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初めての唐津で押さえておきたい鉄板スポット&グルメ15選

江戸時代から城下町として栄えてきた唐津は、豊かな自然と歴史が織りなす魅力的なエリアです。市街は、かつて石炭産業で栄えた歴史的な建造物や城下町らしい佇まいが所々に残り、周辺は自然景観の魅力がいっぱい詰まっています。福岡からは電車で約90分、車で約60分と、ドライブにも宿泊にもちょうど良い距離感です。今回は、押さえておきたい唐津鉄板スポットとグルメ15選をご紹介します。

唐津を一望出来る絶景の展望所「鏡山」

鏡山展望台から望む唐津湾と虹の松原
鏡山は標高284mの山で、展望台からは、市街地・唐津湾・虹の松原などの絶景が一望出来ます。その歴史は古く、「肥前風土記」や「万葉集」にも登場する松浦佐用姫の悲恋物語の舞台としても有名です。山頂には、展望台のほか、売店、休憩所、芝生の広場が整備され、桜やツツジなどの花の名所でもあることから、多くの地元民も訪れています。

鏡山
住所:佐賀県唐津市鏡字大平6052-1
駐車場:無料

鏡山(かがみやま)

佐賀県唐津市鏡字大平6052-1

https://www.karatsu-kankou.jp/spots/detail/2/

唐津焼を見て買って体験して楽しむ「鏡山窯」

鏡山登り口に近い鏡山窯ギャラリー
唐津焼は、16世紀に岸岳城(現在の唐津市北波多)の領地で焼かれたのが始まりとされており、豊臣秀吉が朝鮮出兵の際に朝鮮から連れてきた陶工たちの技術により生産量が増し、発展していきました。
店内はさまざまな唐津焼が展示・販売されています
そんな唐津焼の窯元のひとつ「鏡山窯(きょうざんがま)」では、二代目窯主井上公之氏による茶道具から日用雑器まで幅広く展示・販売されており、財布の紐を少しだけ緩めれば手の届く品も見つかります。また、工房で絵付け体験や手びねり体験をすることも出来ますので、お時間に余裕がある方は挑戦してみてはいかがでしょう?(要予約)

鏡山窯(きょうざんがま)
住所:佐賀県唐津市鏡4614-1
電話:0955-77-2131
営業時間:9:00-17:00(ギャラリーは17:30)
体験料:絵付1,100円〜、手びねり3,000円〜
店休日:年末年始、不定休
駐車場:無料

鏡山窯(きょうざんがま)

佐賀県唐津市鏡4614-1

https://kyouzan.co.jp/

松林に包まれてドライブを「虹の松原」

約10分程度の虹の松原ドライブを楽しめます
唐津湾の海岸線に続く虹の松原(にじのまつばら)は、三保の松原、気比の松原とともに日本三大松原のひとつに数えられる国の特別名勝で、長さ約4.5km、幅約500mにわたり、約100万本のクロマツが群生しています。
その歴史は古く、17世紀初めに初代唐津藩主寺沢広高が防風・防潮林として植林したのが始まりとされています。
所々に駐車場があるので、車を停めて潮の香りを感じながら散策してみましょう。また、松原内には唐津バーガーや売店などもあり、特に休日は賑わっています。
虹の松原

佐賀県唐津市鏡

https://www.karatsu-kankou.jp/spots/detail/1/

唐津くんちの曳山を間近で見ることができる「曳山展示場」

間近で見るとその迫力に圧倒されます
唐津の代表的なお祭りと言えば「唐津くんち」。毎年11/2-4に開催される唐津神社の秋季例大祭で唐津最大の行事です。昭和55年に国の重要無形民俗文化財に指定され、毎年多くの観光客が訪れています。
曳山展示場は、その唐津くんちで実際に使われている14台の曳山を間近で見ることが出来ます。耳を澄ますと「エンヤ、エンヤ」の掛け声が聞こえてきそうな迫力があります。
現在は、曳山展示場の建て替え工事中のため、ふるさと会館アルピノに一時移転され営業しています。

