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日数:1日コース
春 夏 秋 冬
一人旅 家族旅行 歴史
「島原・天草の乱」の中心人物とされる天草四郎の足跡を辿るこのコース。キリスト教禁制の中、自由な信仰を求めて戦ったキリシタン達の想いに触れられる場所が多く残っています。キリスト教禁制の歴史を学べるだけでなく、彼らの信念に触れて自分自身と改めて向き合うきっかけにもなる旅。
途中には、フェリー乗船、白鷺伝説の温泉、イルカウォッチングなど、九州の大自然を感じるスポットも。盛りだくさんの旅を満喫しよう。
1日目 熊本市
車で約1時間30分
「島原・天草の乱」の中心人物とされる、伝説と謎に包まれた16歳の美少年・天草四郎。その少年の足跡を辿る旅は、「島原・天草の乱」を体験的に学べるテーマ館「天草四郎メモリアルホール」からスタート。まずは、少年がなぜ自由と平等を求めて革命の戦いを起こすに至ったのか、その背景を知ろう。
伝説と謎に包まれた16歳の少年・天草四郎を中心に繰り広げられた「天草・島原の戦い」。ここ天草四郎ミュージアムでは「島原・天草一揆」の歴史的背景と、南蛮文化の影響を受けた当時の模様を資料と映像によりわかりやすく紹介。天草四郎の真の姿と、民衆の熱き思いを今に伝えます。
園内には、愛する人のことを思いながら有明海に向かって鐘をつくと、潮風にのってその思いが相手に伝わるという「愛の鐘」もあります。
車で約50分
ジャンヌ・ダルクの旗などとともに世界三大聖旗といわれる「天草四郎陣中旗」(国の重要文化財)の他、南蛮文化のロザリオやクルス、隠れキリシタンのマリア観音像など貴重な資料が展示されています。展望所から望む有明海や天草上島方面の景色も最高!
島原・天草一揆を中心とした天草キリシタン史を、4つのゾーンに分けてわかりやすく展示した資料館。
館内には、島原・天草一揆で使用された武器や国指定重要文化財の天草四郎陣中旗、キリシタン弾圧期の踏み絵、隠れキリシタンの生活が偲ばれるマリア観音など、約200点が展示されています。
国内最大級の石造りの桁橋。全国的にも珍しい「多脚式アーチ橋」で国の重要文化財に指定されています。「島原・天草の乱」では、町山口川を挟んで天草四郎率いるキリシタン軍と唐津藩との激戦が繰り広げられました。長崎のオランダ坂を手掛けた天草の石工によるもので、豪壮かつ優美な姿を楽しめます。
車で約50分
1泊目の宿泊は、約700年前「一羽の白鷺が傷ついた羽を癒しているのを見て、湯の湧くことを知った」と伝えられている天草最古の温泉に。天草灘に面する風光明媚な温泉地で、近くには奇岩や夕日の名所として知られる「妙見浦」もあります。温泉にゆっくり浸かって疲れを癒し、天草の海の幸を堪能しよう。
天草諸島の下島にあり、美しい夕陽を眺めながら東シナ海が一望できる下田温泉。700年前、この地で一羽の白鷺が傷を癒したことが起源とされています。
源泉の温度は51℃。湯船に注がれる時点では40〜42℃になっているので、加水・加温、循環をしない天然温泉が楽しめます。
足を伸ばせば五和町のイルカウォッチングや、世界文化遺産の﨑津集落の散策などができ、観光と合わせた滞在も人気のエリアです。環境大臣が指定する国民保養温泉地にも選ばれています。
天草西海岸を代表する岩礁で、十三仏公園側から見ると象の形に見えるという岩が有名な景勝地。昼間の海の青さも素晴らしいが、水平線に沈む夕日によってオレンジ色に包まれる姿は、思わず息を呑む美しさ。スキューバダイビングのスポットとしても人気。国指定の名勝天然記念物。
2日目 下田温泉
車で約40分
2日目は、教会巡りからスタート。天草キリシタンのシンボル的存在である「大江天主堂」に加え、“海の天主堂“と呼ばれる「﨑津天主堂」を訪ねてみよう。その後は、「島原・天草の乱」の舞台ともなった「富岡城跡」を見学。時間があれば人気の「イルカウォッチング」もぜひ!
