【陶磁器】存在感のある器 ”JICON”／佐賀県有田町

2019年5月29日

皆さん、佐賀県有田町で創られる「JICON・磁今（じこん）」をご存知ですか？
通常、有田焼と言えば、青白色、華やかなで繊細な絵付けされているイメージですが、JICONは、シンプルで且つ実用性も兼ね備えている器です。創業350年以上の有田焼の老舗「今村家」とデザイナー大治将典のコラボにより誕生した「JICON」。時代とともに変化し、ありのままの美しさを放つ陶器をご紹介させて頂きます。

足付酒盃（SAKE Vessel）

まずは、足付酒盃（SAKE Vessel）。
日本酒を楽しむための足つき酒盃。日本酒の味わいに集中できるような器を目指して香りを長く味わいたい吟醸酒などは「すぼみ」を。様々な温度のお酒に向いている形です。沸き立つ香り、繊細な味のお酒、熱燗には「ひらき」を。常温、燗が向いている形です。微発泡酒、端麗なお酒には「ほそみ」を。冷酒が向いている形です。とっておきの、美味しいお酒を、JICONで楽しんでみたくなりますね。

マグカップ（Mug）

次にご紹介するのは、マグカップ（Mug）。
有田焼の薄く、軽く、堅く丈夫に焼き締められた磁器のマグカップです。スマートに見えるカップですが容量は大で300ml、小で150mlとたっぷり入ります。底部の膨らみはスマートなマグを安定して置けるのと、洗った時に逆さにして水を切るとき、指がかかって落としにくくなっています。朝のモーニングコーヒーが、贅沢な時間になりそうです。

面取りカップ（Facet cup）

面取りカップ（Facet cup）。
面が12面取ってあるカップ3種です。面取りがすっとした佇まいを生み、また指に馴染み持ち上げやすい形です。底に縁があります。器に安定感をもたらし、器を洗って水を切る際、手から滑り落としにくい形です。焼酎の水割り、お湯割りもお洒落になります。

趣のある佇まい（店舗）

今村製陶町屋は、オリジナル磁器ブランド「JICON 磁今」をはじめ、店主がおすすめする日用品などを扱っています。また店舗2階では、有田にゆかりのある作家の作品も紹介しています。歴史ある建物を改装されてつくられた展示室に、愛情を込めて創り出されたJICON。展示室は、時間がたつのも忘れてしまいそうな雰囲気。まだ見ぬお気に入りの一点が見つかるかもしれません。

ぜひとも、九州を訪れた際は、足を運んでみてください。
今村製陶（Imamura Porcelain）
〒844-0011

佐賀県有田町岩谷川内2-4-13

（2-4-13 Iwayagawachi Arita-cho Saga-ken 844-0011 Japan）

　TEL / FAX : 0955-43-4363
URL：www.jicon.jp Mail：info@jicon.jp