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湯もグルメも多彩!別府ならではのインターナショナルランチ6選。

日本屈指の温泉観光地・大分県別府市。実は温泉だけでなく、多国籍なグルメが味わえる楽しいエリアなんです。立命館アジア太平洋大学(APU)で学ぶ国際学生らの影響により、市内には本格的な多国籍料理のお店がいっぱい!そこで、観光客でも気軽に楽しめるインターナショナルなランチ(多国籍料理)をご紹介します。

【各国料理】一般利用OK「立命館アジア太平洋大学(APU)」の学食で絶景ランチ

別府の高台、十文字原展望所の近くにある立命館アジア太平洋大学。通称APU。実はこちらの学食、一般利用もOKなんです。APUは、2000年に開学。在学生のうち、半分は外国人留学生。アジアをはじめ現在は100の国や地域から学びに訪れています。※2023年11月1日現在
学食は「APU カフェテリア」。国際食豊かな人たちが過ごす場所のため、メニューにも工夫が。それがムスリムの学生のためのハラルフードメニューです。白身魚フライ、鯖塩焼き、プラントベースのワカメスープ、ハラルかけうどん・そばまで!他にもタンドリーチキンやベイクドチキン、東南アジアの屋台風焼き鳥、チキンステーキなど、週替りで多様なハラルフードを提供。他にも様々なエスニックメニューが随時楽しめ、マルチカルチュラル・ウィーク開催中には、ウィークを担当する学生らによる各国料理の特別メニューが提供されることも!
ハラル対応の日調整から留学生を中心に起案され、開発、提供がスタートした「タイカレー」(345円)。現在のレシピでは、店長によって野菜を増やすなどの改良が加えられており、肉と野菜をバランスよく摂ることができます。タイカレーはレッド・グリーン・イエローの3種類が週替り。取材日はイエローでした。ココナッツミルクの風味と香辛料の辛さが相まった本場の味わい。ご飯は別注文となり、ミニ、小、中、大、特大の4サイズで、73円〜198円となっています。
学食の店内。席数はなんと900席!窓からは別府市街地&別府湾が広がります。カウンター席に座ると、目の前には猿山で有名な高崎山が見えます。絶景を眺めながら味わう学食タイカレー。別府ならではのランチ時間をぜひ!

立命館アジア太平洋大学 カフェテリア
住所:大分県別府市十文字原1-1
電話番号:0977-78-1111(代表)
営業時間:10時30分〜18時30分
定休日:土日祝
https://kyushu.seikyou.ne.jp/apu/index.html

立命館アジア太平洋大学 カフェテリア

大分県別府市十文字原1-1

https://kyushu.seikyou.ne.jp/apu/index.html

【ベトナム】別府の路地裏で異国情緒を放つ「ベトナムキッチン COM DIA」

ベトナムの南部出身、日本在住10年以上のトゥイさんが手がけるベトナム料理店です。場所は別府の路地裏。2016年にオープンし、2022年にリニューアル。店内は1階はテーブル席とカウンター席、2階にはお座敷席もあります。
現在、定番料理ではフォー、バインミー、チキン皿盛などを提供しています。ベトナムのサンドイッチ「バインミー」は、ハムパテ(600円、セット1400円)、鯖レモン(600円、セット1400円)、鴨トマト(写真:(700円、セット1500円))の3種類。軽い食感のフランスパンに、たっぷりの野菜を使うのが特徴で、肉や魚など具材をサンドしています。ソースはベトナムの魚醤・ニョクマム。エスニック料理特有のコクと香りを味わうことができます。セットは、生春巻きや季節の野菜の盛り合わせ付きです。
店主の木下トゥイさん。ベトナムの大学で日本語を勉強したのち、来日。日本人の男性と結婚後、別府にベトナム料理店をオープン。お店を訪れると、この笑顔で迎えてくれます!

