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【伝統工芸】浮立

佐賀

歴史・遺跡

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浮立(ふりゅう)とは、豊年感謝の意を表して毎年秋に奉納される神事芸能で、県内各地に伝わっています。その語源は、平安時代の娯楽「風流」といわれ、鉦(かね)や太鼓のリズムにあわせて踊ります。県内には様々な浮立がありますが、特に全国的に有名な浮立が県の南西部を中心に伝わる面浮立(めんぶりゅう)です。鹿島市の音成(おとなし)と母ケ浦(ほうがうら)の面浮立は、県の重要無形民俗文化財に指定されています。面浮立とは一種の仮面踊りで、般若面に似た面長の鬼面を被ったかけうち(踊り手)が激しく、そして勇壮に舞います。面浮立の起源は、豊後の大友勢が肥前を攻めた時、龍造寺方の鍋島直茂が一族郎党に鬼の面をかけ、赤熊(しゃぐま)をつけ、陣鉦、陣太鼓、笛を鳴らして敵に夜襲をかけ、勝利したという故事にもとづくそうです。また、日月を形どり雲龍を描いたテンツキと呼ばれる大きな前立を顔につけ、鉦や太鼓に合わせて踊る浮立を天衝舞(てんつくみゃあ)浮立と呼びます。上峰町の米多浮立や佐賀市富士町市川の天衝舞浮立が代表的です。これらも、県の重要無形民俗文化財に指定されています。浮立の踊り手は、いずれも仮面を被ったり、或いは手ぬぐいで口を覆ったりといったいでたちですが、これは、そのような者を神の権現とみなす、古くから佐賀にある考えに基づくもので、浮立がまさに厳格な神事であったことを示しています。音成の面浮立(鹿島市)日/毎年9月の第2日曜日場所/鹿島市七浦音成 天子神社アクセス/車:長崎自動車道武雄北方ICから車で60分JR:JR長崎本線肥前七浦駅下車徒歩5分。JR長崎本線肥前鹿島駅からタクシー利用で20分バス:鹿島バスセンターから祐徳バス県境行き乗車、バス停音成下車徒歩5分問/鹿島市商工観光課 TEL 09546-3-2111母ヶ浦の面浮立(鹿島市)日/毎年9月の第2日曜日場所/鹿島市七浦母ヶ浦 鎮守神社アクセス/車:長崎自動車道武雄北方ICから車で55分JR:JR長崎本線肥前七浦駅から徒歩30分。JR長崎本線肥前鹿島駅からタクシー利用で15分バス:鹿島バスセンターから祐徳バス県境行き乗車、バス停びわ岬橋下車徒歩10分問/鹿島市商工観光課 TEL 09546-3-2111米多浮立(上峰町)日/10月中旬~下旬(1年おきの開催となります。)場所/三養基郡上峰町前牟田 老松神社アクセス/車:長崎自動車道東脊振ICから車で12分JR:JR長崎本線吉野ヶ里公園駅からタクシー利用で6分問/上峰町ふるさと学館 TEL 0952-52-4934市川の天衝舞浮立(佐賀市富士町)日/毎年10月第3土曜日場所/佐賀市富士町市川 諏訪神社アクセス/車:長崎自動車道佐賀大和ICから車で30分JR:JR長崎本線佐賀駅から車で45分問/浮立の里展示館 TEL 0952-58-2223

所在地 佐賀県全域
エリア 佐賀
鳥栖・吉野ヶ里
佐賀・小城・古湯
嬉野・武雄・有田
ジャンル 歴史・遺跡
提供元 佐賀県の観光情報ポータルサイト あそぼーさが

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