曳山展示場(ひきやまてんじじょう)
住所:佐賀県唐津市新興町2881-1
※ふるさと会館アルピノに一時移転営業中
電話:0955-73-4361
営業時間:9:00-17:00(入館は16:40まで)
入場料:一般310円、小中学生150円、未就学児無料
店休日:12/29-31
駐車場:有料(1時間100円)

曳山展示場(ひきやまてんじじょう)

佐賀県唐津市新興町2881-1

https://www.karatsu-kankou.jp/spots/detail/188/

唐津を見守るシンボル「唐津城」

天守閣からは唐津市内が一望出来ます
唐津城は、豊臣秀吉の家臣“寺沢志摩守広高"が慶長7年(1602年)から7年の歳月を費やして築城されました。築城当初は現在のような天守閣はありませんでしたが、昭和41年に文化観光施設として天守閣が建てられ、唐津の歴史に関する資料の展示や売店も併設されています。また、別名「舞鶴城」ともいわれ、桜や藤の名所としても知られています。決して大きなお城ではありませんが、唐津を見守るシンボル的な存在感があります。

唐津城
住所:佐賀県唐津市東城内8-1
電話:0955-72-5697
営業時間:9:00-17:00(入館は16:40まで)
入場料:一般500円、小中学生250円、未就学児無料
店休日:12/29-31
駐車場:有料(1時間100円)

唐津城

佐賀県唐津市東城内8-1

http://karatsu-bunka.or.jp/shiro.html

宝くじがあたる神社としても有名「宝当神社」

福を求めて多くの観光客が訪れています
宝当神社は、唐津市から約2kmの高島という小さな島にあり、1574年に高島を荒らす海賊を撃退した野崎隠岐守綱吉を奉った神社です。平成に入り、『寶當(ほうとう)』の文字にあやかった「宝当袋」が宝くじ当選という福をよび、宝くじが当たる神社としても一躍有名になり、年間20万人もの参拝者が訪れています。高島には唐津城の下にある宝当桟橋から定期船「ニューたかしま」に乗ってわずか10分で行けます。

宝当神社(ほうとうじんじゃ)
住所:佐賀県唐津市高島523
電話:0955-74-3715
アクセス:①定期船(片道大人220円、子供110円)
     唐津発 7:50, 10:00, 11:40, 14:10, 16:00
     高島発 9:00, 10:45, 13:20, 15:00, 17:00
     ②海上タクシー(片道一人500円)

宝当神社

賀県唐津市高島523

https://houtoujinja.jp/

奈良時代から続く歴史ある神社「唐津神社」

白くて大きな鳥居が印象的な唐津神社
町の中心部にある唐津神社は、奈良時代に創建された歴史ある神社です。唐津の代表的なお祭り「唐津くんち」は、ここ唐津神社の秋季例大祭で、11/2〜4に14台の曳山が唐津の街中を巡行します。社務所で販売されている唐津くんちの曳山が描かれた御朱印帳は是非手に入れたい一冊です。

唐津神社
住所:佐賀県唐津市南城内3-13
電話:0955-72-2264
駐車場:無料

唐津神社

佐賀県唐津市南城内3-13

https://www.karatsu-kankou.jp/spots/detail/189/

日本三大朝市の一つ「呼子朝市」

新鮮な魚介類、自家製イカの一夜干し、魚の干物、収穫したての野菜、果物などさまざまな品が並ぶ
江戸時代、漁師と農家が鯨肉や鮮魚、農産物をぶつぶつ交換していたことが始まりと言われる呼子朝市は、新鮮な魚や干物がずらりと並び、多くのお客様が訪れています。特にイカ漁が盛んなため、干物用のイカがぐるぐる回っている呼子朝市ならではの風景を目にすることが出来ます。地域の元気なおばあちゃんたちと触れ合いつつ、値段交渉にもチャレンジしてみましょう。

呼子朝市
住所:佐賀県唐津市呼子町呼子 呼子朝市通り
電話:0955-82-3426(呼子観光案内所)
営業時間:7:30-12:00
店休日:元旦
駐車場:有料(1時間100円)

