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ほぼ全部見せます!話題の「黒川温泉 湯あかり」と南小国町2022最新情報

九州を代表する人気温泉地「黒川温泉」。風情ある温泉街や森の中に点在する温泉宿での湯めぐりも楽しいですが、今、SNS上では、冬の黒川の夜を彩るライトアップ「黒川温泉 湯あかり」の画像や動画が大賑わい。しかも今期は開催10周年を記念して、ライトアップの範囲も拡大!今回はそんな「黒川温泉 湯あかり」をWEBツアー形式でご案内。さらに黒川温泉のある南小国町に関する最新観光情報も併せてご紹介します。

2022年は4月3日(日)まで開催。今年で10周年を迎える「黒川温泉 湯あかり」

黒川温泉の各宿のほか、広い駐車場を持つふれあい広場にある観光案内所『風の舎』にて、入手可能
2012年から始まった冬季限定ライトアップ「黒川温泉 湯あかり」。美味しい食事とあったか温泉、そして凛とした冬の夜に浮かぶ優しい灯りたち。寒い時期の黒川温泉に訪れた方々だけが楽しめる、特別なぬくもりです。 実はこの優しい灯りの元にもなっているのは、地元の環境を脅かす放置竹林。「湯あかり」は、この放置竹林の間伐と再生活動の一環でもあるのです。毎年、温泉宿スタッフをはじめ、地元の方々が竹林に入り、伐採から切断を行うだけでなく、竹をくりぬいた筒灯籠や竹ひごを球体状に編んだ毬灯籠を作り、冬の温泉街を彩る「湯あかり」に備えます。そんな手作りによって生まれる灯りだけに、よりやさしさと温かみを感じてしまうのかもしれません。

さて、2021年度で10年を迎える「湯あかり」。コロナ渦により密を避ける目的もあり、今期は「湯あかり」スポットを温泉街の周辺にも広げ、周遊しながら楽しむ形になっています。そのための周遊マップも用意されています。

では、この周遊マップをもとに、WEB上での湯あかりツアーをスタート。いろんなめぐり方がありますが、今回は周遊マップがもらえる『風の舎』前をスタートし、黒川温泉街を流れる田の原川沿いの通りを経由して、ゴールは『明神様』、というルートでご案内致します。
『風の舎』前の「湯あかり」
大きな温泉マークに入湯手形、さらに毬灯籠と筒灯籠による灯りのオブジェが、『風の舎』前に鎮座。「黒川温泉に行ってきました!」といった記念写真用にも、もってこい。そのまま『風の舎』の横を抜け、丸鈴橋へと続くべっちん坂へ。でも、一気に下まで降りずに、坂を少し下った左手にある『ゲストハウスひだまりの家』へと続く石段を降りていきます。
『ゲストハウスひだまりの家』前の「湯あかり」
石段の下の広場に降りると土壁に毬灯籠、さらに菱形や丸いフレーム型の竹灯籠がびっしり。さらに『ゲストハウス陽だまりの家』の横を通った先には、「湯あかり」の森が待っています。
『ゲストハウスひだまりの家』の裏に広がる「湯あかり」の森
温泉宿『湯峡の響 優彩』の近くまで続く森のあちこちに配置された筒灯籠が、森全体を幻想的に浮かび上がらせています。来た道を引き返し、石段を登って再びべっちん坂へ。今度は下まで降りて、黒川温泉街の名所でもある田の原川を渡る丸鈴橋へ。
丸鈴橋から見た田の原川の上流の「湯あかり」
橋の上から川上を望むと、ご覧のような大小さまざまな毬灯籠が川の上にゆ~らゆら。さらに川の中からは筒灯籠がにょっきにょき。奥には先程行った「湯あかり」の森も見えます。
毬灯籠は大きいもので直径1m以上のものも
丸鈴橋の左手にある石段を降りれば、各灯篭がより間近に。
ちなみに今期の「湯あかり」には、“原点回帰"というテーマもあるとのこと。丸鈴橋前の川中から出る筒灯籠飾りもここ数年はお休みしていましたが、開催初期のように復活させたそうです。「前に見たよりもスゴイ!」と驚かれる方だけでなく、「ああ、懐かしいねぇ~」と思われる方もいるかもしれません。
丸鈴橋を挟んだ田の原川の川下にも、毬灯籠がいくつも点灯しています。それらを眺めながら、田の原川沿いの川端通りを、のんびりお散歩が楽しめます。
いご坂の下にある『地蔵堂』
使用済みの入湯手形を奉納する『地蔵堂』も、小さな竹灯籠で愛らしくライトアップ。
さらに通りを進み、『やまびこ旅館』へと向かうわらべ坂へ。この辺は街灯もないので、足元には十分ご注意を。そして再び、田の原川に出ると、ご覧の光景が。
『やまびこ旅館』付近の田の原川の「湯あかり」
先ほどいた丸鈴橋付近よりも川幅が広がり、その分、配置された毬灯籠もいっぱい。緩やかな流れの広い川面がオレンジ色に輝いています。その上にぼんやり浮かぶ『やまびこ旅館』の渡り廊下も素敵です。お泊りの方、または夜に立ち寄り湯を利用される方は、この渡り廊下から見下ろす「湯あかり」シーンも楽しめます。絶景です。

