イザナギ、イザナミの神が生んだとされる島で、毎年8月15日から17日に開催される「姫島盆踊り」が有名。代表的な踊りとして「キツネ踊り」があり、頬被りをして全身を白ずくめにした子どもたちが小狐に扮して踊る。
リアス式の海岸線が連なる。ここには167mと200mの巨大煙突を持つ日鉱製錬株式会社佐賀関製錬所の銅製錬業と関あじや関さばはブランド品として珍重されている。水産業の基地として知られている。
国東半島と佐賀関半島に挟まれた湾で、城下かれいやちりめん(カタクチイワシ)、メバル、チヌ、マダイ、サバ、アジなどが収穫される良い漁場。内海で波が静かなためプランクトンが多く、魚たちがよく育つと言われている。
リアス式海岸が続き、特に日豊海岸国定公園の南端に位置する伊勢ヶ浜一帯では「馬ヶ背」をはじめ波の浸食で作られた柱状節理が見られる。入り込んだ海岸は、良好な釣り場として人気が高く、磯釣りのポイントが多い。日向岬には岩場を散策できる遊歩道が整備されている。
美々津漁港から続く海岸で、沖には「七ツバエ」と呼ばれる七つの島が浮かんでいる。神武天皇はここから兵をまとめて筑紫に向かったといわれている。江戸時代に入ると商業港として重要視され、藩主秋月氏もこの港を参勤交代に利用していた。