ベトナムキッチン COM DIA
住所:大分県別府市元町3-6
電話番号:090-7457-7055
営業時間:11時30分〜15時30分(LO 15時)
定休日:日〜火曜
https://www.instagram.com/com_dia/?hl=ja

ベトナムキッチン COM DIA

大分県別府市元町3-6

https://www.instagram.com/com_dia/?hl=ja

【タイ】気分はまるでタイ旅行!?本格タイ料理を別府で「ルアンマイ」

写真提供:ルアンマイ
APUに留学するタイ人の食を支えたいと、宮崎県延岡市から2016年に移転オープンしたタイ料理のお店です。タイのリゾートホテルなどで20年以上経験を積んだシェフが腕を振るい、本場の味を再現しています。トムヤムクン、ガイヤーン、パッタイなど、メニュー数はなんと70種類以上!定番からレアなメニューまで取り揃えています。
写真は「ガパオライス」(1298円)。タイ料理の代表メニューの1つです。こちらのガパオライスは、豚肉か鶏肉を選ぶことができます。お肉と一緒に炒めたバジルが香り高く、ナンプラーのきいたソースが食欲をそそります。目玉焼きを崩して、半熟の黄身を絡めたりと、味変も楽しみながら味わいましょう。

ルアンマイ
住所:大分県別府市石垣東10-2-42 2階
電話番号:0977-85-8722
営業時間:12時〜22時
定休日:月曜
https://ruanmai9999.jp/

ルアンマイ

大分県別府市石垣東10-2-42 2階

https://ruanmai9999.jp/

【スリランカ】スリランカ南部ゴール出身の店主が故郷の味を再現「GALLE TASTE」

2022年12月にオープンしたスリランカ料理店「GALLE TASTE(ゴール テイスト)」。スリランカはスリランカ料理でも、こちらはスリランカの南部の都市・ゴールの郷土料理が味わえるんです。
店主はタリンドゥさん(左)。来日して8年目。大分で専門学校を卒業後、飲食店をオープン。スリランカのスパイスや調味料を販売する会社も経営されていて、お店で使うスパイス類はすべて本場スリランカのもの。料理長のチェフラニルさん(右)は、現地ゴールの飲食店での調理経験があり、郷土の味を提供しています。
「えびカレー」(1300円)。ゴールは海に近い町で、魚介を使った料理が名物とのこと。えびカレーもそのうちの1つで、地元では定番の味。ココナッツサンバル、インゲンカレー、アッチャール、ダルカレーなどが一皿に盛られ、ごちゃ混ぜにして味わうのがスリランカスタイル。
こちらは「ミックスコットゥ」(1350円)。タリンドゥさんいわく「他のお店では出してないと思います」とのこと。その理由はスバリ手間がかかるから!一見、フライドライスのようにも見えますが、実はこれライスではないんです。ロティ(小麦粉の生地を薄く伸ばして焼いたもの)や野菜を鉄板の上で細切りにし、焼いていくんです。現地では屋台料理として親しまれ、ソウルフード的存在。お店ではロティを手作りし、鉄板で作る本格派。スパイスの効いた辛い味付けになっていて、カレーソースやケチャップで味変もOK。そうそう、お酒とも相性抜群。スリランカのヤシから取れるトロピカルフレーバーの「ラガ・スパークリング・キトゥル・ラーア」(600円)など、珍しいお酒も飲めます。11月下旬から、夜はバー営業もスタートします!

GALLE TASTE(ゴール テイスト)
住所:大分県別府市餅ヶ浜町5-50
電話番号:070-4753-5496
営業時間:11時30分〜15時、18時〜23時
定休日:水曜
https://www.instagram.com/galle_taste_restaurant/

GALLE TASTE(ゴール テイスト)

