龍馬の人気は衰えない。どうしてだろう。この旅を通じて、龍馬の人気のヒミツも判ってくるかも知れない。行動派の彼は旅をしている。というより、動き廻っている。目的は、人と会い、討幕と日本近代化や軍艦を買うための話し合いが目的だった。
龍馬と九州の関連に焦点をあてて旅しよう。
日本近代史に大きな足跡を刻んだ坂本龍馬、龍馬に大きく関わった薩摩の西郷隆盛、その縁で龍馬の新婚旅行も出来た。
日本近代史の窓口として重要な役割を担った長崎。
「長崎は、わしの希望じゃ」亀山社中跡にある龍馬の碑にはそう刻まれている。
ところで、龍馬と西郷との交わりは親密だ。隆盛は京から鹿児島へ帰る時、薩摩の軍艦・胡蝶丸に龍馬を同乗させたと伝わる。鹿児島では西郷宅にも寄宿したという(古川薫氏解説坂本龍馬)。おそらくこの時の旅の期間に、じっくりと薩長同盟の下ごしらえが出来たものと思われる。龍馬は長崎へ行き、日本最初の商社・亀山社中を創立。(後の海援隊)討幕の引き金となった薩長同盟の成立に深く関わる。いま、長崎は「亀山社中ば活かす会」が市民パワーで結成され、ゆかりの碑を建て、「龍馬通り」も出来て、案内人が同行してくれる。
小楠が隠棲していた熊本の「四時軒」では、龍馬が訪れた部屋もそのまま残っている。熊本の次は、霧島へ。龍馬と共に遊ぼう。「新婚旅行」を終えた龍馬は鹿児島で暫く滞在し、慶応2年(1866)6月1日、船で長崎へ向った。
鹿児島市与次郎ヶ浜には「坂本龍馬新婚の旅碑」が建っている。
長崎空港~(60分・バス)長崎駅
長崎~(30分・西九州新幹線+70分・JR)熊本~(210分・JR)高原~(50分・タクシー)霧島温泉
霧島温泉~(20分・タクシー)龍馬とお龍の像~(20分・タクシー)鹿児島空港~(20分・バス+40分・JR)鹿児島中央駅