呼子朝市

佐賀県唐津市呼子町呼子 呼子朝市通り

https://www.karatsu-kankou.jp/sp/spots/detail/52

日本列島と朝鮮半島の歴史と交流を学べる「名護屋城博物館」

当時の様子がわかるジオラマや多くに資料を展示
名護屋城は、豊臣秀吉による文禄・慶長の役(1592〜1598年)の朝鮮出兵の拠点として築かれた城で、当時は大阪城に次ぐ全国2番目の規模でした。城跡に隣接する博物館は、日本列島と朝鮮半島の歴史と交流に関するゆかりの品々が展示されています。歴史好きな方は時間をかけてゆっくり見学されることをお勧めします。

名護屋城博物館
住所:佐賀県唐津市鎮西町名護屋1931-3
電話:0955-82-4905
営業時間:9:00-17:00
入場料:無料※特別企画展は有料です
店休日:月曜日※月曜日が祝日の場合はその翌日
駐車場:無料

名護屋城博物館

佐賀県唐津市鎮西町名護屋1931-3

https://saga-museum.jp/nagoya/

日本滝百選にも選ばれた唐津の名瀑「相知 見帰りの滝」

あじさいまつり期間中は県内外から多くの観光客で賑わいます
日本の滝百選にも選ばれた唐津の名瀑は、季節により桜・新緑・紅葉が滝を彩ります。特に6,7月は、豪快な滝の流れと青・ピンク・紫など50種4万株の美しいアジサイが滝一帯に咲き、とても見応えのある風景となります。長崎自動車道の多久ICをご利用される場合、唐津市内への道中にちょっと寄り道してみませんか。

見帰りの滝
住所:佐賀県唐津市相知町伊岐佐
入場料:無料
駐車場:無料
※あじさいまつり期間中は有料臨時駐車場

見帰りの滝

佐賀県唐津市相知町伊岐佐

https://www.karatsu-kankou.jp/spots/detail/33

唐津を代表する名菓「松露饅頭」

上品な和菓子は贈答にもぴったりです
唐津を代表する銘菓と言って、真っ先に思い浮かぶのが「松露饅頭」ではないでしょうか。松露とは、虹の松原に自生する高級キノコの名前で、そのコロッとした形が似ていることから名付けられました。皮は薄いカステラ生地で、中には小豆のこし餡が入った上品な和菓子です。製造業者がいくつかありますので、食べ比べしてみるのもいいかもしれません。

一度は食べるべし「呼子のイカの活き造り」

透明なイカの食感は食べ応え抜群です
呼子の名物「イカ」は、一度食べるとこれまでのイカの概念が覆ると言っても過言ではありません。透き通った身とコリコリした食感に感動し、ゲソ天ぷらやイカしゅうまいも思わず声が出るほどの美味しさです。イカの活き造り定食を提供しているお店は数店舗ありますが、週末はかなり混み合いますので、お昼時を外すなど工夫すると待ち時間は短縮出来ます。せっかく呼子まで足を伸ばすのでしたら、ぜひご賞味いただきたい一品です。

唐津の新名物「唐津Qサバ」

年中脂がのった刺身を食べることが出来ます
唐津Qサバは、唐津市と九州大学の共同研究により開発が進められ、平成26年から出荷を始めた完全養殖のマサバです。養殖といえど侮るなかれ、天然物と比べても脂のノリが安定しており、青魚特有のにおいも少ないことから高い評価を受けています。唐津市内にもランチ提供店がありますので、ぜひお試しください。

元祖ご当地グルメ「からつバーガー」

レトロでおしゃれなバスが目印のからつバーガー
虹の松原の松林にレトロなバスで営業している「からつバーガー」。スペシャルバーガー(520円)、エッグバーガー(400円)、ハムエッグバーガー(400円)などお気に入りの商品を注文し車中で待つことしばらく。カリッと焼かれたバンズにソースの香りが食欲をそそります。駐車場がいつも混むほどの人気で、特に週末は各地から訪れる観光客で満車状態。ランチ目的だとオープン直後の11時か15時頃が狙い目です。

からつバーガー
住所:佐賀県唐津市虹の松原内
電話:0955-56-7119
営業時間:9:00-20:00
店休日:無休
駐車場:無料

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