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日数
1日コース 1泊2日 2泊3日 3泊4日 5日以上
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世界遺産 潜伏キリシタンの里「出津・大野集落」巡りと、第2の軍艦島「池島」で満足度100%の坑内炭鉱体験

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日数:1泊2日

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1日目は、世界文化遺産として2018年5月4日に登録勧告された「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の構成資産に含まれる「外海の出津集落」と「外海の大野集落」の教会堂や関連施設を巡り、長崎地方の潜伏キリシタンが禁教期に密かに信仰を続ける中で育まれた独特の宗教文化に触れる。

2日目は、ほど近くの港からフェリーで約30分、第2の軍艦島と言われる九州最後の炭鉱の島「池島」にて、元炭鉱マンによるガイドに加えて実際に坑内に入って炭鉱を体験。また島内陸上を観光し、点在する炭鉱施設跡や廃墟と化した特殊な形の団地群などを巡り、日本の近代化を支えてきた石炭産業の歴史に触れる。

1日目  福岡市内より9:00出発

長崎市内中心街からであれば車で1時間

車で2時間30分

1大野教会堂

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11:30

世界遺産の構成資産に含まれる「外海の大野集落」の教会堂。

キリスト教解禁後の1893(明治26)年に、大野地区の26戸の信徒のために、外海地区に赴任したド・ロ神父が私財を投じて信徒と力を合わせて建てた、マリア像が見つめる石造りの小規模な巡回教会。現地の玄武岩を漆喰モルタルで固めた特異な壁体で、地元では神父にちなんで「ド・ロ壁」と呼ばれています。

大野集落は、1599年の平戸領主松浦氏の弾圧で長崎に亡命したキリシタンの一族にゆかりあると伝えられる地。禁教期に潜伏キリシタンが自分たち自身で組織的に信仰を続ける中で、神社に密かに自分たちの信仰対象を祀り、オラショ(祈りの言葉)を唱えるなど在来宗教と信仰の場を共有しました。


2大野集落を散策

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12:00

大野教会堂がある大野集落は東シナ海に面した丘にあり、絶景を眺めながらの散策はとても気持ちが良いです。

長崎の西海岸に位置するこの辺りは、東シナ海へ沈む綺麗な夕陽を望める絶景スポットとしても有名です。

車で10分

3ランチ

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12:30

伊勢海老コースやイカの活き作り、ウニ丼など、地元で獲れた新鮮な魚介類を堪能できるお店が近くにいくつかあり、地元価格でリーズナブルに美味しいものを頂けます。

他にも、近くには「道の駅 夕陽が丘そとめ」に併設された地産地消レストランや、遠藤周作ファンのオーナーが切り盛りするカフェなどがあります。

車で5分

4出津教会堂

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13:45

世界遺産の構成資産に含まれる「外海の出津集落」の教会堂。

ド・ロ神父が、解禁後の1882(明治15)年に私財を投じて建立。外壁はレンガ造り、内部は木造、玄関は石造りで、三廊式の漆喰塗り平天井。海岸に面した風の強い立地に配慮した、低い外観が特徴的です。
建物の各所にド・ロ神父独特の建築手法が見られ、ド・ロ神父の偉業の一つであることなど文化財としての価値が高い教会。

教会堂のすぐ近くには、ド・ロ神父が開墾した農耕地や私財を投じて掘った井戸、農作業小屋などが残っています。

5出津集落を散策

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14:30

出津教会堂のある出津集落には、「長崎市ド・ロ神父記念館」「外海歴史民俗資料館」「遠藤周作『沈黙』の碑」など、多くの関連施設・スポットがあり、散策を楽しみながら、潜伏キリシタンが禁教期に密かに信仰を続ける中で育んだ独特の宗教文化に触れることができます。

外海歴史民俗資料館には、禁教期の信仰道具やマリア観音など貴重なキリシタン資料が多数展示されています。

車で5分

6枯松神社・祈りの岩

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15:30

枯松神社は日本で3つしかないとされる、キリシタン神社の一つ。
禁教令の発布によりキリスト教信者への取り締まりが一層厳しくなる一方、外海地区の多くの信徒たちは潜伏して信仰を保ち続け、この周辺の潜伏キリシタンたちは枯松の山頂に密かに集まってオラショ(祈りの言葉)を唱えてきました。
明治時代に入り、信徒たちはこの地に枯松神社を建立し、キリスト教指導者を祀りました。

祈りの岩は、禁教時代に潜伏キリシタンが隠れてオラショを唱えたという大きな岩です。

2日目 

7瀬戸港より池島へ

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10:15

2日目は、坑内で炭鉱体験のできる国内で唯一の炭鉱の島、「池島」探索の旅。

九州本土から池島に行くためのフェリーが、瀬戸港と神浦港から出ています。今回は、午前開始の坑内体験コースに参加するため、瀬戸港発のフェリーに乗船。

フェリーで30分

8池島へ到着、炭鉱ツアー開始

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10:45

池島港に近づくと、当時使われていた炭鉱施設群が見えてきます。
下船すると、元炭鉱マンの方がお出迎え。炭鉱ツアー(約3時間コース)では、まず元炭鉱マンから池島の成り立ちや炭鉱の歴史などの概要紹介があり、その後、より理解を深めるためのビデオを短時間視聴します。

