市の北西に平野の出入口を塞ぐように木立に覆われた丘が続きます。東アジア諸国に対する国防と大宰府の関所という二つの機能を果たしていた「水城」。これは664年に、唐と新羅の攻撃に備えて、福岡平野が狭まるこの地に大野城や基肄城(きいじょう)と合わせて築かれました。丘と見違えるのは、人の手で積み上げた大提(土塁)で、その規模は全長1.2km、基底部の幅80m、高さ10mに及びます。現在は埋まっていますが、外側(海側)には名のとおり幅60m、深さ4mの堀を掘って水を蓄えていました。
現在は特別史跡として整備されている水城跡。東門跡周辺には、土塁をはじめ、門の礎石、木樋の取水口跡が残っています。また高台に上れば、西門へと続く水城全体の風景が見渡せます。ほんの一部ではありますが、それでもすごい迫力です!
水城跡の情報を知ることができる施設「水城館」も隣接しています。西門跡周辺には土塁断面ひろばや水城ゆめ広場があるので、水城跡をゆっくり巡ってみるのもおすすめです。
2016年に発掘された前畑遺跡(筑紫野市)をはじめ、小水城(大野城市・春日市)を含めた大宰府を囲む古代の防衛ラインについても、今注目が集まっています。
種別:国指定特別史跡
築 : 664年
※バリアフリー
盲導犬同伴可能
所在地 | 〒818-0100 福岡県太宰府市国分二丁目17-10 |
---|---|
お問合せ先 | Tel:092-555-8455 水城館 |
エリア |
福岡
福岡・宗像・糸島 |
ジャンル |
歴史・遺跡
|
駐車場 | あり |
アクセス | 西鉄「都府楼前駅」から徒歩約20分 市営バスまほろば号「水城跡」から徒歩約2分 |
提供元 | クロスロードふくおか |
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