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心と体が温まる!大分県「豊後高田市」の絶景と昭和レトロをめぐるドライブ旅

大分県北部、国東半島に位置する豊後高田市で、大自然を体感できる絶景と「昭和の町」のノスタルジックな町並みを一度に楽しむドライブに出かけましょう! SNSでも話題の夕陽&リフレクションスポット「真玉海岸」や花々とアート作品の共演が見られる「長崎鼻」、レトロな商店街での食べ歩きなどお楽しみ満載です。

地産地消の食事処で味わう、大分名物・だんご汁

大分県を代表する郷土料理「だんご汁」。塩を入れた小麦粉を練りあげ、薄くのばした「だんご」を、たっぷりの野菜と共に煮込んだほっと懐かしい味わいの料理です。飲食店で味わえるほか、一般家庭でも広く親しまれています。
豊後高田市でだんご汁を楽しむなら、国宝「富貴寺」のそばに位置する田舎料理専門の食事処「榧の木(かやのき)」へ。自家栽培の食材、地元で採れた野菜をたっぷりと使った料理は滋味深く、ヘルシーなものが中心です。

自家製の手延べだんごを使った「くにさきだんご汁」や野菜・山菜の煮付け、刺身こんにゃく、酢の物などがセットになった「田舎定食」などで、だんご汁を味わえます。
榧の木(かやのき)

大分県豊後高田市田染蕗2421-2

https://showanomachi.com/spots/detail/151

息を飲む美しさ!一度は見たい「真玉海岸」の“奇跡の夕陽”

国東半島の北西部に位置する「真玉海岸」は、大分県で唯一水平線に沈む夕陽を目にすることができるスポットで「日本の夕陽百選」にも選定されています。

「真玉海岸」の遠浅の海は、最干潮時にも海水が少し残り、縞模様の干潟ができます。干潮と日の入が重なると、夕日に照らされる水面に縞模様の干潟がくっきりと浮かびあがる美しい光景が現れ、多くの人々を魅了しています。

干潟に映る夕陽の表情は、潮の満ち引きによって大きく変化するため、豊後高田市公式観光サイトで公開されている『干潟夕陽見ごろ日カレンダー』や潮位をチェックして出かけましょう。また最近は、風がない日の水面を鏡のように反射させるリフレクション写真の撮影スポットとしても人気を集めています。
真玉海岸

大分県豊後高田市臼野・真玉海岸

https://www.welcomekyushu.jp/event/?mode=detail&id=9999900048856&isSpot=1&isEvent=

懐かしのあの頃へ一瞬でタイムトリップできる「昭和ロマン蔵」

「昭和ロマン蔵」は、“昭和の町"豊後高田市のランドマーク的存在となっているテーマパークです。大分県でも有数の豪商であった野村家が昭和10(1935)年前後に建てた米蔵を改装した建物の中で、昭和を感じるさまざまな体験を楽しむことができます。

「駄菓子屋の夢博物館」では、駄菓子のおもちゃの所蔵では日本一の小宮裕宣館長が所有する25万点以上のコレクションから選りすぐった6万点を公開。昭和の時代を生き抜いてきた人たちは懐かしさを、昭和時代を知らない世代の人たちは新鮮で面白い感覚を味わえるはずです。

また、2017年には「チームラボ」による豊後高田市内3か所目のアート作品となる「チームラボギャラリー昭和の町」がオープン。入場者が思い思いに描いた人々が夕焼けの真玉海岸をバックに動き、豊後高田市の郷土芸能「草地踊り」を踊り出す「お絵かき草地おどり」を体験できます。

そのほか、昭和30~40年代の民家や商店、学校の教室を再現した「昭和の夢町三丁目館」や旬の食材を味わえる和風レストラン「旬彩 南蔵」なども。すべて屋内施設なので、雨の日でも思う存分楽しみましょう。
昭和ロマン蔵

大分県豊後高田市新町989-1

https://showanomachi.com/special/roman.html

「花とアートの岬 長崎鼻」で、季節の花々と世界的アーティストの作品に出会う

国東半島の北西部、周防灘に向かって“鼻"のように突き出した岬「長崎鼻」。「花とアートの岬 長崎鼻」は五感で楽しむキャンプや花の名所として知られるスポットです。春には2000万本の菜の花、夏には140万本のひまわりが14haの花公園に咲き誇ります。

