古くは、熊襲塚とも呼ばれ、丘の上に四天王の石像4体と3基の五重石塔が重なっている隼人塚(国指定特別史跡)。大和朝廷に反抗し、殺されたクマソ・隼人の霊を慰めるために建てられたなどの説がある。史跡館では、パネル等で判り安く学ぶことができる。
蒲生八幡神社境内にそびえ立つ日本一の大クスは、樹齢約1500年、根回り33.57m、目通り幹囲24.22m、高さ30mもある。大地にどっしりと根を張る強力さ、四方に広がる見事な枝ぶりは日本一の名にふさわしい巨木。
●京町温泉、えびの温泉が近場にある。
霧島の地麓に広がる盆地の中のこじんまりした温泉で、個性豊かな風呂が多い。川内川の屋形船が有名。近くの大口神社は「焼酎」の文字が残る棟札で知られる。焼酎どころでもある。
●鹿児島市には280ヶ所の泉源がある。湯煙りこそ目にも見えないが、泉都鹿児島だ。
錦江湾の対岸の桜島にも桜島温泉、古くから古里温泉として知られた。
黒牛、鹿児島の黒牛は、昔から薩摩の地で飼われていた在来種をもとにした黒毛和種と呼ばれる品種である。最近品質の良さから鹿児島黒牛ブランドが全国に知られるようになった。特徴はサシ(霜降りの状態)で、牛特有の滋味、柔らかさ、香りの三拍子揃った、温暖な気候と豊富な牧草が育てた逸品である。