鹿児島県薩摩半島の最南端にある指宿市。天然砂むし温泉をはじめ、その美しさから“薩摩富士”と呼ばれる開聞岳、九州最大のカルデラ湖である池田湖など、多くの観光スポットが点在し、国内でも人気の観光地のひとつです。指宿市に2018年12月に誕生したのが、ポケモンの人気キャラクター「イーブイ」のマンホール、いわゆる「ポケふた」。イーブイ好き→いーぶすき→いぶすき(指宿)の語呂が似ていることから始まり、そのご縁からポケふたが設置されました。シャワーズやサンダースなど、その進化形である8種類のキャラクターとイーブイの「ポケふた」を探す旅に出かけてみませんか。イーブイマンホール周遊マップを手に、宝探し感覚で周遊観光も楽しみましょう。
全国で指宿市が最初となるポケモンマンホール「ポケふた」を設置。九州では宮崎県と指宿市だけにあります(2021年3月末現在)。
数あるポケモンキャラクターの中でも、他のキャラクターにはないタイプの異なる8種類のポケモンに進化するイーブイ。例えば、水タイプの「シャワーズ」は水の近くということで、夫婦露天風呂の宿「吟松」付近、炎(ほのお)タイプの「ブースター」は砂むし会館「砂楽(さらく)」敷地内など、個々のキャラクターのタイプに合わせた場所に設置してあるので、ぜひ参考にしてみて。さらに「ポケふた」には、それぞれのタイプがカタカナの文字で隠されています。目を凝らしながら見つけるのも面白そう。また、マンホールの場所はすべて、人気ゲーム「ポケモンGO」のポケストップになっているので、アプリと連動してアイテムももらえますよ。
それでは、早速モデルコースを体験!
まずは、指宿駅前にある「イーブイ」をキャッチ!
次は、駅からレンタサイクルで20分の「休暇村指宿」内にあるエコキャンプ場へ。目的のマンホール「リーフィア」は公衆トイレ付近にあります。近くには、3月から10月の大潮または中潮の干潮時のみ現れる砂州を歩いて渡れる、神秘の島といわれる「知林ヶ島」も。陸とつながる島であることから「縁結びの島」ともいわれているので、岬にあるハートのモニュメントをバックにインスタ映えする写真をアップするのも楽しそう!
続いて、「休暇村指宿」からレンタサイクルで10分の「ふれあいプラザなのはな館」へ。建築家・髙﨑正治氏が手がけたアートな外観に目を奪われつつ歩いて行くと、マンホール「サンダース」を発見。
この辺でお腹がすいてきたので、指宿駅近くの「黒豚・郷土料理 青葉」で昼食をいただきます。お目当ては、ご当地丼の「温たまらん丼」(920円、税込)。黒豚のバラ肉を甘辛の秘伝のタレで仕上げた丼は、とろとろの温泉卵を絡めると、そのまろやかな味わいは箸が止まらない美味しさ!季節によって菜の花やスナップエンドウ、指宿名産のオクラなどの青物が添えられ、味だけでなく見た目にも食欲を刺激する一品となっています。地元の食材と温泉卵を使った「温たまらん丼」は、ほかにも指宿市内の14店舗で、それぞれの店の特徴を活かした個性豊かな味わいが楽しめます。
その後は、指宿市考古博物館「時遊館COCCO(ココ)はしむれ」へ。古代の村を再現した「古代ドーム」で古墳時代を体験できるほか、篤姫の歴史なども学べるので、考古学好きにはたまらない観光スポットになっています。ユニークな外観の同館とフェニックスをバックに、「グレイシア」のマンホールを撮影して南国ムードを楽しんでみては。
次は海辺に移動して指宿らしさを満喫してみましょう。夫婦露天風呂の宿「吟松」付近にあるのが「シャワーズ」です。ただし、付近が工事中のため、5月ごろまでは、砂むし会館「砂楽」で展示中です。
さて、ラストは、指宿最大の砂むし温泉立ち寄り施設、砂むし会館「砂楽」へ。エントランス前の南国をイメージした色鮮やかな階段アートと、「ブースター」のコンビネーションは圧巻です。ここでは大潮の干潮時には波打ち際で、満潮時や天候の悪い日は屋根付きの砂むし湯で砂浴を楽しむことができます。砂の重みとじんわりとした温かさに加えて、波の音が心も体もほぐしてくれそう。
入浴後は、錦江湾を望むボードウォーク(遊歩道)を散策するのも乙なもの。また、同館内にはイーブイの巨大立体もふもふパネルが設置され、撮影スポットとして人気を集めています。ゴールの指宿駅でモデルコース体験は終了。観光とマンホール巡りをセットで楽しめる指宿ならではの旅は、ポケモンファンだけでなく、多くの観光客を魅了しそうです。
※ポケットモンスター・ポケモン・Pokemonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。
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