また2014年に行われた「国東半島芸術祭」を機に、国際的に活躍するオノ・ヨーコ氏や韓国の現代美術界を代表するチェ・ジョンファ氏などのアーティストによる作品を展示。その後も国内作家による屋外展示の作品が、次々と登場しています。散策しながら、自然の風景に溶け込むアート作品を観賞しましょう。2020年には、長崎鼻リゾートキャンプ場内に「不均質な自然と人の美術館」がオープン。自然との対話をテーマにしたデジタルアート作品を体験することができます。

敷地内の海を眺めながら食事や喫茶を楽しめる「花キッチン fiore」では、農薬や化学肥料を使わずに育てた菜の花やひまわりから搾ったオイルを使った料理を楽しめます。ランチタイムはパスタやピザ、カフェタイムはシフォンケーキなどが人気です。
花とアートの岬 長崎鼻

大分県豊後高田市見目4060

https://www.nagasakibana-oita.jp/

小腹が空いたら「昭和の町」の商店街でレトログルメを食べ歩き♪

江戸時代から明治・大正・昭和30年代にかけて、豊後高田の中心商店街は国東半島一の賑いを見せていました。豊後高田市の「昭和の町」は、商店街が最後に元気だった昭和30年代の賑わいをもう一度よみがえらせようという願いをこめて、平成13(2001)年にはじめた町づくりです。この取り組みによって再生されたノスタルジックな町並みは多くの人の郷愁を誘い、数多くの観光客が訪れる場所となっています。

「昭和の町」には、約550mにわたって中央通り商店街、「新町1・2」商店街、駅通り商店街、稲荷商店街、宮町商店街があり、さまざまな店舗が軒を連ねています。商店街の醍醐味と言えば、食べ歩き。懐かしい町並みに癒されながら食べ歩きを楽しみましょう。
「新町1・2」商店街にある和牛専門の精肉店「肉のかなおか」の人気メニューはアツアツの手づくりコロッケ。まかないのコロッケとして作り出した「おからコロッケ」や「和牛ミンチコロッケ」などさまざまな種類があります。
大正8(1919)年創業の「森川豊国堂」は、カステラやとら巻、羊羹などを作り続ける和菓子店。夏には昔ながらの製法で作られるアイスキャンデーやミルクセーキ、かき氷などを楽しめます。

このほかにも、食べ歩きを楽しめるグルメがたくさん。散策しながらお気に入りのレトログルメを探してみてはいかがでしょうか。
昭和の町 商店街

大分県豊後高田市

https://showanomachi.com/special/syotengai.html

冬だけのお楽しみ!山あいの水田がイルミネーションに包まれる「千年のきらめき」

豊後高田市の山間部に位置する「田染荘(たしぶのしょう)小崎地区」は、国の重要文化的景観であり、世界農業遺産「国東半島・宇佐地域」の象徴的なスポットでもある景勝地です。ここでは1000年以上も前から開発がなされ、平安時代には宇佐神宮の荘園である「田染荘」が誕生しました。水田の位置など、当時からほぼ変わらない景観は“日本の原風景"ともいわれ、訪れる人々を魅了しています。

「田染荘」では、2023年2月17日(金)まで冬季恒例のイルミネーションイベント「田染荘千年のきらめき」を開催中。広大な水田のあぜ道に、ボランティアの手によって一つひとつ設置された約1万個のソーラーLEDライトが期間中毎日点灯します。

辺りが暗くなるにつれて、まるで冬にホタルが現れたかのように、ひとつ、またひとつとライトが点灯し始めます。日中ののどかな景色とは異なる夜の幻想的な光景を見に出かけてみてはいかがでしょうか。
 
「千年のきらめき」※2023年2月17日(金)まで

大分県豊後高田市田染小崎2596 ほたるの館周辺

https://www.welcomekyushu.jp/attaka/akari/?mode=detail&id=85

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