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ひんやり気持ちいい♪大自然の中を散策。菊池渓谷ウォーキング

阿蘇くじゅう国立公園の一角に位置する「菊池渓谷」。ブナ、カエデなど約170種類の落葉樹が菊池川を囲むように生い茂り、夏の平均水温はなんと14度!天然のクーラーといわれるほど涼しく、避暑地にピッタリです。2016年4月の熊本地震で大きな被害を受け、長い間入谷が規制されていましたが、2018年3月に入谷を再開しています!

森林浴で気分爽快を求めて!いざ、出発!

散策できるのは2コース。約30分・往復1kmの「癒しコース」と、約1時間・往復2kmの「マイナスイオン満喫コース」。
今回は手軽に楽しめる「癒しコース」を回ってみることにします。
まずは、入口で維持管理協力金として100円(高校生以上)を納め、入谷料領収書を受け取ります。裏には菊池渓谷ガイドマップがのっているので、マップを片手に出発です。
 
最初に目に飛び込んでくるのは真っ赤な可愛らしい橋。
この橋を渡ってしばらく進むと見えてくるのが、菊池渓谷のメインスポット「黎明(れいめい)の滝」です。
 
落差5mと穏やかな滝で、日の光によって水面の色が美しく変化します。訪れた日は、綺麗なコバルトブルーに輝いていました。
朝日が差し込む時間帯や夕方、霧がかかった日、紅葉の時期など、時間帯や天候、季節によっても全然異なった表情が見られて素敵とか。何度でも行きたくなってしまいます。
 
8月頃になると渓谷の中に太陽の光が差し込み木洩れ日がキラキラと幻想的。
阿蘇外輪山から湧き出した伏流水は「日本名水百選」にも選ばれるほど清らかです。
水遊びをしたいところですが、渓谷内での遊泳は禁止。渓流に足をつけてみるだけでも、冷たさを感じられて気持ちがいい!
 

いよいよ折り返し地点!まだまだ見どころ満載!

遊歩道を先に進むと2つ目の橋が現れます。
今回の「癒しコース」は、この橋を渡るといよいよ残り半分!橋の上からは「竜ヶ渕・天狗滝」がバッチリと見えます。
この辺り、昔は木がうっそうと生い茂り昼間でも薄暗かったそう。そこには天狗が現れるという言い伝えがあったとか。
大雨で崖が流された今では、視界が開けて周辺が明るくなり、滝がよく見えるようになりました。写真撮影にはピッタリのスポットです。
 
帰りは九州自然歩道で戻ります。しばらく進むと川岸にパッと開けた場所が出てくるので、降りてみました。
 
「紅葉ヶ瀬」と呼ばれるスポットで、その名の通り秋になると一面の紅葉が美しいんだとか。
夏は緑の苔が幻想的に広がります。なだらかな坂のようになっており、休憩にはもってこい。
ここで一息ついたら、あともう少し。入口まで戻ります。入口の建物は現在工事中で、オープンは2020年4月を予定しています。
 
春は新緑、秋は紅葉、冬は霧氷など、一年を通してさまざまな表情を見せてくれるのが、菊池渓谷の魅力。今
回は夏の渓谷を満喫しましたが、他の季節も足を運んでみたくなります。

問合せ:菊池渓谷管理事務所
電話番号:0968-27-0210
営業時間:8時30分~17時
休み:12月~3月はシーズンオフ

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