熊本県の北東部、ひっそりとした山間に位置する黒川温泉は、2009年版「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で、温泉地としては異例の2つ星で掲載されました。街の中心部には清流・田の原(たのはる)川が流れ、周辺には20軒以上の湯宿が点在。緑に包まれた自然豊かな景観と、喧騒から離れた落ち着いた雰囲気も人気の理由です。
黒川温泉では、温泉街全体を大きなひとつの宿として考え、小道は廊下、木々や花は中庭の植木、それぞれのお宿も個性あふれる客室という感覚で捉えているそう。どの旅館でも共通の雪駄と傘を使用しているので、宿泊客が各旅館の湯めぐりをする際にも便利です。
また、泉質の豊かさも魅力の一つ。弱酸性の単純泉をはじめ、弱アルカリ性の単純泉や、硫黄泉、炭酸水素塩泉、塩化物泉、硫酸塩泉、含鉄泉、酸性泉など、全部で7つの泉質があります。ゆっくりと散策しながら町の雰囲気を楽しみ、さまざまな温泉を堪能してください。
黒川温泉公式ウェブサイト (英語)
http://www.kurokawaonsen.or.jp/eng_new/
注目POINT
- サービス/浴衣のレンタル
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外国の方にも人気の浴衣レンタルサービス。利用時間は9:30~16:30で、観光協会そばの「べっちん館」事務所で受け付けています。浴衣と帯、雪駄がセットになったスタンダードプランのほか、巾着やタオルがセットになったプランなどもあり。風情たっぷりの温泉街歩きを楽しんでください。
- サービス/入湯手形
- 黒川温泉の多くの宿では、その旅館に宿泊している人以外でも露天風呂などのお風呂を利用できる「立ち寄り湯」のシステムがあります(料金は旅館によって異なります)。また「入湯手形」を購入すると、3か所の宿の温泉に入ることができます(各旅館やビジターセンターで購入可能)。
推薦コメント
Sara
United Kingdom
The popularity of Kurokawa’s baths dates back to the Edo Period, where you will find many of the charms that captured the hearts of the daimyo many centuries ago.
The traditional architecture, narrow, winding roads, and moss-covered rock walls rings true to a side of Japan that has become endangered by developing areas. Everywhere you go, you will hear the sound of the river that runs its course through majestic, bridge-covered canals.
Whether you’re interested in trying Jersey cow cream puffs, traditional arts and crafts, visiting shrines, or sticking your face in steam vents, everything is available to you through a short walk from your ryokan.