る拍子水
そのお味はほんのり鉄の味!

姫島の伝説の一つ拍子水。その昔、お姫様がおはぐろをつけた後、口をゆすごうとしたが水がなく、手拍子を打って祈ったところ、水が沸出したのが名前の由来となっている。二酸化炭素を多く含む炭酸水素塩冷鉱泉で、飲用することができるが、そのお味は強炭酸でほんのり鉄の味がする。鉱泉が間断なく湧き出している様は不思議な感じ。
拍子水

大分県東国東郡姫島村5118-2

https://www.visit-oita.jp/spots/detail/4808

すぐ目の前には拍子水温泉があり、日帰りで温泉が楽しめる。海を見ながら入るお風呂は最高の一言。村内外の多くの人に利用されている。
健康管理センター 拍子水温泉 

大分県東国東郡姫島村5118-2

https://onsen.unknownjapan.co.jp/article/2016/11/08/139

真っ青な空と真っ白な灯台のコントラストが
とっても絵になる撮影必須のスポット

国東半島の東の離島、伊予灘と周防灘を分ける姫島の柱ケ岳に建ち、明治37年から航海の安全を見守る灯台。山口県産の花崗岩で造られた灯台と退息所は、建設当時とほぼ同じ姿で、訪れた人に一体感のある美しい景観を楽しませてくれる。また附近は公園として綺麗に整備されており、春には絶好の桜の名所となっている。
姫島村役場 TEL:0978-87-2111
灯台までの道にある、可愛いハートの切り株。台風により倒木したオオシマサクラを伐採したところ、ハートの形が現れたとのこと。これも島にいる姫の神秘と言われている。恋の神様がいるのかも!
姫島灯台

大分県姫島村

http://www.nogamidensetu.co.jp/toudai/ooita/himeshima.html

弧を描く500mの海岸と美しい砂浜で
一日を振り返りぶらぶら散歩

姫島村海水浴場は、弓状に弧を描く約500mの海岸。島内で最も美しい砂浜として知られている。併設してビーチハウスやトイレ、シャワー室、休憩所などの充実した設備が整っており、夏には“姫島ビーチサッカーフェスタ"などのイベントも開催され、県内外の観光客などでにぎわいをみせている。さてさて、ゆっくり見てまわった姫島は不思議な伝説や温泉、車えびなど、日帰りなのにすごく遠くに来たみたいな気分になった。この距離感、この濃厚な内容の島、最高すぎる。
姫島村海水浴場

大分県姫島村

https://www.visit-oita.jp/spots/detail/4819

おまけ

姫島の盆踊りがちょっと面白い!夏に姫島村を訪れるならぜひ見ておきたいイベント。盆踊りの代表的な踊りは、子ども達の独特なキツネの化粧とユーモラスなしぐさで人気を集めているキツネ踊り。北浦地区に古くから伝わる伝統的な踊りで、先頭に羽織を着た庄屋、そしてその後に片手に提灯のついた傘をもった子ギツネが続き「オラサ、オラサ、ソライタ、ソライタ、ヨイヨイ」の掛け声を出しながら踊る。男女が一組になって踊るアヤ踊りなど、夏は泊まりで楽しみたい!
姫島キツネ踊り

大分県東国東郡姫島村

/event/?mode=detail&id=9999900000685

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