マニアにはたまらん!ユニークな九州隠れ山城10選巡り

山城とは?

険峻な山の頂や尾根に築かれた城のことを「山城(やまじろ)」といいます。そのはじまりは飛鳥時代まで遡り、朝鮮半島にある山城をルーツとした「古代山城(こだいさんじょう)」が西日本に築かれました。古代山城の築城技術は一度途絶えますが、南北朝時代になると守りやすく攻めにくい地形を利用した山城が誕生し、さらに戦国時代には山を削ったり、土を盛ったりと人工的な造作を加え技巧的な軍事施設へと発展していきます。日本には4万〜5万ほどの城があるといわれていますが、その多くは山城で、実は身近な存在なのです。謎に包まれた山城は、歴史ロマンがたっぷり詰まった宝の山。山城めぐりは大冒険なのです。

kyushu railway map
画像:いなもと かおり氏

城マニア・観光ライター:いなもと かおり氏

年間120城をめぐる城マニア。國學院大學文学部史学科古代史専攻卒。19歳の時に、会津若松城に一目惚れしてから城の虜となる。訪城数は600ほど。国内旅行業務取扱管理者、日本城郭検定1級、温泉ソムリエ、夜景鑑賞士2級の資格をもつ。城めぐりの楽しみ方を伝えるべく、テレビやラジオにも出演中。

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