再び、わらび坂に戻って、下川端通りを進み、交わるさくら通りを左手に。地元で『明神様』と呼ばれる杉の大木に囲まれた神社へと向かいます。こちらの境内で楽しめるのが、2020年から登場の「湯あかり」。境内へと上がる石段は細く、やや急ですのでご注意を。石段の随所に施された小さな灯籠を頼りに、登っていくと、ご覧のシーンが登場!
『明神様』の「湯あかり」
鳥居の前に大小さまざまな毬灯籠が、まるで空中に浮かんでいるかのよう。さらに鳥居の先にあるお社の前には、5本の筒灯籠によるオブジェも。

ということで、『風の舎』発、田の原川経由、『明神様』行きの湯あかりツアー、いかがでしたか?スタートからゴールまで、駆け足で見て15分~20分ですが、せっかくなら、ゆっくりじっくり、パチパチ写真を撮りながら楽しんでくださいね。
九州横断バス亭(熊本行き)の「湯あかり」
また、黒川温泉の入口にあるバス停も、期間中はご覧のようなウェルカム「湯あかり」スタイルに。反対側の熊本行きのバス停も同様に、毬灯籠でライトアップされています。
入湯手形。1枚1300円
「湯あかり」を楽しんだ後は、お宿に帰って温かい温泉を楽しみましょう。温泉といえば、黒川温泉名物でもある、便利な湯めぐりアイテム「入湯手形」。
購入者は半年間、温泉街にある28か所の温泉の中から、好きな温泉を3か所選んで楽しめます(現在、入場制限や営業時間の短縮などあり)。そんな便利でお得な入湯手形も、誕生して35年。それを記念して2022年の春からは、内容がバージョンアップされるそうです。詳しい情報は黒川温泉の公式サイトでご確認ください。
公式サイトでは、黒川温泉観光旅館協同組合の設立60周年を踏まえ、これまでの黒川温泉の歴史、さらに2030年に向けた取り組みなどを紹介する「黒川温泉2030年ビジョン」も公開しています。見れば、黒川温泉がもっと好きになる、応援したくなるサイトです。そちらもぜひ、チェックしてくださいね。
黒川温泉 湯あかり
所在地:熊本県阿蘇郡南小国町満願寺黒川温泉
開催期間:2021年12月8日(土)~2022年4月3日(日)
点灯時間:日暮れ~22時
問い合わせ:0967-44-0076(黒川温泉観光旅館協同組合)
https://www.kurokawaonsen.or.jp/
黒川温泉

熊本県阿蘇郡南小国町満願寺黒川温泉

https://www.kurokawaonsen.or.jp

黒川温泉だけじゃない!近隣の温泉地、キャンプ場も「湯あかり」でほっこり

田の原温泉の「湯あかり」
冬限定の湯あかりが灯るのは、黒川温泉内だけではありません。以下のスポットでも温かな「湯あかり」シーンが楽しめます。黒川温泉の手前にある田の原温泉もご覧のとおり。初夏はホタルが舞う田の原川の上を、毬灯籠の灯りが浮かんでいます。画像は旅館『大朗館』前の橋から撮りました。
田の原温泉

熊本県阿蘇郡南小国町満願寺田の原

https://www.town.minamioguni.lg.jp/kankou/tanoharu/tanohara-onsen.html

小国郷ぐるーっとバスのバス停「小田温泉」の「湯あかり」
田の原温泉から車で5分の小田温泉につくと、まずは筒灯籠を組み合わせた大きな灯りのオブジェが出迎えてくれます。灯りのオブジェから徒歩すぐの『食菜なかむら』前にあるバス停も、キュートにライトアップ。
小田温泉郷

