長崎市の浜町アーケード周辺をまち歩き。元、長崎人がオススメする「浜ぶら」の立ち寄りスポットと周辺のオススメスポットのご紹介。
長崎
更新日：2020年04月20日
長崎市浜町に位置する「浜町アーケード」は、長崎一と言われる繁華街で、「浜んまち商店街」の愛称で親しまれています。大丸百貨店、浜屋百貨店をはじめ家電量販店など、約700軒が集まる長崎最大のショッピングゾーン・商店街です。浜町アーケードを歩くことを「浜ぶら」と呼ばれており、地元の人からも愛されています。今回はそんな浜町アーケードと周辺のオススメスポットをご紹介いたします。（取材は2020年1月に行いました）
雨でも気にせず楽しめる。浜町アーケードは食べ歩きの鉄板スポットだらけ！
長崎市浜町に位置する「浜町アーケード」は、長崎一と言われる繁華街で、「浜んまち商店街」の愛称で親しまれています。ショッピングはもちろん、長崎土産やグルメまで何でも楽しめるスポットです。アーケードなので雨でも気にせず歩けるところもオススメです。
ちなみに、アーケード全域が国道324号線に指定されています！
インスタ映え間違いなし！デカ盛りメニューも豊富な「オリンピック」
初めて長崎に来たら是非とも足を運んでほしいのは浜町アーケード内、仲見世8番街の2階にある「オリンピック」。長崎の老舗百貨店、浜の屋の目の前にあります。
お店の前には実物大のメニューが。パフェは30cm~1.2mまで約50種類あり、特に1m、1.2mパフェは全国でもおそらくココだけの圧巻の大きさ。
落ち着いた佇まいの店内は新しいのにクラシカルな雰囲気。
長崎名物トルコライスもバリエーション豊富で19種類も。通常サイズだけでなく、1kgのビッグトルコや2kgのメガトルコなど重量級も勢ぞろい！写真はハンバーグトルコ（1320円）。サフランライスとスパゲッティ、ハンバーグの相性は抜群です。
カフェ オリンピック
長崎県長崎市浜町８−１３ 仲見世ビル2F
子供の頃からの夢が叶う！伝統の茶碗蒸しを味わえる「吉宗」
こちらも長崎に来たら是非足を運んで欲しいお店。慶応2年創業の吉宗さんです。ずらりと並んだ提灯が目を引く店内に入ると、まるで江戸時代にタイムスリップしたような雰囲気が。長崎の幕の内発祥のお店でもあり、長崎の伝統的料理「卓袱料理」の名店としても有名な老舗です。
卓袱料理の献立の1つでもあった茶碗蒸し。「吉宗」の創業者である吉田宗吉信武氏が出入りしていた長崎の屋敷で初めて茶碗蒸しを食べて美味しさに感動して茶碗蒸しの虜になり、1866年に茶碗蒸し専門店を作りました。
そんな吉宗伝統の名物料理でもある茶碗蒸し。茶碗むしと蒸寿しが一対となった夫婦蒸しで他にはない、伝統の味を楽しめます。シンプルな見た目ですが、穴子、海老、鶏肉、しいたけ、きくらげ、銀杏、たけのこ、蒲鉾、麩、などが入り、どれか一つが欠けても成り立たない、絶妙な味のバランスが忘れられない味となること間違いなしです。
食べ歩きといえば外せない！「岩崎本舗」の角煮まんじゅう
甘辛に煮付けられた豚バラ角煮をふんわりと包む生地。お互いがお互いを高め合う、理想の夫婦のような味わいは、お腹いっぱいでもついついお変わりしたくなる味です。ちなみに、角煮まんじゅうは、長崎の伝統的料理である卓袱料理のフルコースのなかの一品、東坡肉（とんぽうろう）を「もっと手軽に」「よりおいしく」と開発されたメニューです。
岩崎本舗 西浜町店
長崎市銅座町3-17
https://0806.jp/
長崎のおしゃれなお土産も揃う文房具専門店「石丸文行堂」
各種文房具がそろう石丸文行堂。一筆箋やのし袋、ボールペンや筆箱などなど、文房具の分類に入るものなら何でもあります。
そんな石丸文行堂に併設される「長崎マルシェJimo」には、長崎中のおしゃれなお土産が集結。カステラは買ったし、他になにか長崎土産は無いかな？と思ったらココに立ち寄ると渡した人が喜びそうなお土産が買えること間違いなしです。
明治から続く元祖チョコレートカステラ「松翁軒」。
長崎土産といえば外せないのがカステラ。浜町アーケード内にはカステラの名店が軒を連ねます。どこのカステラもそれぞれに美味しいのですが、ちょっと変わったカステラをお土産に。という方には松翁軒のチョコラーテをオススメします。カステラの上品な風味と、チョコレートのモダンな風味とが引き立て合うことで生まれた新しい味わいは明治から伝わり、長崎の元祖チョコレートカステラと言われています。
ローマ法王にも献上されたおはぎ。おはぎ専門店「天使ノオクリモノ」
アーケードからすぐ近く。中通り商店街に2019年12月にオープンしたのは季節のフルーツなどを使ったおはぎ専門店「天使ノオクリモノ」。桜もち、苺、渋皮栗、珈琲などなど、おはぎの概念を覆すオシャレなお店です。テイクアウトのみですが、長崎の新しいお土産としても注目を集めています。
駐車料金が安い！だけじゃない。「長崎龍馬観光駐車場」
長崎市のめがね橋の近くにありながらも、1時間100円と激安の龍馬観光駐車場。駐車料金が安いのはもちろん有り難い話なのですが、もう一つの特徴はずらりと並んだ自動販売機。お菓子やクッキー、ストラップ、おみくじなど、種類も豊富です。
長崎で魚といえばココ。「伊藤鮮魚店」
長崎に住んでいた者としてどうしてもご紹介したいのが中通り商店街に佇む伊藤鮮魚店。魚は締め方と捌き方で味が全然違うと言われていますが、ここのお刺身を食べて初めてそれを納得できました。夕方近くになると、その日仕入れた魚を使ってお刺身の盛り合わせを販売されています。長崎に住んでいたときは、週に一度このお店でお刺身を買って食べるのが何よりの楽しみでした。
ふんどしセレクトショップ「TeRAYA」
実は、今、長崎ではふんどしが密かなブームとなっています。2月14日は「ふんどしの日」として大切な人にふんどしを送るという取り組みも。そんな長崎のふんどしブームを牽引するのがグラバー園からも近い（浜町からは歩いて10ほど）ふんどしセレクトショップTeRAYA。店内には、所狭しとふんどしや手ぬぐいが並び、初心者から上級者まで、お好みの一本に巡り合うことが出来ます。
日本三大中華街のひとつ「長崎新地中華街」
浜町アーケードから歩いて5分ほどの場所にある長崎市新中華街。日本三大中華街の一つとも言われており、縦横あわせて約250メートルの十字路に中華料理店等が軒を連ねています。長崎に来たら一度は味わいたい「ちゃんぽん」や「皿うどん」の名店が豊富なので一度は足を運んでみて頂けたらと思います。
おわりに
長崎の中心部、浜町。めがね橋や亀山社中、グラバー園などにも徒歩圏内で、観光スポットも豊富な地域です。そして、長崎市民が足繁く通う八百屋さんや魚屋さんも同時に共存する、昔ながらと今風が入り混じった商店街です。地域の暮らしと文化と観光が融合した浜町を、是非とも「散歩」してみて頂けますと幸いです。
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