三菱長崎造船所 占勝閣

世界文化遺産 造船 石炭産業 一般非公開
長崎造船所 占勝閣

名前の由来は、鶴の様な美しい形をした長崎港を見渡す眺望を独り占めできることから! 
 1905年に皇族の東伏見宮依仁親王殿下が宿泊した際に「風光景勝を占める」という意味で「占勝閣」と命名されました。
玄関に飾られている「占勝閣」の文字は、1913年(大正2年)に中国の革命家・孫文が揮毫。
建物は123坪で、1階が食堂、応接室、書斎などがあります。2階には寝室、ホールなどがあり、ほかに厨房のある地下室が設けられています。調度類は当時の最高級英国製品を輸入し、揃えたという。

110年余を経た今も凛とした姿は、見るものを圧倒する明治の名建築!
 1903年(明治36年)に着工し、翌年竣工。長崎造船所の所長宅として建築されましたが、所長宅としては使用されず、皇族や貴賓を迎える迎賓館となりました。現在も迎賓館として使用されています。

日本近代建築の父と呼ばれたジョサイア・コンドルに師事した曾禰(そね)達蔵が設計。
 尖塔と白壁、暖炉の煙突が特徴的で緑とのコントラストが異彩を放っています。
明治政府の社交場「鹿鳴館」の建築に関わったお抱え建築士として来日した英国人建築家コンドルは、東京大学工学部建築学科の教授として東京駅などを設計した辰野金吾らを教えたことでも知られています。

住所 長崎市岩瀬道町139
アクセス情報 ・非公開のため見学不可
・正門前の高台から遠望はできる

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