熊本県阿蘇郡南小国町満願寺小田

https://www.town.minamioguni.lg.jp/kankou/oda-shirakawa/oda-onsenkyou.html

満願寺温泉の湯あかり
さらに小田温泉から車で10分の満願寺温泉では、“日本一恥ずかしい露天風呂"とも言われる『川湯』付近が、このような幻想的な姿に。
文字通り、川の中の源泉から引き込んだ湯を満たす『川湯』。その湯気と緩やかな川の流れの中、毬灯籠の灯りが水面に淡く、ゆらゆらと照らされています。ちなみに混浴で専用の脱衣所もなく、入浴するにはなかなかハードルの高い『川湯』ですが、コロナ渦により、現在、地元以外の方は入浴不可となっています。
満願寺温泉

熊本県阿蘇郡南小国町満願寺

https://www.town.minamioguni.lg.jp/kankou/manganji-ougi/post.html

『ゴンドーシャロレ―オートキャンプ場』の「湯あかり」
これら黒川温泉の周囲の温泉地だけでなく、「湯あかり」は南小国町で人気の絶景キャンプ場でも楽しめます。黒川温泉から車で9分、阿蘇五岳を望む『ゴンドーシャロレ―オートキャンプ場』。場内にあるDサイトの芝生広場と桜の木々に、大小さまざまな毬灯籠と筒灯籠が灯ります。焚火をしながら「湯あかり」も楽しめる冬キャンプ。しかも翌朝は阿蘇五岳からのご来光、または気象条件によっては圧巻の雲海シーンに出会えるかも。
他にも「湯あかり」は、南小国町の中原地区にある『湯夢プラザ』、直売所や南小国町観光協会のある『観光物産館きよらカアサ』にもありますので、そちらのライトアップもぜひ、お楽しみくださいませ。
問い合わせ:南小国町観光協会(0967-42-1444)
http://www.minamioguni.com
ゴンドーシャロレー

熊本県阿蘇郡南小国町大谷山6338

http://www.gondo-cr.net/

楽ちん、爽快!レンタルE-BIKE(電動自転車)で南小国町を走ろう!

ママチャリ型のE-BIKE(電動自転車)を6台用意
ここからは注目のアクティビティやサービスなどを含む、最新の南小国町観光情報をご紹介。まずは、自然いっぱいの南小国町でのサイクリングを応援するレンタサイクルサービス。ピラミッド型の建物が目印の『総合物産館きよらカアサ』内にある南小国町観光協会では昨年末より、「E-BIKE(電動自転車)レンタル」のサービスを実施中。 里山ならではのアップダウンも少なくない南小国町ですが、電動アシストのおかげでペダルも軽く、ぐんぐんスイスイ進めます。すでに利用者の中にはお隣の小国町にある名所『鍋ケ滝』まで行かれた方もいるとか。『総合物産館きよらカアサ』からは鍋ケ滝までは約6.5㎞、自転車で約30分の距離ですが、車からでは気が付かなかった景色や風を楽しみながらのサイクリングを楽しめます。
南小国町観光協会の「E-BIKE(電動自転車)レンタル」に関する詳しい情報は、コチラのHP でも紹介。そのサイトから予約することも可能です。

E-BIKE(電動自転車)レンタル
所在地:熊本県阿蘇郡南小国町赤馬場1789-1
営業時間:9時~17時※レンタサイクルの受付は9時~14時
定休日:第3水、年末年始
利用料金:E-BIKEレンタル1台1000円(2時間)
問い合わせ:南小国町観光協会 0967-42-1444
https://minamioguni.jp/archives/activity/219161


便利な「E-BIKE(電動自転車)レンタル」は、『総合物産館きよらカアサ』だけでなく、のどかな田園を望む小田温泉にある温泉宿『小田温泉 静寂な森の宿 山しのぶ』でも実施中。小田温泉のお宿にお泊りの方は、ぜひどうぞ。ちなみに小田温泉から黒川温泉は2.6㎞、自転車で14分ほど。
「ちょっと自転車で、黒川まで遊びに」といった風にも楽しめます。