大分県別府市餅ヶ浜町5-50

https://www.instagram.com/galle_taste_restaurant/

【インド・バングラデッシュ】店主の出身地伝統カレーなど唯一無二の味「カレーの王国 ユーシャ」

国道10号線沿いにある別府のエスニック料理のパイオニア的存在のお店です。店主のイスラム エムデ モンズールさんは別府大学卒業後、ハラルフード食材の専門店を2008年に開業。その後、2012年に「カレー王国 ユーシャ」をオープンしました。
店主のイスラム エムデ モンズールさん。バングラデッシュ南東部の中心都市・チッタゴン出身。お店の隣には、ハラル基準に沿ったお肉やスパイス、豆類などの輸入食材を販売するショップがあります。現在、イスラムさんは別府では留学生たちの兄貴的存在。イスラム教徒の学生をはじめ、地元っ子も観光客もいろんな人がモンズールさんの味を求め、お店にやってきます。
バングラデッシュ出身のシェフが腕を振るうのは、本場の味。日本人向けのアレンジはしていないそうで、現地の定番メニューを味わうことができます。写真は「カラブナセット」(1540円)。ビリヤニ、メズバンダルカレー(豆カレー)、ドライカラブナ(マトンのドライカレー)、サラダ、ソフトドリンク付きです。2種類のカレーはバングラデッシュ伝統料理で、どちらもスパイスの効いた辛さが魅力。ぜひ味わってみてくださいね。

カレーの王国 ユーシャ
住所:大分県別府市若草町9-26
電話番号:0977-23-5532
営業時間:11時〜15時(LO 14時30分)、17時〜22時(LO 21時30分)
定休日:月曜
https://www.instagram.com/yusha_beppu_halal/

カレーの王国 ユーシャ

大分県別府市若草町9-26

https://www.instagram.com/yusha_beppu_halal/

【ペルー・ボリビア】日本でも珍しい!ボリビア育ちのシェフが作る本場の味「アンデス家庭料理puerta de sol」

南アメリカ大陸にあるボリビア共和国に移住した日本人の家庭で育った、仲美代子さん(左)。ご主人の仲彰さん(右)とアンデス家庭料理の店を切り盛りし、2023年4月に大分市内から別府へ移転オープン。ペルーやボリビアなど、九州では珍しい本格的なアンデス家庭料理の専門店です。
お店が建つのは別府の高台にあります。門をくぐり、日本庭園を抜けた先に待ち構える日本家屋がお店になります。店内からは別府湾や市街地を見渡せるナイスビュー!別府のシンボル・別府タワーやビーコンプラザをはじめ、冬なら鉄輪温泉や明礬温泉の湯けむりも一望できるんです。
ボリビア育ちの美代子さんが作るアンデス家庭料理は、アンデス地方に住む先住民族が作っている料理。アンデス地方はじゃがいもやトマト、かぼちゃ、とうもろこし、唐辛子、スーパーフードのキヌアの原産地でもあるんです。現地から輸入した香辛料などを使い、本格的な味を損なわないようアレンジした料理を提供しています。11時〜15時はランチメニューがあり、写真はボリビアの家庭料理の定番「チキンカツのサルサ添え」(1280円)。玉ねぎやトマトで作るオリジナルのサルサがポイントで、カラッと揚げたチキンカツと相性抜群です。ご飯もアンデス風に仕上げていて、生米の状態で玉ねぎやトマト、スパイスと一緒に炒めてから炊き上げています。ランチタイムは、オニオンスープ、サラダ、ソフトドリンク付きでの提供で、他にもペルーチキンカレーやアンデス風の唐揚げなどもありますよ。別府の絶景を見ながら味わうアンデス料理、ぜひオススメです♪

アンデス家庭料理puerta de sol(プエルタ デル ソル)
住所:大分県別府市朝見2-15-2
電話番号:0977-84-7752
営業時間:11時〜15時、17時〜22時、土日祝11時〜22時
定休日:火曜
https://www.puertadelsoljp.com/

アンデス家庭料理puerta de sol(プエルタ デル ソル)

大分県別府市朝見2-15-2

https://www.puertadelsoljp.com/

おわりに

国際交流都市別府ならでは!インターナショナル色豊かな湯の町別府で、温泉巡りとともに、世界の味旅行を楽しみましょう!
 

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