キリスト教解禁後、天草で最も早く造られた教会です。現在の建物は昭和8(1933)年、フランス人宣教師・ガルニエ神父が地元信者と力を合わせて建立しました。
敷地内には、パーテルさんとして親しまれたガルニエ神父の像やルルドの聖母マリア像があり、今でも天草キリシタンのシンボル的な存在となっています。教会内部では、ステンドグラスや素朴で温かみのある天井、窓の装飾などを見ることができます。
※堂内は、写真、ビデオ撮影禁止
重厚なゴシック建築でありながら内部は畳敷き、という珍しい教会。日本教会建築の父といわれる長崎・上五島出身の大工・鉄川与助によるもの。祭壇はかつて絵踏みが行われた位置におかれています。正面にあるパステルカラーの丸いステンドグラスの可愛さにも感激!
キリスト教の潜伏期から復活期の足跡が残る﨑津集落は、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産のひとつです。禁教が解かれて約15年後の1888年、﨑津諏訪神社の下に木造の﨑津協会が完成しました。
現在の建物は昭和9(1934)年にフランス人宣教師ハルブ神父の時代に建てられたもの。重厚なゴシック様式の教会の堂内は、国内でもめずらしい畳敷きで、鮮やかなステンドグラスから優しい光が差しこむ穏やかな空間となっています。また、穏やかな羊角湾のそばに建つことから「海の教会」とも呼ばれています。
■注意事項
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教会行事が行われる時は、入館できません。
教会は祈りの場所です。静かに拝観しましょう。
教会敷地内での撮影は禁止されています。
教会内の見学は、事前連絡が必要です。
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「富岡城」は四方を海に囲まれた天然の要塞で、天草四郎軍1万2,000人の攻撃を受けても落城しなかったことで知られています。「富岡城」本丸跡に建てられたビジターセンターでは、雲仙天草国立公園の内容、天草地域の自然・歴史・文化について紹介しています。
富岡城は別名臥竜城と呼ばれ、慶長9年(1604)天草統治の本拠地として肥前唐津の城主・寺沢志摩守広高によって築城されました。三方を海に囲まれ、一方だけが街に通じている天然の要害です。寛永14年(1637)11月、天草四郎が率いる一揆軍の2度にわたる猛攻撃にも落城せず、やむなく一揆軍は島原へと渡っていきました。乱後、一時細川藩の預かり城となり、次の戸田伊賀守忠昌支配の寛文10年(1670)、三の丸を除いて取り壊しました。その後天領になると、明治維新まで代官役所の所在地として、天草統轄の中心になりました。
天草・五和町沖は、その温暖な気候から約200頭のミナミハンドウイルカが一年中回遊している珍しい地域であり、イルカウォッチングが盛んです。好奇心が強く、大変人懐っこいため、運が良ければイルカの群れに囲まれることも!
天草市五和町二江の周辺海域に生息する、約200頭の野生のミナミハンドウイルカに会える天草屈指の人気レジャーです。
イルカウォッチングは一年を通して可能で、遭遇率は9割以上。手を伸ばせば届きそうなほどの至近距離で、泳ぐイルカの群れを存分に観察することができます。ベストシーズンは春から夏。小さな子どもでも楽しめるので、家族連れにもおすすめです。
車で約1時間30分
「島原・天草の乱」で、富岡城の陥落を断念した天草四郎軍は、海を渡って島原半島に上陸し、その後原城に籠城します。天草四郎と同じように、天草鬼池おにいけ港から島原半島南端の口之津くちのつ港までフェリーに乗って移動してみよう!約380年前という大昔、同じく海を見つめた天草四郎。その心の中でいったい何を想っていたのでしょうか。
運賃のお手頃さ・使い勝手の良さに驚いてしまう天草エリアのフェリー。鬼池港から口之津港までは、所要時間30分と短く、本数も多いので、「船旅だから」と気構えることなく気軽に利用してみよう!ドライブ旅行とは一味違った特別な想い出ができるはず。
本社船舶課: 0957-62-2447