小田温泉 静寂な森の宿 山しのぶ
所在地:〒862-2402熊本県阿蘇郡南小国町満願寺5960
受付時間:9時~17時
定休日:不定休
利用料金:E-BIKEレンタル1台1000円(8時間)
問い合わせ:0967-44-0188
https://minamioguni.jp/archives/activity/206271

レンタサイクルの一例。マウンテンバイクタイプのE-BIKEもあり
さらに。やまなみハイウエイ沿いにある『瀬の本レストハウス』に隣接する『阿蘇くじゅうサイクルツアー』でも、E-BIKEのほか、キッズバイク、本格的なロードバイクなどのレンタルを行っています。

阿蘇くじゅうサイクルツアー
所在地:〒862-2402熊本県阿蘇郡南小国町満願寺5621-7
営業時間:平日12時30分~15時30分、土日祝10時30分~15時30分
定休日:不定休
問い合わせ:090-8666-1006
http://aso-cycletour.com

手ぶらで来ても大丈夫!初めてのキャンプを応援する「キャンプ用品のセットレンタル」

セットで貸し出すキャンプ用品の一例
昨今、人気のキャンプ。「湯あかり」が灯る『ゴンドーシャロレ―オートキャンプ場』をはじめ、南小国町には雄大で気持ちいいキャンプ場がたくさんあります。「やってみたいけど、キャンプって何をもっていけばいい?」という初心者キャンパーの皆さんために、南小国町観光協会では手ぶらで来てもOKの「キャンプ用品のセットレンタル」を行っています。セットの中身はテント一式、タープ、テーブル、椅子4脚、焚き火台、BBQコンロ、LEDランタン、モバイル充電器など。受け渡しは『物産館きよらカアサ内』にある南小国観光協会にて。予約日の12時からレンタル開始、24時間以内にご返却を。セット内容の詳細や予約、空き状況名はこちらから、確認でも可能。※キャンプ場のご予約はご自身でどうぞ。

キャンプ用品のセットレンタル
所在地:熊本県阿蘇郡南小国町赤馬場1789-1
営業時間:9時~17時※受け渡しは予約日の12時~
定休日:第3水、年末年始
利用料金:1セット10,000円
問い合わせ:南小国町観光協会 0967-42-1444
https://minamioguni.jp/archives/activity/194261

SNS映え必至の絶景画像&動画が撮れる!初心者大歓迎の「ドローン操作体験」

専用のコントローラーを使って、まずは空中でのホバリングの練習
こちらも2021年より南小国町観光協会が行っている、大人気の「ドローン操作体験」。まずは、押戸石の丘(入場料別途200円が必要)や平野台高原展望所など、南小国を代表する絶景スポットを含む6か所の飛行ポイントの中から1つを選択。そこで約1時間、ドローンに詳しいスタッフの丁寧なレクチャーを受けながら、ドローンの操作と空中撮影を楽しみます。
市街地と違って障害物もなく視界も広い環境なので、思いっきり高く、遠くまでドローンを飛ばせます。また、ドローンからのカメラ映像をよりリアルに、鳥の目線で見渡せるVRゴーグルも用意しています。操作に慣れたら、ドローンを巧みに操って、“雄大な南小国町の大自然と私"の自撮りショットや動画をバンバン撮りましょう。撮ったデータは保存したマイクロSDでお渡し。お気に入りをSNSにアップしましょう!

ドローン操作体験
所在地:〒869-2401熊本県阿蘇郡南小国町赤馬場1789-1
営業時間:9時、11時、15時開催(集合はきよらカアサ)
定休日:第3水、年末年始
利用料金:9000円(1組当たりの料金)
問い合わせ:南小国町観光協会 0967-42-1444
https://minamioguni.jp/archives/activity/181481

南小国町総合物産館 きよらカァサ

熊本県阿蘇郡南小国町赤馬場1789-1

https://kiyorakaasa.base.ec/

おわりに

行ってみたくなりましたか?冬の黒川温泉ならではの「湯あかり」。実際の灯りはもっと華やかで温かく、ほっこりした雰囲気ですよ。できればお泊りして、おいしい夕食の前後に、湯あかりめぐりを楽しんで、お宿の湯で温まる…、いいですね~。さらに爽快なE-BIKEサイクリングや大興奮のドローン操作体験、充実のレンタル用品でのキャンプなど、温泉だけじゃない、南小国町のお楽しみを存分に満喫してください。

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