<池島炭鉱 概要>

九州で現役として最後まで残った炭鉱の島。長崎の西海岸に位置する西彼杵(にしそのぎ)半島から西へ7㎞、フェリーで約30分ほどの場所にある、周囲約4㎞の池島。

1952(昭和27)年に炭鉱として開発されて以降、日本の近代化を支えてきた石炭産業の現場を体験できる国内唯一の炭鉱施設。国内外の石炭の価格差やエネルギー変革などの影響で、2001(平成13)年に廃坑。その後、ベトナムなど海外の炭鉱技術者育成を目的として炭鉱跡を活用。

現在は観光施設として、トロッコ電車で炭鉱坑内へ移動し、元炭鉱マンのガイド案内を聞きながら坑内を探索、炭鉱機器の模擬操作体験などもできる、国内で唯一の炭鉱施設となっている。

ツアー概要 https://www.nagasaki-tabinet.com/tour/62798/


9トロッコ電車で炭鉱坑内へ

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炭鉱坑内への移動は、トロッコ電車でGO!
トロッコ電車の記念乗車証をお土産にもらえます。

10坑内ツアー

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炭鉱へはヘルメット・ヘッドランプを装着して入坑。
一気に炭鉱ムードが高まり、気分は一人前の炭鉱マン!

担当の方より、当時使用していた道具や機器などの紹介。
実際に採掘された石炭を手に取り、少量ながらお土産に持ち帰ることもできます。

11炭鉱体験

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実際に使用していた穿孔機オーガーを操作体験することもできます。轟音とともに、体が後ろに飛ばされるような衝撃と振動。当時活躍していた炭鉱マンは本当に剛力だったことが、容易に想像できます。

また、採炭機ドラムカッターの模擬運転も体感できます。

坑内を順路に沿って散策後、トロッコ電車で出発地点に戻り、約3時間コースの炭鉱ツアーは終了となります。

12島内観光オプショナルツアー 1/2

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14:00

池島炭鉱ツアーに参加した人を対象とした、島内陸上を観光する2時間程度のオプショナルツアー。
※午前コースのみ炭鉱体験終了後、島内観光オプショナルツアーあり

点在する炭鉱施設跡や廃墟と化した特殊な形の団地群など、元炭鉱マンのガイドとともに島内の歴史に触れることができます。実際にその団地の一室に入ることもでき、廃墟マニアにはたまらない世界です…。

13島内観光オプショナルツアー 2/2

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最盛期には活気にあふれていたメインストリート。すぐ裏の通りには、遊技場や酒場など、日本の近代化を支えてきた労働者を癒してきた様々な施設跡があります。

さらに歩いていくと、廃坑直前まで使われていた第二立坑が見えてきます。炭鉱会社主催のツアーなので、通常は立入禁止区域である私有地にも入ることができ、施設内を覗いたりすることもできます。
ちなみに「シェー!」ポーズの女神像は、安全確保の願いを込めて作られたそうです。

ツアー終了後は、島内を周遊するコミュニティーバスを利用するか、更に歩いて散策しながら、池島港に戻り、本モデルコース終了となります。


TOPIC

ド・ロ神父について

マルク・マリー・ド・ロ神父(1840−1914)


1840年にフランス・ノルマンディー地方のヴォスロール村に生まれました。
バイユの神学校を卒業後にパリ外国宣教会に入会、1868(慶応4)年に宣教師としてだけでなく印刷技術を伝えるために28歳で来日し、74歳で亡くなるまでの46年間を日本で過ごし、そのうち33年間を神と外海の人々に仕えようと意を尽くしました。


1879(明治12)年に外海地方の主任司祭として赴任したド・ロ神父は、布教はもちろん、貧しく厳しい生活を強いられている人々の魂と肉体を救うため、私財を投じて社会福祉や医療、農業・漁業などの産業開発などにも力を注がれました。ゆかりの地を訪ねると、教会堂をはじめとする建築、マカロニ・ソーメンなどの製法、農機具、イワシ網工場など、神父があらゆる分野に精通していたことに驚かされます。

ド・ロ神父の深い人類愛をもって外海の人々に生涯の全てを捧げて築いた偉業と遺徳は今もなお外海地域で輝き、「ド・ロさま」と呼ばれて多くの人々から敬愛され続けており、ド・ロ神父の偉大さを静かに物語っています。また、神父が身をもって示した人類愛の精神は、神父の生地ヴォスロール村との姉妹都市提携として実を結び、現在でも心の交流を深めています。

おすすめグルメ

いけす割烹 久栄(きゅうえい)

出津集落から車で約5分の場所に、伊勢海老コースやウニ丼、イカの活き作りなど、地元で獲れた魚介類を使った料理に定評のあるお店です。地元価格で、リーズナブルに美味しいものを頂けます。

お店のとなりには「民宿久栄」も営業しており、いけす割烹久栄で美味しい料理を味わいつつ、くつろぎの宿として利用できます。

 

●所在地 長崎市下黒崎町1411-2 
●HP http://ikesu-kyuei.com
●問合せ先 いけす割烹久栄
●TEL 0959-25-0052 

耳より情報

池島の島民より多いと言われる、たくさんのネコたち

池島では、港周辺の住宅地を中心としてたくさんのネコたちが暮らしており、あちらこちらで見かけることができます。2018年4月現在、池島の島民は100名前後なので、島民よりもネコの方が多くいると言われています。池島はかつての最盛期で人口が7,000~8,000名が暮らしていましたが、2001年に廃坑となり島民が激減、ネコたちだけが増えているそうです。ちなみにネコたちだけでなく、港周辺にはヤギも飼われていたりして、とても和やかな雰囲気に包まれています。

また、余談ですがイノシシも多数生息していることがここ最近確認されているそうです。

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