口之津港営業所: 0957-86-2165
鬼池港営業所: 0969-32-1727
車で約30分
三方を有明海に囲まれた岬の突端に位置する「原城跡」は、一国一城令によって廃城となった城跡です。 島原半島にたどり着いた天草四郎軍3万7,000人は、90日間ここに篭城し、10万の幕府軍に最後まで抵抗しましたが、天草四郎をはじめ全員が命を落とすことになりました。 天草四郎最期の地を巡ってみよう。
世界文化遺産『長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産』の構成資産である「原城跡」をはじめ、「日野江城跡」、同時に信仰を支えた教育機関「有馬のセミナリヨ」などを紹介しており、長崎におけるキリスト教の伝来と繁栄、激しい弾圧、キリシタンの潜伏から復活など一連の歴史を学ぶことができます。
車で約1時間
2日目の宿泊地は「雲仙温泉」。高温の噴気や温泉が噴出している「雲仙地獄」を囲むように栄える温泉地は、古くから海外の著名人も訪れる観光地であったが、キリシタン弾圧期には、殉教の舞台になった地域でもあります。国立公園にも指定されている自然溢れる環境で温泉に浸かり、旅の疲れを癒そう。
雲仙の豊かで多彩な自然は季節を問わず、訪れる人を魅し続けています。とりわけ妙見岳から野岳に至る仁田峠からの眺望は圧巻。
春はツツジ、夏は緑、秋は紅葉、冬は霧氷と、雄大な山々が四季それぞれの姿を見せます。
雲仙温泉郷は、この素晴らしいやまふところにあり、古湯、新湯、小地獄の3ゾーンに豪華なホテルから気さくな共同浴場まで軒を連ね、温泉情緒こまやかに迎えてくれます。
雲仙地獄をガイドと散策しながら、キリシタン殉教の舞台となった歴史の他、外国人の避暑地として栄えた歴史について学べます。シーボルトの文献にも登場した雲仙。雲仙温泉がどのようにして外国客に親しまれるモダンなリゾート地になったのかを紐解きます。
3日目 雲仙温泉
車で約1時間30分
3日目は、長崎市内で、「大浦天主堂」と「浦上天主堂」を見学。両教会とも、長きにわたる弾圧に耐え、信仰の自由を再び得ることができたキリスト教徒たちの自由の象徴ともいえる建造物です。その歴史もさることながら、様式の異なる2つの建築美も必見です。
世界の宗教史上に残る劇的な「信徒発見」の舞台
幕末の開国にともなって造成された長崎居留地の中に、在留外国人のために建設され、中世ヨーロッパ建築を代表するゴシック調の国内現存最古の教会堂です。
直前に列聖されたばかりの「日本二十六聖殉教者」に捧げられました。
西坂の丘で殉教した26聖人へ祈りを捧げるために建てられたため、正面は西坂の丘に向けられています。
設計指導者はフランス人宣教師のフューレ、プティジャンの両神父で、元治元年(1864)末に竣工し、翌年2月に祝別されました。この直後の3月に、浦上の潜伏キリシタンが訪れ、信仰を告白したことにより、世界の宗教史上にも類を見ない劇的な「信徒発見」の舞台となりました。
聖堂内を飾るステンドグラスには、約100年前のものもあり、その美しさもぜひご覧下さい。
1933(昭和8)年に国宝となるが原爆で被害を受け、1953(昭和28)年、日本最古の教会堂として国宝に再度指定されました。
※ 世界文化遺産登録日: 2018年
※ 国宝
※ 教会データ
建物 レンガ造(創建時は木造)538.9㎡
竣工 1879年 初代は1864年
設計 フューレ神父、プティジャン神父
施工 小山秀之進
キリシタン弾圧から解放され、自由を手にした浦上の信徒が建築した教会。資金難に苦しみながらも、20年余りの月日を経て、東洋一の規模を誇るレンガ造り・ロマネスク様式の大聖堂が完成。原爆で倒壊するも、後に再建。奇跡的に原爆の爆風に耐えたアンジェラスの鐘が、今でも時を告げています。
JR博多駅から→JR鹿児島本線特急「リレーつばめ」「有明」で約1時 間30分。熊本駅下車。
阿蘇くまもと空港から→九州産交バスで、熊本交通センターまで 約40分
九州自動車道・熊本ICから国道57号・県道28号経由で熊本市内まで約9km
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