チームラボの廃墟のアートと、究極のサウナ「らかんの湯」がコラボレーション！

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チームラボの廃墟のアートと、究極のサウナ「らかんの湯」がコラボレーション！

佐賀更新日：2021年12月15日

多くの観光客で賑わう佐賀県・御船山楽園ホテルで開催されているチームラボ廃墟と遺跡：淋汗茶の湯 - ジーシー」よりアートを楽しんでもらうために、サウナとお茶を組み合わせた展覧会を、早速体験してきました。

圧倒的な存在感！新しく新設された「薪サウナストーブ」と「男性用休憩室」。格段にアップデートされたらかんの湯は3年連続サウナシュラングランプリを獲得して殿堂入りも納得！！

2021年に新設された薪サウナ室。電気やガスでサウナストーンを熱してサウナ室全体を温めるのが一般的ですが、薪を燃やして温めるタイプは全国的にも珍しく、自分自身もこれまで数回しか薪サウナを体験したことはありません。薪ストーブの良いところは電気やガスと違い熱の伝わり方が優しいところ。その為に比較的長くサウナ室に入っている事ができるので身体の芯まで温めてくれるます。今年新設されたばかりのサウナ室にドキドキしながらその扉を開きます。

サウナ室に入ると階段状に部屋の奥行きが拡がります。熱は上の方にたまりやすく上段部分ほど熱くなるのですが、全部で５段あるサウナ室で、どこに座るかで自分好みの温度で蒸されることができます。サウナ室を設計されたオーナーの心憎い演出にはただただ脱帽するばかりです。

そして圧倒的な存在感を誇る巨大なサウナストーブが奥に鎮座！！こんなに大きい薪サウナストーブは初めてです。さぞや熱いのだろうと危惧していましたがストーブまでちょうどよい距離感を保って設置されているためにヒリヒリする痛さなどは全くなく、比較的長く入っていられるので、心地よく身体を温めてくれます。ロウリュ（熱したサウナストーンに水などをかけることで蒸気を発生させる行為の事）はストーブから突き出た煙突部分に投げかけるスタイル。ロウリュするとサウナストーンで蒸発する時のバチバチという心地よい音と、優しい蒸気がサウナ室全体を優しく温めてくれます。サウナストーンは御船山からスタッフの方が一つずつ集めたもの、薪もやはり御船山から取れた木材を使用してあるそうです。

女性用のサウナ室とは壁一枚を隔てて同じサウナストーブを共有しているスタイルです。男性用に特化してあるサウナ施設が多い中でこのシステムは女性の方にもきっと満足していただけるものでしょう。

窓があるサウナ室はありますが、天井にまで窓があるサウナ室は初めてです。きっと夜には満天の星空なども見る事ができるのでしょう。こんなところにもオーナーの心憎い演出が感じられ只々感謝するしかありません。

サウナ室を出た後は待望の水風呂へ。露天スペースに設置された水風呂は陽の光を受けて神々しくさえ見えます。しかも温泉水をチラーという機械を使って約16度くらいに冷やしてあり冷たく、しかもその水質はまろやかで抜群！！浮き輪のようなものも浮かべてあるのでそれに縋り付きながら深さのある水風呂に身体を浮かべるとすべてがどうでもよくなってしまいます。

水風呂でしっかり身体を冷やした後はこれまた新しく設置された休憩スペースへ。これまでは女性用にしか休憩室はありませんでしたが、この度めでたく男性用にも設置されました。大間口の窓からは御船山の大自然を眺めることができ、設置されたリクライニングチェアに腰かければとてもリラックスする事ができます。また休憩室にはデトックスウォーターなどの飲み物やプリン、羊羹、干しみかんなどサウナ後に食べるのに最適なおやつを種類豊富に準備していただいています。

こちらは女性専用のサウナ室。前回個人的に来たときは日帰りでしたのでこちらは利用できませんでしたが、宿泊者は翌日の朝に男性・女性が入れ替わるので利用できます。今回は特別に撮影させてもらいました。

女性用サウナ室の水風呂。サウナ室も壁全体真っ白で強く女性を意識してあると思いましたが、水風呂までここまで造り込んだ施設は全国的にもそんなにないのではないでしょうか。さすがサウナシュラン3年連続グランプリ獲得しての殿堂入り。その実力は計り知れないものがあります。

外気浴スペースにはリラックスチェアや、太陽の光でちょうどよく温められた岩にしがみついたり、もしくは板の間に大の字になって寝っ転がるのも気持ちいいです。至るところにあるマイクから御船山の自然の音（鳥のさえずり音や風で木々が揺れる音など）が流れていて、御船山の緑や紅葉した木々など、サウナによって覚醒された視覚・聴覚にはより鮮明に感じられ、大自然に包まれて最高に整うことができました。

お茶「月茶」（げっちゃ）でさらなるリラックス状態へ！！

佐賀県はお茶の産地としても有名です。サウナで発汗した後の身体にお茶は優しく潤してくれます。お茶は座禅のように歴史的には"鎮静"し、リラックスして瞑想に深く入っていくことに使われていたという側面があります。その事に注目し、リラックスして瞑想に深く入っていく側面を最大限高めた、お茶「月茶」（げっちゃ）をサウナ後の休息の時、アート空間の中で楽しむことができます。

来場者が最高級な状態になってからアートに没入する体験を！

アートを見る前に、サウナに入って冷水を浴び、休憩する「超温冷交代浴」を通して、来場者に感覚が研ぎ澄まされた「ととのった」状態になってもらいます。そのうえでアートに没入します。美術館や宮殿などの「高級な場所」でアートを鑑賞するのではなく、来場者自身が「最高級な状態」になって、どこまでも広がっていく身体感覚で、遺跡が点在する森の中の廃墟のアート群の中で佇み、心と身体と環境が、自分という存在の全体性であることに気付き、歴史と自然の一部となり、長い時間と世界に再びつながるという体験をしてもらおうというコンセプトです。確かにサウナ後に覚醒した感覚（視覚・聴覚など）でアート作品を鑑賞するとより鮮明にアートを体感でき感動を覚える気がします。