筑豊地方の石炭で財をなした松本健次郎の住宅と迎賓館。敷地内に洋館と書院造りの建物、そして付属室があり、北九州の往時の繁栄を象徴する代表的な建物だ。辰野金吾と片岡安の共同設計。(春・秋の一定期間のみ一般公開)
唐津出身の辰野金吾の弟子、田中実が設計し明治45年に完成した旧唐津銀行本店。イギリスの建築様式を日本化した、いわゆる「辰野式」と呼ばれるレトロな建造物は、現在、唐津市観光協会が使用している。
明治時代に炭坑事業で財をなした高取伊好が建てたこの住宅は、4つの棟からなり、数寄屋風座敷に、西洋風応接間、それに茶室や能舞台までもが組み込まれた和洋折衷建築だ。
(但し、辰野金吾の設計ではありません)
夢の世界へ誘うような楼門は武雄のシンボル。「一に温泉、二に楼門」といわれる。
まさしく龍宮の入口。一歩中へ入ると時の経つのも忘れてしまうということが。これも辰野金吾の作品。
※印は辰野金吾ゆかりの建物です。
武雄温泉も、嬉野温泉も江戸時代以前からの開場の温泉として九州の古湯として選ばれている。
武雄温泉は、神功皇后が三韓征伐の帰りに入湯されたという。秀吉も、武蔵もシーボルトも入った。その「殿様湯」が残っている。
●土地の人が食べるものに、オキュウト、アブッテカモ(スズメダイ)、ガメ煮があるが、代表格は「水炊き」。365日水炊きを食べている土地っ子が山笠祭りのときに紹介されていた。格式ある老舗から庶民の店まで、水炊き専門店も多い。スープが旨い。
玄界灘(タイ、イセエビ、カニ、コノシロ‥‥)がある。内海の有明海(ムツゴロウ、ワラスボ、アゲマキ‥‥)がある。クリークが多い。(コイ、フナ、ヒシの実)近場で捕れた魚にもそれぞれ特長の味が宿る。
こうしてみると佐賀の味どころのメッカ、お好みが食べられる。
●佐賀地方は佐賀牛が旨い。